直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科はらいふ歯科クリニック

インプラント治療

インプラント治療

歯を失ってしまったとき、歯の機能を回復する方法として「入れ歯治療」や「ブリッジ治療」のほかに、インプラント治療と呼ばれる治療法があります。

インプラント治療では、歯を失った部分に人工の歯根(生態親和性の高いチタン素材)を埋め込み、その上に人工歯を固定します。

インプラント治療は入れ歯やブリッジ治療とは異なり、顎の骨に歯根を直接埋め込むため、入れ歯のようにズレたり浮いたりすることはなく、自分の歯のように快適に噛むことのできるメリットもあります。
歯が1本ない場合から全てない場合まで幅広い症例に適用することができ、若い方では20歳から、ご高齢の方でも70歳まで治療を受けていただくことができます。

インプラント治療には、
歯科用CTの撮影が必須です

インプラント治療には、歯科用CTの撮影が必須です

当院では、インプラント治療を行う際には必ず、歯科用CT診断装置を利用した画像診断を実施しています。
インプラント治療とは、骨の中に金属を埋め込む手術であり、骨に穴をあけ、そこに歯を立てる過程を経るため、手術を担当する歯科医師は患者様の骨の形状や厚みを十分に把握しておくことが求められます。

手術を行って初めて骨の表面が見えるわけですが、目視だけでは限界があるのです。

しかし、歯科用CTを活用することにより、患者様の骨の状態を立体的な3次元で確認することが可能になります。

CTによる検査と治療計画の重要性

インプラント治療

当院では撮影したCT画像を基にインプラント埋入シミュレーションを行うことができます。
インプラント手術を実施するにあたっては、骨の厚みが何ミリあるかや、太い血管や神経との位置関係を正確に把握し、インプラントが可能かどうかを正しく判断する必要があります。

このシミュレーターを用いて、細かい治療計画を立てることで、インプラント治療の適否だけでなく、精密な診断により成功率を向上させる支援もできます。

さらに、この治療計画のレポートを活用し、カウンセリングを行うことで、患者様にも「どのような治療が行われるのか」「どこにインプラントが埋入されるのか」を理解していただくことができます。

インプラント治療は、単に埋め込むだけで十分なものではありません。
適切な咬み合わせを考慮し、他の歯と支え合う新しい第三の永久歯を長期間維持するためには、埋め込む場所や被せる歯の素材・形状に至るまで、CT・写真・レントゲン・模型など様々な資料を駆使して、患者様一人ひとりに合わせた治療計画を作成する必要があります。

歯科用CTの効果

術前計画にCTを活用することで、インプラント埋入の正確性が向上し、さらにそのCT画像から作成されるイメージガイドシステムを使ってフラップレスインプラント手術を行うことで、痛みの強さと持続期間が軽減されるという研究結果が報告されています。

つまり、CTを使用することで手術の成功率を高めるだけでなく、治療中や治療後の痛みの軽減にも寄与するということです。

また、これらのツールを利用することで、インプラントがどのような場所にどのように埋入されるのか、患者様の理解を深める手段にもなります。

いくつかの歯科医院では歯科用CTを設置していない場合もありますが、これは非常にリスクが高い治療であると考えられます。

インプラントの
基本構造とは?

インプラントの基本構造とは?

インプラントは3つのパーツに分かれています。
左図のように、骨の中に埋め込む部分をインプラント体(フィクチャー)、土台の部分をアバットメント、かぶせ物を上部構造(差し歯)と呼びます。

アバットメントとインプラント体(フィクスチャー)が別々のインプラントを2ピースインプラントと呼び、アバットメントとフィクスチャーが一体となったインプラントを1ピースインプラントと呼びます。

