なぜ起こる?
口臭の原因とは
口臭は主に、次の3つの原因によって引き起こされます。
- ① 起床直後や緊張時の唾液の減少など、一時的な原因によって発生するもの
- ② 虫歯や歯周病など、口内の異常によって発生するもの
- ③ 呼吸器や消化器官の異常など、身体の病気が原因で発生するもの
1などの一時的な原因によって引き起こされる口臭は、普段の生活習慣やブラッシング方法を見直すことで、いつでも改善することが可能です。
ただし、口内の異常が2や3の場合には、しっかりとした検査を行い、原因を特定したうえで適切な治療を行っていかなければなりません。
口臭の原因と病態を測定する「口腔内検査」
当院では口臭にお悩みの患者様に対して、口腔内検査を実施しています。
口腔内検査では、口臭の原因が虫歯なのか、もしくは歯周病なのかを特定するため、唾液や舌の検査、レントゲンや口臭測定器などを使った検査を行い、様々な角度から口臭の原因を分析します。
人によっては、口腔粘膜病や舌病などの口腔疾患が口臭の原因となっている場合もあります。
そういった原因も、検査により明らかにしていきます。
口臭測定器
当院では口臭を客観的に測定し、排除するために口臭測定器を導入しています。
口臭測定器は、臭気をさまざまな角度から分析し、口臭の根本原因を突き止めます。
呼気(アンモニアなど)、口腔、鼻腔などの生体ガスを高感度で測定し解析します。
口腔内の細菌数が最大になった状態を再現させ測定するため、口腔内嫌気性菌の活動レベルや潜在的な口臭レベルを推定できます。
また、口臭の原因となる口腔内清浄度の指標にもなります。
唾液自体の臭気を測定することも可能です。
口臭の原因を数値化し、細かく分析することで、効果的な治療へと繋がります。
これらの検査結果を元に問診を行います。
口臭の原因を正確に診断し、患者さんに最適な治療法を提案する役割を担っています。
口臭消臭効果抜群!
魔法の除菌水
ポイックウォーター
口の中には多くの細菌が存在し、善玉菌・悪玉菌・日和見菌といった種類があります。
口の中の菌のバランスを変えるためには、相当な努力が必要です。
そこで、ポイックウォーターが最も効果的です。
ポイックウォーターは、超純水と純度99.9%の塩を電気分解して作られる、薬品を一切使用しない安全で安心な除菌水です。
ポイックウォーターは、洗浄と除菌の2つの機能を兼ね備えています。
アルカリ性であり、タンパク質除去効果があるため、歯が滑らかになり、ねばねばした汚れも簡単に除去できます。
口の中の出血も減少します。
口の中に問題が多い方(細菌が多い方)は、ポイックウォーターでうがいをすると消毒されたプールのような臭いがしますが、口の中の菌が減少すると、臭いがなくなります。
これは、口の中の細菌のバランスが変化した証拠です。
ポイックウォーターは、口臭の原因や虫歯菌・歯周病菌だけでなく、カビ・ウイルス・インフルエンザ・大腸菌・ノロウイルス・HIV・B型およびC型肝炎ウイルスなどにも効果がある魔法の除菌水です。
ポイックウォーターを口臭対策としてぜひお試しください。
口臭治療の
内容について
虫歯の場合
虫歯は、お口の中の虫歯菌(ミュータンス菌)が歯垢を生成し、その歯垢がさらに口内の糖分を吸収することで酸を生み出して歯を溶かしてしまう病気です。 歯垢が蓄積すると、虫歯になるだけでなく、口臭の原因となります。
治療法
進行した虫歯は、虫歯となっている部分を最小限削り、プラスチックや金属・セラミックなどの素材でできた補綴物を装着して治療します。 ただし、補綴物を装着する際には、内側に細菌が残っていると、細菌が中で繁殖して口臭を引き起こすため、慎重に処置を行います。 虫歯治療の詳しい流れについては『一般歯科』をご覧ください。
歯周病の場合
