直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科はらいふ歯科クリニック

ガムピーリング(歯肉漂白)

ガムピーリング

ガムピーリングとは、歯茎が紫外線やタバコの影響で黒ずんだ状態を、元々の健康的な色調に戻すための治療法です。

この治療では、フェノール(一種の漂白剤)とアルコール(中和剤)を交互に歯茎に塗ります。
おおよそ1回の治療で5~10分で終了します。

歯茎の変色が起こる主な要因は表面に存在するメラニン色素です。
そのため、治療を受けた直後に歯茎が明るいピンク色に変わるわけではありません。

実際には、薬剤を塗布した後、約2~3日の経過を経て、メラニン色素を含む歯肉の表層が自然に剥がれ落ちます。
その後、1~2週間で新たな表層が再生し、美しい歯肉が現れます。
効果の持続期間は個人差がありますが、一般的には約2年で再び黒ずみが出てくることがあります。
黒ずみの程度や、どの程度明るいピンク色に戻るかは個人差があります。
そのため、何回か治療を受ける必要がある場合もありますが、通常は1~2回の治療で効果が現れることが多いです。

ガムピーリングが
おすすめの方

  • 歯茎の黒ずみが悩みの方
  • タバコの煙による歯茎の変色が目立つ方
  • 話す時や笑う時に歯茎が目立つ方
  • ガミースマイルで歯茎が紫外線の影響を受けやすい方
  • 結婚式や就職試験など大事なイベントを控えている方
  • 口元を明るく美しくしたい方

歯茎が黒ずむ原因

歯茎の黒ずみは、喫煙や口呼吸といった生活習慣の他、歯科治療による金属アレルギーが原因となることもあります。

喫煙

喫煙は歯だけでなく歯茎にも着色を引き起こします。 喫煙者の歯茎は歯と歯茎の境目にある境縁歯肉が肥厚し、歯茎にメラニン色素が蓄積して赤黒く変色します。 ガムピーリングはこのような喫煙による歯茎の変色に効果的です。

紫外線

顔だけでなく歯茎も紫外線の影響を受けることがあります。 肌のシミと同じく、紫外線によるメラニン色素の蓄積が歯茎にも起こります。 ガミースマイルのように歯茎が外気に触れやすい方は紫外線対策が特に重要です。 日焼けが原因の歯茎の変色にもガムピーリングは適しています。

口呼吸

歯並びの問題で口を閉じるのが難しい方は、口呼吸の傾向があります。 口呼吸をする方は、呼吸線と呼ばれる色の境界が歯茎に現れ目立ちやすくなります。 口呼吸が原因の歯茎の変色にガムピーリングは効果的ですが、同時に口呼吸の習慣を意識して改善することが重要です。

歯周病

歯周病の場合、歯茎に炎症が起こっているため、赤く腫れ、出血しやすくなります。 このような状況では、歯茎の色合いを改善するために、まず歯周病の治療を行って炎症を抑制することが重要です。

ガムピーリングの
メリット

ガムピーリングは、歯茎のメラニン色素沈着を緩和し、美しい本来の歯茎の色を取り戻す治療法です。
そのメリット解説します。

痛みがほぼ無い

痛みは最小限に抑えられ、歯茎に塗布する薬剤は刺激があるものの、表面麻酔によって痛みは適切にコントロールされます。 手術後は数日間ヒリヒリする感覚が残ることがありますが、通常は痛み止めを使わずに改善できます。

1~2週間で効果を実感

効果は速やかで、ガムピーリング後約1~2週間で実感します。 歯茎の色調改善にはレーザー照射や外科的な処置もありますが、多くの症例ではガムピーリングで一度の治療で十分な効果が得られることが多いです。

回復も早い

歯茎は皮膚よりもターンオーバー(古い上皮が新しい上皮に置き換わる)が速いため、ガムピーリングによる薬剤でターンオーバーを促し、歯茎の色調が改善されます。

高い安全性

安全性も高く、歯茎の色調改善には多くの実績がある治療法です。 歯科医師は安全に十分配慮し、効果的に薬剤を塗布します。

ガムピーリングの
デメリット

ガムピーリングが適していない場合もあります。
歯茎の着色の原因を理解し、適切な治療を選択することが大切です。

少しヒリヒリする

施術中や施術後に、薬剤の影響でヒリヒリとした違和感が生じることがあります。 施術中は表面麻酔により痛みはコントロールできますが、術後数日間は違和感が続くことがあります。 ただし、多くの場合、鎮痛薬を使わずに違和感は消えていきます。

アレルギーがある場合は不可

ガムピーリングで使用する薬剤には、フェノールやエタノールが含まれています。 これらの薬品が含まれる消毒剤で皮膚が赤くなった経験がある場合や、アレルギーがある場合は、施術ができないことがあります。

歯肉退職がまれに起こる

着色がある歯茎に薬剤を塗布する際、歯茎が少ない部分に薬剤が作用すると、歯肉退縮が起こることがあります。

ガムピーリングの
流れ

ガムピーリングは、歯科医師が安全に十分配慮した状況で歯茎を明示し、薬剤を塗布します。
約15分かけて、着色部分に薬剤を十分に作用させます。

専用薬剤の塗布専用薬剤の塗布
専用の薬剤を着色した歯茎に塗布していきます。 表面麻酔を行い、薬剤による刺激を和らげます。 軽いヒリヒリ感やチクチクとした違和感があることがあります。
約2週間後約2週間後
施術後約2週間で、着色した歯茎が剥がれ、きれいなピンク色の歯茎がでてきます。 ガムピーリングによる効果は1回の施術で十分な効果が期待できますが、満足行く色ではない場合は再施術が有効です。
施術2回目施術2回目
前回の施術で除去が不十分だった着色の濃い歯茎に薬剤を塗布します。
ピンク色のみずみずしい歯茎の状態へピンク色のみずみずしい歯茎の状態へ
施術後2週間程度で、着色した歯茎が剥がれて歯茎が新生します。 美しく健康的なピンク色の歯茎を維持するためには、タバコや口呼吸といったことに注意しましょう。 再度、着色が気になるようになったら、再施術が可能です。

ガムピーリングは、歯茎の色調を改善するための効果的な治療法ですが、適切なケースで適切な方法で行われることが重要です。
ご自身に適した治療法を選択しましょう。
また、施術後は、喫煙や口呼吸、日焼けなどの習慣に注意し、美しく健康的な歯茎を維持することが大切です。

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