らいふ歯科クリニックではどちらのインプラントにも対応しております。

インプラント
治療手順

歯科用CT撮影歯科用CT撮影
当クリニックでCT撮影し、解析をします
シュミレーションソフト(LANDmarker)によるオペシュミレーションシュミレーションソフト
シュミレーションソフト(LANDmarker)によるオペシュミレーション
口腔内の除菌処置口腔内の除菌処置
殺菌水による歯石除去を含む清掃を徹底的に行います。
インプラント埋入手術インプラント埋入手術
生体情報モニターや笑気吸入鎮静法を併用することも出来ます。 日帰り手術になります。
①ドリリング
②フィクスチャー埋入
③2次オペ
④アバットメント装着
⑤治療終了

特殊なインプラント手術を
行う場合の手段

次に、特殊な難易度の高いインプラント手術で、上顎の骨が不足している場合の手術方法をご説明します。
上顎の奥歯には左右ともに上顎洞という空洞が必ずあります。歯を喪失してからの期間が長すぎたり、歯周病による骨の喪失が著しいなどの理由によりインプラントを埋入する骨の深さが不足している 場合があります。

①ソケットリフト法
①ソケットリフト法

比較的、骨の不足分が少ない症例に行う方法です。 インプラントを埋入するときに、骨の不足分を人工骨を入れるこ とにより、上顎洞の粘膜を持ち上げ、かさ増しすることによりインプラントを埋入する骨の深さを補い、インプラントを埋入す る方法です。術後の痛みや腫れなどはあまり出ません。

②サイナスリフト法
②サイナスリフト法

比較的、骨の不足分が多い症例に行う方法です。 ソケットリフトはインプラント埋入時に行いますが、サイナス リフトは、インプラント埋入前に単独での手術が必要となります。

③ソケットプリザベーション
③ソケットプリザベーション

抜歯した後は、骨がへこんだ状態になります。そのままにしておくと、骨がガタガタになってしまい、後でインプラント手術をしにくくなります。 インプラント手術と抜歯を同時に行わない場合には、ソケットプリザベーションといわれる人工骨を抜歯した後に補填する処置を行います。

④超音波骨削器を用いたインプラント治療

近年、骨にドリルを使わないインプラント治療が、医療安全を重視する考え方から増えてきています。
従来は、インプラントを埋入するためのスペースをドリルで削り、骨の不足している部分は造骨(GBR)する方法が主流でした。
超音波骨削器は、ドリルを一切使わないため、ドリルによる神経損傷や骨の穿孔による動脈・神経損傷が非常に起こりにくいことが大きなメリットです。
骨を削らないため、日本人に多い狭窄した(薄い)骨にも対応できます。
今後は、この方法と従来の方法を組み合わせて、より安全で患者様が負担の少ない手術を提供していくことを目指しています。

