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子どもの矯正治療は何歳ごろから始めるべきか


こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

お子さんの歯並びが気になり始めたとき、「矯正治療を始めるタイミングはいつが最適なのか?」と悩む保護者の方は多いのではないでしょうか。歯並びや噛み合わせの問題を早めに対処することは、成長期の特性を活かして効率的に治療を進める鍵となります。今回は、子どもの矯正治療を始めるべきタイミングやその理由について詳しく解説します。

乳歯の時期でも矯正治療は可能

矯正治療は乳歯が生えそろっている時期からでも始めることが可能です。しかし、実際に矯正装置を使用するには、お子さん自身が装置の使い方やお手入れ方法を守れることが重要です。そのため、当院では6歳以降での治療開始が望ましいと考えております。この年齢は第一大臼歯が生え始める時期であり、顎の成長が活発になるため、治療効果が期待しやすい時期でもあります。

特に6歳から8歳の間は骨や歯が柔軟で動かしやすいため、この期間に治療を始めることが最適とされています。この時期に矯正治療を開始することで、骨格や顎の成長に合わせた自然な治療が可能になります。また、乳歯と永久歯が混在している時期であるため、歯並びの問題を早期に発見して対応できるのも大きなメリットです。

これらのことから、矯正治療の必要性を見極めるために、5歳になったら一度歯科医院での診察を受けることをお勧めします。この段階で診察を受けておけば、将来的な治療計画を立てやすくなるでしょう。

9歳以上での矯正治療も可能

9歳以上になってから矯正治療を開始するケースももちろんあります。この年齢になると、乳歯が抜けて永久歯が生えそろい始めるため、具体的な歯並びの問題が明確になってきます。

ただし、この時期になると、乳歯が残っている時期に比べて歯を動かすのに時間がかかる場合があります。また、顎の成長が落ち着いてくるため、成長期特有の骨格の柔軟性を活かした治療が難しくなることがあります。そのため、可能であれば早めに治療を開始する方が良いでしょう。

子どもの矯正治療のメリット

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歯並びが悪くなる原因を改善できる

子どもの矯正治療では、歯並びの問題だけでなくその原因となる癖や習慣も改善していきます。例えば、指しゃぶりや舌の位置の癖などが原因で歯並びが悪くなる場合、その癖を取り除くことで将来的な歯並びの乱れを防ぐことが可能です。また、これらの癖を早期に改善することで、自然な顎の成長を促進し、長期的な安定性を確保できます。

さらに、歯並びが悪くなる原因を改善することで、咀嚼機能の向上や発音の改善にもつながります。子どもの成長段階で適切な治療を行うことで、健康的な口腔環境を維持しながら、美しい歯並びを実現します。このように、根本的な原因にアプローチすることで、見た目だけでなく機能面でも大きなメリットを得られます。例えば、舌の癖を持つお子さんの場合、矯正治療の一環として舌のトレーニングを取り入れることが一般的です。このトレーニングにより舌の正しい位置を習得することで、噛み合わせの改善や歯列の整列をサポートします。また、口呼吸を鼻呼吸に切り替えることで、歯並びだけでなく健康全般にも良い影響を与えることができます。早期の治療は、お子さんの成長を多方面でサポートする重要なステップとなるのです。

治療費をおさえながらも、バランスよくきれいな顔立ちを目指せる

成長期の柔軟な骨格を活用することで、より自然なバランスの取れた顔立ちを目指しながら、治療費をおさえることが期待できます。成長期には顎や骨の柔軟性が高いため、歯をスムーズに移動させることが可能です。この結果治療期間が短縮されることが多く、費用面でも負担が軽減されることがあります。

また、顎の成長に合わせた治療を行うことで、顔全体のバランスが整い、美しい顔立ちや笑顔を形成することができます。このような効果は成長期に特有のものであり、大人になってからの治療では得られない場合もあります。そのため、子どものうちに矯正治療を始めることで、経済的にも美容的にも大きなメリットを享受できます。

さらに、成長期に矯正治療を行うことで、顎の発育を最大限に活かした治療が可能となります。例えば、顎が小さく歯が並ぶスペースが不足している場合でも、成長を利用して顎を広げることで抜歯を回避することができます。このように自然な治療法を取り入れることで、お子さんの健康的な成長をサポートしながら、経済的な負担を軽減することが可能です。

目立たない治療方法が選べる

お子さんの治療では目立たない矯正装置を使用することで、学校生活や友人関係でのストレスを軽減することが可能です。例えば、透明なマウスピース型の矯正装置など、目立たない治療法が増えています。これらの装置は見た目に配慮するだけでなく、快適さや清掃のしやすさも考慮されているため、お子さん自身も安心して使用することができます。

特に成長期の子どもたちは、見た目に敏感になる時期でもあります。そのため目立たない矯正装置を選択することで、治療に対する心理的な抵抗感を軽減し、積極的に治療に取り組む姿勢を育むことができます。また、学校行事や写真撮影の際にも装置が目立たないため、自信を持って活動に参加することができます。

さらに、これらの目立たない装置は取り外し可能なものも多く、スポーツや楽器の演奏など、日常生活に支障をきたしにくいのも大きなメリットです。特にインビザラインファーストのようなマウスピース型矯正は食事や歯磨きの際に装置を外せるため、口腔内を清潔に保ちやすく、むし歯や歯周病のリスクを減らすことができます。このように見た目や快適さを重視した治療方法を選ぶことで、お子さんの成長をサポートしながら無理のない治療を進めることができるのです。

まとめ

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子どもの矯正治療は適切なタイミングで始めることで、治療効果を最大限に引き出すことができます。5歳頃に早期診察を受けたうえで必要に応じて治療を開始することで、顎や歯の成長を活用した自然な矯正が可能となるでしょう。また、治療を通じて歯並びの原因となる癖を改善し、長期的な安定性を確保することが重要です。

お子さまのお口の中で気になることがある方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院では、むし歯・歯周病の治療だけでなく、歯並びや噛み合わせの治療も行って健康で笑顔あふれる人生[らいふ]を送っていただけるよう努めています。0歳からのむし歯予防や小児の矯正治療なども対応しています。

当院のホームページはこちらWeb予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。