直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科はらいふ歯科クリニック

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インビザラインをはじめたらお口が匂う!?予防や対策を紹介

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

インビザラインの装着による口臭トラブルを予防するためには、お口の中で細菌を増殖させないことが最も大切です。お子様が自分で気がついてケアをするのは難しいので、親御さんがしっかりケアしてあげましょう。

今回は、インビザライン治療中の口臭について、対策や予防方法をご紹介します。

マウスピースのケアはどうすればいい?

食事をするときはマウスピースを外す

インビザラインを装着したまま食事をすると、歯とマウスピースのあいだに食べカスが詰まって、細菌が増殖してしまいます。また食べ物を噛み砕くことによって、薄いプラスチック素材のマウスピースが傷ついてしまい、その溝に細菌が溜まってしまいます。

食後は歯みがきをして、お口の中の汚れを落としてからマウスピースを装着しましょう。お子様の場合、給食の後など歯磨きする時間が取れない場合もあるかと思います。そういった場合は、しっかりとブクブクうがいをしてからマウスピースを装着しましょう。そのまま装着してしまうと、マウスピースの内側に食べカスを密着させて数時間過ごすことになり、口臭や虫歯のリスクが高まってしまいます。

飲み物も水以外を飲むときは面倒でもマウスピースを外しましょう。特に、ジュースなど糖分を含む飲み物は、インビザラインに付いてしまうと細菌の餌になってしまいます。

取り外すたびにマウスピースを洗浄する

インビザラインの装着時間は、1日合計20時間以上です。取り外すたびに洗っておかないと、長時間マウスピースに細菌や食べカスが付いたままになってしまいます。せっかく歯磨きでお口の中を清潔にしても、マウスピースが清潔でなかったら意味がありません。簡単に指で擦りながら水洗いだけでよいので、出先でも必ず汚れを洗い流してから装着しましょう。出先でのマウスピースの管理はお子様に任せることになるので、前向きに頑張れるように親御さんからしっかり説明してあげてください。

マウスピース専用の洗浄剤を使う

マウスピースを洗浄するときは、やわらかめの歯ブラシを使い、手首を小刻みに動かして優しい力加減でこすってください。それでもインビザラインの匂いがとれない時は、専用の洗浄剤を使ってみましょう。使用頻度の目安は、週に1回です。マウスピースを磨く曜日を決めておくと、使い忘れを防げます。

歯磨き粉を使うのはNGです。研磨剤が入っているので、マウスピースが傷ついてしまいます。また、入れ歯用の洗浄剤も用途が違うので、使用しないようにしましょう。

お口のケアはどうすればいい?

正しい方法で歯磨きをする

子供の歯磨きは、強いすぎる力をかけてしまったり、同じ箇所ばかり磨いてしまったりしがちです。親御さんが仕上げ磨きをして、磨き残しがないようにケアしてあげましょう。子供の手では奥歯まで届きづらいので、特に重点的に磨いてあげてください。

当院では正しい歯磨きの仕方を学んでいただくブラッシング指導を行なっています。気になる方はぜひ当院までお問い合わせください。正しい歯ブラシの仕方は、一度学んだら一生使える技術です。

デンタルフロスを使用する

正しい方法で歯磨きをしても、歯と歯の隙間に入った汚れは歯ブラシでは届きません。歯ブラシでは、歯垢の約6割しか落とせないと言われています。デンタルフロスも併用しましょう。

ドラッグストアなどでSやMなどサイズ別に販売されているものもあります。お子様にどのサイズを購入すればいいかわからない場合は、歯科医院で相談してみましょう。

歯科医院でクリーニングを受ける

歯科医院でのクリーニングは、セルフケアでは落としきれなかった汚れや歯石も綺麗に取り除けるので、口臭が予防できます。クリーニングの頻度は、3〜6か月に1回程度がお勧めです。歯科検診も併せて行うと、虫歯があった場合も早期に発見して軽い治療で済ませることができます。

唾液の分泌を促す

唾液にはお口の臭いの元になる食べカスや歯垢を洗い流す作用がありますが、マウスピースを装着している時は、その効果を発揮できません。マウスピースをつけているときは装置の内側には唾液がほとんど流れないからです。装置を外している時に唾液の分泌を促してあげると、口臭予防、さらに虫歯や歯肉炎の予防に繋がります。

唾液の分泌を促すには、ガムを噛んだり、唾液腺をマッサージをするのがおすすめです。また、身体がリラックスした状態だと、唾液の分泌量が増えます。マウスピースを装着することでお子様がストレスを溜めないように、親御さんが気にかけてあげてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。インビザラインの治療中は、マウスピースとお口の中を清潔に保つことで、口臭トラブルを防ぐことが出来ます。

お子様の矯正治療を検討している方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

インビザライン矯正中のマウスピースの装着時間を守るための方法!