インプラント
Q&A

Qインプラントの治療費はどのくらいですか?
Aインプラント治療1本35万円(白いかぶせ物)になります。らいふ歯科クリニックでは、症例やご希望によりインプラントを使い分けております。
見た目などを気になれない方は、インプラント1本25万円(銀歯)で、インプラント治療を受けていただけます。
インプラント治療の難易度や骨不足の有無、仮歯の有無などにより治療費は増加していきます。
Qインプラントの治療期間はどのくらいですか?
A目安として下の歯で3カ月、上の歯で5~6か月くらいかかります。上の歯で骨を増加させれ必要がある症例では、さらに治療期間が延びることがあります。
Qインプラント治療の保証はありますか?
A当クリニックの指定する定期検診を受けていただくことを前提として、インプラントの種類や治療難易度により5年保証もしくは10年保証を設けております。
かぶせ物はすべて5年保証となります。
定期検診を受けていただけない患者さんは保証対象外となりますのでご了承ください。
Qインプラントの利点は?
A・入れ歯のような不快感や煩わしさがない
・隣の歯を削らないので、歯が長持ちする
・見た目の噛む力も自然に近く、食事を十分に楽しめる
・骨が痩せにくく、お顔にシワができにくい
・噛む刺激により、老化を防止し長生きにつながる
・噛む刺激により、血流がよくなり、痴呆になりにくい など
Qインプラントの欠点は?
A・インプラント埋入手術が必要である
らいふ歯科クリニックではできる限り痛みの少ないインプラント治療を心がけております。
笑気吸入鎮静法を併用することにより、痛みを感じにくくなります。
・健康保険が効かない
インプラント治療は健康保険対象外となりますので、保険治療と比較すると当然お金がかかります。
しかし、長期的なメリットを考えるとインプラント治療が決して高いとは言えません。
例えば、1本33万円で10年間噛めた場合は、32万円×1.08÷10年÷12カ月÷30日=96円/1日定期検診に来ていただき、長持ちさせれば、よりコストパフォーマンスは高くなります。
・治療期間が長い
ほかに治療する部位があれば、インプラント治療と虫歯治療を並行して行いますので、最終的な治療終了時期にあまり差が出ません。
Qインプラントは一生もちますか?
Aインプラントが一生もつとは簡単には言えません。
しっかりと骨のある場合で定期検診に来ていただければ一生持つ可能性がかなり高まりますが、元々の状態にはかなり個人差がありますのでできる限り長持ちできるように頑張っていきましょう。
Q手術は日帰りですか?
A部分麻酔での手術となりますので、当日帰宅となります。
全身麻酔での治療を希望される場合などでは大学病院を紹介いたします。
Qインプラント手術は痛くないですか?
Aインプラント手術中は麻酔が効いていますので痛みはありません。
術後は鎮痛薬でコントロールできる程度の痛みが出る場合がありますが、ほとんどの方は、1~2日で痛みも消えているようです。
Q手術時間はどのくらいですか?
A1本のインプラント手術であれば麻酔を始めてから1時間以内に終わります。
複数本同時に手術する場合や増骨処置が必要な場合には2時間くらいかかる場合があります。
Q他院で「骨がないからインプラントできない」と言われたことがあるんですが・・・
Aインプラント治療は日々進歩しています。
インプラント技術の進歩、インプラント治療器具の進歩などにより、今までは不可能だったことが可能になることもあります。
インプラント治療を希 望される方全員にできるわけではありませんが、らいふ歯科クリニックでは、様々なインプラント治療を行っております。
あきらめずにご相談ください。
Q年齢制限はありますか?
A年齢による上限はありません。
当院では85歳でインプラント治療を受けられた方もおります。
ご高齢の方は基礎疾患をお持ちの方が多いのでかかりつけの内科の先生とご相談する必要はあるかもしれません。
「もうすぐ寿命だから、インプラント治療しても何年も使えない」と言われる方は多いです。
患者さんの意思を尊重した治療を心がけておりますので、無理に治療を勧めることはしておりません。
若い方には年齢制限があります。
基本的には骨の成長が終わってからになりますので、18歳以上が適応とお考えください。
Q歯が1本も残ってない場合でもインプラントは可能ですか?
A可能です。
複数本のインプラントの上に入れ歯を固定する方法や複数本のインプラントの上にかぶせ物をする方法があります。
詳しく審査したうえで治療方法を提案させていただきます。
Q見栄えは大丈夫ですか?
Aインプラントの場合は、見た目には差し歯と同じ状態になります。
したがって、入れ歯と違い金具などは見えませんし、違和感もほぼありません。見た目には全く違和感がありません。
Qインプラント治療に適している人は?
Aご自身の健康に気を配っている方に最適です。
お口の健康は、全身の健康ととても深いつながりがあります。 ・入れ歯が合わない方 ・歯を削りたくない方 ・お肉や硬いものなど何でも食べたい方 など
Q歯周病でも大丈夫ですか?
A重度の歯周病の方にはお勧めできません。
歯周病治療を受けていただき、歯周病がコントロール可能な状態になればインプラント治療が可能になります。
Q高血圧でも大丈夫ですか?
A高血圧だからインプラント治療ができないということはありません。
降圧剤などを服用し血圧がコントロールできている方はインプラント治療が可能になります。
Q糖尿病でも大丈夫ですか?
A軽度であれば、インプラント治療が可能です。
糖尿病が悪化すると、細菌に感染しやすくなり、せっかく入れたインプラントが長持ちしません。糖尿病をコントロールする努力が必要です。
Q骨粗鬆症でも大丈夫ですか?
A骨粗鬆症の治療でどのような治療や薬を服用されているかによりインプラント治療が可能な場合があります。
しかし、ビスフォスフォネート製剤を治療に使われている方にはインプラント治療をお勧めできません。このお薬を使われいる方にインプラント治療や抜歯を行うと骨の代謝が止まってしまい、 骨が溶けるのを防ぐ反面、骨の治癒が起きないためです。
Q喫煙者でも可能ですか?
A可能ですが、喫煙しない方と比較するとインプラントの成功率や生存率は低下します。
これを機に禁煙をお勧めします。
喫煙するとニコチンの作用により、歯ぐきの毛細血管が収縮します。
さらに炎症部分に十分な血液中の抗体や酸素を送れなくなり、抵抗力が低下します。
組織が栄養不足になり、傷の治りを遅らせたり、化膿させたりします。私も禁煙しております。
Q手術当日は食事できますか?
A来院前に軽食などをお摂りになることをお勧めします。
インプラント手術後は出血しやすい状態ですので、痛みがなくても配慮が必要です。
熱いものや刺激の強いものなどは避けられてください。
Qお風呂に入っても大丈夫ですか?
A長風呂に入ったり、お酒を呑んだり、喫煙したりは避けてください。
シャワーは大丈夫ですし、さっと入浴することは可能です。
Qインプラント治療が受けられない人はいますか?
A・重度の全身疾患がある方
・重度の糖尿病、高血圧、歯周病、骨粗鬆症の方
・顎骨がほとんど残ってない方
・妊娠中。授乳中の方
・18歳未満の方 など
Q医療費控除の対象になりますか?
A医療費控除の対象(年間200万円まで)になります。
詳しくは、お住まいの役所税務課にお尋ねください。
高額医療の対象にはなりません(保険外治療のため)。
詳しくは下記をご確認ください。

