多くの人は、歯医者を「痛みが出てから行くところ」とイメージされているのではないでしょうか。しかし、歯科医療が進んでいるアメリカでは、歯医者は「治療する必要のないように予防するところ」と考えられています。

痛みが出てから治療を行えば、治療時の痛みは必然的に大きくなります。また、治療期間も長引くなどして、結果的に患者様の負担は大きくなってしまうでしょう。

生涯を通じて自分の歯を使い、年を重ねても食事や会話を楽しむためにも、症状が出る前にメンテナンスを行うことでお口の健康を維持することが大切です。そのため、当院では予防を常に視野に入れた診療を行い、患者様の歯を末永く守るサポートいたします。

プロフェッショナルケアとホームケア

当院では患者様の口内環境を清潔に整えるため、歯科衛生士が患者様のお口の中を専用の機械とペーストを使用して清掃する「お口のクリーニング(PMTC)」をご提供しています。

PMTCを行うことで、普段のブラッシングでは汚れの落としきれない奥歯や歯の裏側、また歯と歯の隙間などを綺麗にし、虫歯や歯周病を未然に防ぎます。また、ご希望の患者様にはエアフローと呼ばれる機材を使用し、微細なアミノ酸粒子を歯の表面に吹き付けることで、タバコやコーヒー・紅茶などによる着色汚れを落としていきます。

このように、PMTCでは歯の着色(黄ばみ)を落とす効果に加えて、口臭への予防効果にも優れているため、多くの患者様よりご好評をいただいている人気の診療メニューになっています。

>PMTCの流れを詳しく見る

フッ素吸収率50%UP!フッ素イオン導入器(パイオキュアー)

フッ素イオン導入器(パイオキュアー)を使用して、通常歯には取り込まれにくいフッ素をイオン化することでより深くまで浸透します。 虫歯予防のほか知 覚過敏感染治療など幅広く活用できます。
通常のフッ素を塗り込むだけの方法よりも約50%多くのフッ素を取り込むことができます。

自宅で行うホームケア

歯科医院での歯のメンテナンスを「プロフェッショナルケア」と呼ぶ一方で、患者様自身がご自宅で行う予防管理のことを「ホームケア(またはセルフケア)」と呼びます。

歯を虫歯や歯周病から守るもっとも基本的な方法に『プラークコントロール』があります。プラークコントロールとは、適切なブラッシングを継続的に行うことで口内の細菌量をコントロールし、お口の中を清潔に保つ予防管理を意味しています。
継続して正しいブラッシング方法を行えば、即効性はなくとも、長期的には必ず歯を長持ちさせることに繋がります。口腔衛生のプロである歯科衛生士のアドバイスをしっかりと実践して、お口の健康を守っていきましょう。

正しいブラッシングのポイント

歯ブラシの毛先を磨くポイントにしっかりとあてます。

あまり力を入れすぎず、軽く磨きましょう。

歯ブラシは小刻みに動かします。

1ヶ所あたり10回~20回程度磨くことでキレイになっていきます。

良好な口内環境を維持するため、3~6ヵ月に1度は定期検診を受診しましょう

ここまでご紹介したとおり、生涯を通じて健康な歯を維持するためにも、歯科医院とご自宅両方での予防管理が重要になってきます。特に、治療後の患者様は良好な口内環境を保つためにも、3~6ヵ月の間隔で定期検診を受診されることをオススメしています。

歯科医院と患者様とで協力して、自分の歯を長く使っていくためにも予防に取り組んでいきましょう。