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

インビザライン矯正中「マウスピースの装着時間が確保できない」とお悩みの方がいるのではないでしょうか。インビザライン矯正中はマウスピースを毎日決められた時間装着することが重要です。

インビザライン矯正中、マウスピースの装着時間が守れないと治療に影響はあるのでしょうか。

本記事では、インビザライン矯正中にマウスピースの装着時間を守らないとどうなるのか解説します。マウスピースの装着時間を守る方法や装着時間を守れなかったときの対処法についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

インビザライン矯正中のマウスピースの装着時間

インビザラインの装着時間

インビザライン矯正中はマウスピースを1日20〜22時間装着するように指示される場合が多いでしょう。インビザラインでは、マウスピースと自分の歯とのズレを利用して歯を動かします。

断続的に歯に矯正力をかけるには、マウスピースを装着することが必要不可欠です。計画どおりに治療を進めるためには、装着時間を守ることがポイントといえるでしょう。

マウスピースの装着時間を守らないとどうなる?

マウスピースの装着時間を守れず焦っている人

マウスピースの装着時間が守れないとお悩みの方は多いでしょう。マウスピースの装着時間を守らないと治療にどのような影響が出るのでしょうか。

マウスピースの装着時間が守れなかった場合に考えられるリスクは、以下の4つです。

  • 治療期間が延びる
  • 後戻りが起こる
  • 追加料金がかかる
  • 歯茎が下がる可能性がある

それぞれ詳しく解説します。

治療期間が延びる

インビザラインでは、マウスピースを装着して歯に矯正力をかけて歯並びを整えていきます。装着時間が20時間に満たないと歯が治療計画どおりに動かないリスクが高くなります。

実際の歯の動きが当初の治療計画から外れると、マウスピースの作り直しが必要になる場合やマウスピースを追加して調整しなければならない場合があるでしょう。歯が計画どおりに動かないと治療期間も長くなる可能性があるため注意が必要です。

後戻りが起こる

インビザライン治療中は歯とあごの骨がしっかりと定着していないため歯が動きやすく、不安定な状態です。そのため、マウスピースの装着時間が短く、歯がしっかりと固定されていないと後戻りを起こす可能性があります。

後戻りは矯正治療中であっても起こることがあるため注意が必要です。後戻りが起こるとマウスピースが合わなくなる可能性があるでしょう。後戻りを起こしてマウスピースが合わなくなると、マウスピースの再作製が必要になる場合もあります。

追加料金がかかる

上述のとおり、装着時間が守れずマウスピースが合わなくなると、再作製が必要になる場合があります。歯科医院によってはマウスピースの作り直しに追加で費用が発生する場合があるため、事前に確認しておきましょう。

歯茎が下がる可能性がある

インビザラインでは少しずつ形の異なるマウスピースを一定期間ごとに交換して歯を動かしていきます。

マウスピースの装着時間が短く、歯が十分に移動できないまま次のマウスピースに交換すると歯に必要以上に力がかかって歯茎が下がったり、歯の根が吸収されたりする可能性があります。

マウスピースの装着時間を守るためには

マウスピース装着時間を守るために

上述したとおり、マウスピースの装着時間が守れないとさまざまなリスクが生じます。マウスピースの装着時間を守るためにはどうしたらいいのでしょうか。

以下に、マウスピースの装着時間を守るための対策をご紹介します。

  • ダラダラ食べをやめる
  • 歯磨きセットを持ち歩く
  • 予備のマウスピースを持ち歩く
  • 周囲の人に協力してもらう
  • スマートフォンの機能を利用する

それぞれ詳しく解説します。

ダラダラ食べをやめる

インビザライン矯正中、食事とブラッシングのときはマウスピースを外します。1日20〜22時間の装着を守るには、食事時間が長くならないように工夫する必要があるでしょう。決められた時間内に食事を終えるように心がけることが大切です。

また、食事の回数が増えるとマウスピースを外す時間も長くなります。間食が多い方はマウスピースを外す時間も長くなるため、間食の習慣も見直す必要があるでしょう。

歯磨きセットを持ち歩く

食後にブラッシングできるように外食の予定がある場合は、歯磨きセットを持ち歩くと良いでしょう。

外食後、歯磨きができないからとマウスピースを外したまま過ごすと、装着時間が20時間以下になる可能性があります。普段から外食が多い方は、外出先でも歯磨きができるように歯磨きセットを持ち歩き、ブラッシングしてからマウスピースを装着するように心がけてください。

