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インビザラインをはじめたらお口が匂う!?予防や対策を紹介
こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。
インビザラインの装着による口臭トラブルを予防するためには、お口の中で細菌を増殖させないことが最も大切です。お子様が自分で気がついてケアをするのは難しいので、親御さんがしっかりケアしてあげましょう。
今回は、インビザライン治療中の口臭について、対策や予防方法をご紹介します。
マウスピースのケアはどうすればいい?
食事をするときはマウスピースを外す
インビザラインを装着したまま食事をすると、歯とマウスピースのあいだに食べカスが詰まって、細菌が増殖してしまいます。また食べ物を噛み砕くことによって、薄いプラスチック素材のマウスピースが傷ついてしまい、その溝に細菌が溜まってしまいます。
食後は歯みがきをして、お口の中の汚れを落としてからマウスピースを装着しましょう。お子様の場合、給食の後など歯磨きする時間が取れない場合もあるかと思います。そういった場合は、しっかりとブクブクうがいをしてからマウスピースを装着しましょう。そのまま装着してしまうと、マウスピースの内側に食べカスを密着させて数時間過ごすことになり、口臭や虫歯のリスクが高まってしまいます。
飲み物も水以外を飲むときは面倒でもマウスピースを外しましょう。特に、ジュースなど糖分を含む飲み物は、インビザラインに付いてしまうと細菌の餌になってしまいます。
取り外すたびにマウスピースを洗浄する
インビザラインの装着時間は、1日合計20時間以上です。取り外すたびに洗っておかないと、長時間マウスピースに細菌や食べカスが付いたままになってしまいます。せっかく歯磨きでお口の中を清潔にしても、マウスピースが清潔でなかったら意味がありません。簡単に指で擦りながら水洗いだけでよいので、出先でも必ず汚れを洗い流してから装着しましょう。出先でのマウスピースの管理はお子様に任せることになるので、前向きに頑張れるように親御さんからしっかり説明してあげてください。
マウスピース専用の洗浄剤を使う
マウスピースを洗浄するときは、やわらかめの歯ブラシを使い、手首を小刻みに動かして優しい力加減でこすってください。それでもインビザラインの匂いがとれない時は、専用の洗浄剤を使ってみましょう。使用頻度の目安は、週に1回です。マウスピースを磨く曜日を決めておくと、使い忘れを防げます。
歯磨き粉を使うのはNGです。研磨剤が入っているので、マウスピースが傷ついてしまいます。また、入れ歯用の洗浄剤も用途が違うので、使用しないようにしましょう。
お口のケアはどうすればいい?
正しい方法で歯磨きをする
子供の歯磨きは、強いすぎる力をかけてしまったり、同じ箇所ばかり磨いてしまったりしがちです。親御さんが仕上げ磨きをして、磨き残しがないようにケアしてあげましょう。子供の手では奥歯まで届きづらいので、特に重点的に磨いてあげてください。
当院では正しい歯磨きの仕方を学んでいただくブラッシング指導を行なっています。気になる方はぜひ当院までお問い合わせください。正しい歯ブラシの仕方は、一度学んだら一生使える技術です。
デンタルフロスを使用する
正しい方法で歯磨きをしても、歯と歯の隙間に入った汚れは歯ブラシでは届きません。歯ブラシでは、歯垢の約6割しか落とせないと言われています。デンタルフロスも併用しましょう。
ドラッグストアなどでSやMなどサイズ別に販売されているものもあります。お子様にどのサイズを購入すればいいかわからない場合は、歯科医院で相談してみましょう。
歯科医院でクリーニングを受ける
歯科医院でのクリーニングは、セルフケアでは落としきれなかった汚れや歯石も綺麗に取り除けるので、口臭が予防できます。クリーニングの頻度は、3〜6か月に1回程度がお勧めです。歯科検診も併せて行うと、虫歯があった場合も早期に発見して軽い治療で済ませることができます。
唾液の分泌を促す
唾液にはお口の臭いの元になる食べカスや歯垢を洗い流す作用がありますが、マウスピースを装着している時は、その効果を発揮できません。マウスピースをつけているときは装置の内側には唾液がほとんど流れないからです。装置を外している時に唾液の分泌を促してあげると、口臭予防、さらに虫歯や歯肉炎の予防に繋がります。
唾液の分泌を促すには、ガムを噛んだり、唾液腺をマッサージをするのがおすすめです。また、身体がリラックスした状態だと、唾液の分泌量が増えます。マウスピースを装着することでお子様がストレスを溜めないように、親御さんが気にかけてあげてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。インビザラインの治療中は、マウスピースとお口の中を清潔に保つことで、口臭トラブルを防ぐことが出来ます。
お子様の矯正治療を検討している方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。