医療費控除
について

医療費控除は、医療費がたくさんかかった場合に税金が戻ってくる制度で、歯科治療にかかる医療費も、もちろんこの対象になります。
医療費控除は、医療費が戻ってくるのではなく、1年間に支払った医療費の自己負担額の合計が10万円を超えた場合(例外あり)に、払いすぎた所得税が還付される制度です。
歯科治療には、医療費控除の対象となるものと、ならないものがあり、最終的な判断は所轄の税務署が行います。

・医療費控除の対象になる歯科治療費 セラミックや金などの保険外治療 インプラント治療や保険外の入れ歯 かみ合わせと治すための歯並び矯正 治療のための通院費(交通機関を利用した場合)

・医療費控除の対象にならない歯科治療費 一般的に支出される水準を著しく超えると認められる、特殊で高価な材料を使った治療容貌を美しくするための歯列矯正

通院費は、治療する本人が通院のために使う交通費ですが、小さな子どもに付き添いが必要な場合は、付添人の交通費も通院費に認められます。
診察券などで通院した日を確認できるようにして、金額、交通機関、理由などを記録しておきましょう。
通院費として認められるのは、電車、バスなど交通機関を利用した場合に限られ、自家用車で通院した場合のガソリン代や駐車場代は医療費控除の対象になりません。
不明点や疑問点は、地域の税務署に相談すると詳しく教えてくれます。

・医療費控除のために必要な手続き
医療費控除を受けるためには、毎年2月16日~3月15日の確定申告期間に、以下のものをそろえて地域の税務署に行き、確定申告書を提出する必要があります。

・ローンやクレジットを使用する場合の医療費控除
ローンやクレジットは、患者が支払うべき治療費を信販会社が立て替えて払い、その立て替え分を患者が分割で信販会社に返済していくもので、信販会社が患者の治療費を立て替えて払った年(歯科ローン契約が成立したときや、クレジットカードを利用して支払ったとき)の医療費控除の対象になります。

※金利や手数料相当分は医療費控除の対象になりませんのでご注意ください。

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