ブラッシングが難しい場合は、洗口剤や歯磨きシートで軽く汚れを落としてから装着するのもよいでしょう。

ただし、洗口剤や歯磨きシートでは完全に口の中の汚れを落とすことは難しいため、帰宅したらしっかり歯磨きをしてください。

予備のマウスピースを持ち歩く

外出するときは、1つ前に使用していたマウスピースを予備で持ち歩くようにしましょう。

万が一、外出先でマウスピースを紛失・破損すると、長時間マウスピースを装着できないことになります。マウスピースを装着できない時間が長くなると、後戻りを起こす可能性もあるでしょう。

予備のマウスピースを持ち歩いていれば、マウスピースを紛失・破損してもすぐに対応できます。予想外のトラブルにも対応できるように1つ前のマウスピースは処分せずに保管しておきましょう。

周囲の人に協力してもらう

マウスピースの装着を忘れやすい方は、家族や友人などに協力してもらいサポートしてもらうのも有効な方法です。食後やブラッシング後など付け忘れが起こりそうなタイミングで、周囲の人に声掛けをしてもらえればマウスピースのつけ忘れを防げるでしょう。

また、矯正治療は症例によっては2年以上かかるケースも少なくありません。治療期間が長くなるとモチベーションが下がり、マウスピースの装着がおろそかになる可能性があります。周囲の人のサポートや声掛けがあればモチベーションの低下を防ぐことができるでしょう。

スマートフォンの機能を利用する

マウスピースの装着を定期的に確認するためにスマートフォンのアラーム機能やリマインダー機能を使用するのも有効な手段です。定期的に通知がくるので装着の確認ができます。装着を忘れそうなタイミングに通知が来るように設定しておくと良いでしょう。

また、新しいマウスピースに交換する日もリマインダーで設定しておけば、交換時期を誤るなどのミスを防ぐことができます。

マウスピースの装着時間を守れなかったときはどうする?

マウスピース

マウスピースの装着時間が守れなかったときはどうしたらいいのでしょうか。

以下に、マウスピースの装着時間が守れなかった場合の対処法をご紹介します。

  • マウスピースの交換時期を延ばす
  • ワイヤー矯正を検討する
  • 歯科医師に相談する

それぞれ詳しく解説します。

マウスピースの交換時期を延ばす

インビザラインのマウスピースは、1〜2週間ごとに交換します。

しかし、装着時間が守れない日が続くと、歯が十分に移動していない可能性が高いです。新しいマウスピースに交換する際、強い痛みやマウスピースが入らないなどのトラブルがある場合は、交換時期を延ばして様子をみるようにしましょう。

ただし、自己判断でマウスピースの交換時期を変えると治療に影響が出る可能性があります。交換時期は、歯科医師に確認して指示に従いましょう。

ワイヤー矯正を検討する

インビザライン矯正中、マウスピースの装着時間を確保できない日が続く場合には、ワイヤー矯正に切り替えることを検討するのもひとつの方法です。

ワイヤー矯正であれば、矯正装置を取り外す必要がないためスムーズに治療を進められるでしょう。

審美性が気になる方は、舌側矯正やハーフリンガル矯正を選択すれば審美性を保ちながら治療を進めることが可能です。マウスピースの自己管理が難しいと感じている方は、検討しても良いかもしれません。

歯科医師に相談する

インビザライン矯正中にマウスピースの装着時間が確保できない場合は、歯科医師に相談しましょう。装着時間が不足する事情は患者さんによって異なります。

歯科医師であれば、専門的な知識と経験から一人ひとりの事情に合った適切なアドバイスや対処法を提案してくれます。ご自身に合った対処法を実行することで治療期間を延ばすことなく矯正治療を進められる可能性が高くなります。

まとめ

マウスピースをはめている人

インビザラインは、マウスピースを1日20〜22時間装着して歯並びを整える治療法です。

装着時間が守れないと歯が治療計画どおりに動かないため、治療期間が延びたりマウスピースの作り直しが必要になったりします。マウスピースの作り直しが必要になると、追加で費用が発生する場合もあるでしょう。

ご自身への負担が大きくなるため、インビザライン矯正中はマウスピースの装着時間をしっかりと守ることが重要です。装着時間が守れずにお悩みの方は、歯科医師に相談すると良いでしょう。

インビザラインを検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

インビザラインのアタッチメントについて Q &Aで詳しく解説

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

当院では、透明で目立ちにくいマウスピースを装着する「インビザライン・ファースト」という小児向けマウスピース型矯正システムを採用しています。7歳から10歳くらいが対象年齢です。

インビザラインは、歯並びの状況によって「アタッチメント」と呼ばれる小さい出っ張りを歯の表面に取り付けます。アタッチメントには、①マウスピースと歯を密着させる②歯を動かすための力を歯の根元まで伝える、という大切な役割があります。マウスピースとは異なり、自分で着脱はできません。
今回は、インビザラインのアタッチメントについて、Q&A形式で詳しく解説していきます。

Qアタッチメントは目立つの?