歯周病が口臭の原因となっている場合、虫歯と同じく、口内に蓄積された歯垢が臭いの元となっている場合がほとんどです。 歯周病とは、歯垢(プラーク)の蓄積により、気付かないうちに歯茎や歯槽骨といった歯周組織が溶けてされていく病気です。 歯垢は48時間が経過すると歯石へと変化し、歯石の周囲は歯垢の付着しやすい溜まり場となります。
治療法
徹底的なお口のクリーニング(PMTC)を行い、専用のペーストとスケーラーと呼ばれるフック状の器具を用いて、歯にこびり付いた歯垢や歯石をキレイに取り除きます。 これにより、歯ブラシの届きにくい部分の歯垢もきれいに取り去ることができ、口臭を軽減します。 歯肉溝(歯周ポケット)の奥深くに歯石が付着している場合は、切開手術によって歯石を取り除くことで臭いの元から取り去ります。 歯周病の詳しい治療法については『歯周病治療』をご覧ください。
口臭治療の
流れ
初回は検査を含むため、およそ2時間30分の診療時間を見ていただきます。 診療内容は以下の通りです。
乳歯は生後6ヶ月くらいから生え始めます。
やわらかく虫歯になりやすい傾向にある乳歯が生え始めると、歯みがきなどのお口のケアが必要になります。授乳したまま寝かせないことも注意点の1つです。
- ご予約
- まずはお電話(0949-29-3177)もしくはWEB予約にて、ご予約をお取りください。当院は予約優先制となっているため、ご来院の際は必ずご予約のうえ、お越しいただきますようにご協力をお願いします。
- 問診
- ご来院いただきましたら、普段の生活習慣やお口のお悩みについて問診票へご記入ください。現在のお口の状態や、どんな時に口臭が気になるかなども詳しくご記入いただけると、診療に役立てることができます。
- 検査
- 口腔内診査(レントゲン検査、口臭測定器検査、唾液の検査、舌の検査など)を行います。
- 診断
- 検査によって得た結果を分析し、口臭の原因を突き止めます。
- 治療
- 患者様の症状に応じて、適切な口臭治療を提供することで口内環境を健全な状態へと改善していきます。同時に、口臭を抑えるための適切な生活習慣についてもご指導いたします。
- 再診(2回目以降)
- 再度、口臭測定器による検査を行い、初診時の検査結果と比較することで、口臭が改善されているかを判断します。診療時間の目安は1時間~1時間30分です。
口臭ケアの
基本は歯磨き!
様々な口臭対策がありますが、とはいえ口臭ケアの基本は歯磨きです。
口臭の約90%は口腔内の問題に起因し、毎日歯磨き粉を使用することが最もシンプルで効果的な予防策です。
口臭予防のための歯磨きには、3つの主要な目的が存在します
食べ物の残りかすを除去する
生ゴミを部屋に放置すると悪臭が漂うように、口の中に食べ物の残りかすがあると口臭が発生します。 歯磨きは、臭いの原因となる食べ物の残りかすを取り除くことで、口臭を抑制する効果があります。
口臭を引き起こす口腔内の細菌を最小限にする
口臭の主な原因はバクテリアが分解する過程で発生する腐敗臭です。 口腔内に生息する嫌気性細菌は、唾液や血液に含まれるアミノ酸を分解し、揮発性硫黄化合物(VSC)という強烈な臭いを放つガスを生成します。 これらの細菌が住んでいる「歯垢」は、歯磨きで大部分が除去できるため、口臭予防の役割が大きいのです。
虫歯や歯周病による病的な口臭の予防
口臭は大きく分けて、「生理的なもの」で誰にでもあるものと、「病的なもの」で体に病的な原因があるものの2種類が存在します。 生理的な口臭はそれほど強くなく、自分でコントロールすることができますが、病的な口臭は根本的な状態が改善されない限り、強烈な悪臭を放ち続けて他人を不快にさせてしまいます。 病的な口臭の多くは虫歯や歯周病が原因であり、これらの疾患を予防するための歯磨きは、病的な口臭の予防にもつながります。