Aアタッチメントは天然の歯と似た色の素材を使っているので、とても目立ちにくいです。インビザラインのアタッチメントには何種類かの色があり、患者様の歯の色に近い色を選ぶことができます。

Qアタッチメントを着けたままで飲食はできる?

Aアタッチメントは自分で着脱できないため、着けたままで飲食ができます。マウスピースと異なり、ワインやコーヒーなど色の濃い飲み物を飲んでもほぼ着色しません。お餅やキャラメルなど歯にくっつく食べ物、おせんべいなど硬い食べ物は、出来るだけ避けてください。アタッチメントに用途外の力がかかって、外れてしまうリスクがあります。

Qアタッチメントは外れないの?

Aアタッチメントは、専用の接着剤で歯の表面にくっつけているので簡単には外れないようになっています。稀に、マウスピースの着脱時にアタッチメントが引っかかって外れてしまうことがあります。正しい手順と異なる着脱をした場合に外れやすいので、気をつけましょう。アタッチメントが外れてしまった場合は、歯科医院へなるべく早く連絡しましょう。歯の移動に影響がある箇所の場合は付け直す必要があります。すでに役割を終えたアタッチメントであれば、取れたままでも問題ないです。

Qアタッチメントを飲み込んでしまったけど大丈夫?

Aアタッチメントが外れて、万が一飲み込んでしまっても、体外に排出されるので心配しなくて大丈夫です。外れてしまったことについては、歯科医院へなるべく早く連絡しましょう。

Qアタッチメントをつけたら痛みがある場合はどうしたらいい?

Aアタッチメントをつけると、つけていない時よりマウスピースが密着するので、違和感や痛みを感じる場合があります。大抵の方は、翌日か翌々日には慣れて平気になります。それ以上痛みや違和感が続く場合は、歯科医院へ相談しましょう。

Qアタッチメントがついているとマウスピースの着脱の操作はむずかしい?

Aアタッチメントがない時と比較すると、歯に突起物がついている分、マウスピースの取り外しが難しくなります。無理矢理外すとマウスピースが割れてしまう可能性があるので、片方の奥歯の側から優しく広げて取り外してください。付ける時は、前歯の側から両手を使ってゆっくりとはめましょう。

Qアタッチメントがついている時の歯の磨き方は?

Aアタッチメントの周りは、食べカスや歯垢が溜まりやすく、さらに歯ブラシの毛先をしっかり当てることが難しいです。慣れるまでは鏡で歯ブラシがしっかり当たっているか確認しながら、丁寧に磨きましょう。

ブラッシング方法

歯の表面とアタッチメントの境目に歯ブラシの毛先を斜め45度に当てて、小刻みに優しくブラッシングしてください。ゴシゴシ強く擦ると、アタッチメントが外れるリスクがあります。また、アタッチメントのところだけ集中的に磨くのではなく、お口の中全体をバランスよく丁寧に磨きましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。アタッチメントは、インビザラインがしっかりと効果を発揮するために必要なものです。小さなお子様がインビザラインでアタッチメントを取り付けた際は、親御様が仕上げ磨きの時に磨き残しがないか気をつけてあげてください。

お子様の矯正を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。お子様大好きなスタッフが、笑顔でお迎えします。歯医者さんが苦手な子も、当院へは楽しんで通ってくれています。

インビザラインで受け口を治療するメリットとは?期間や費用も解説!

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

歯並びの乱れにはさまざまな種類があり、その一つに上下の噛み合わせが反対になる「受け口」と呼ばれる症状があります。

「そもそもインビザラインで受け口は治療できるの?」と疑問をおもちの方もいるでしょう。

今回は、インビザラインで受け口は治療できるのか解説します。インビザラインで受け口を治療するメリット・デメリットや期間、費用などについても解説しますので、インビザラインで受け口を治療したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

受け口とは?

受け口

まずは受け口とはどのような状態を指すのか具体的な症状を確認していきましょう。

通常、人の歯は奥歯を噛み合わせた時に、上の歯が下の歯よりも少し前に出て、覆い被さっている状態になっています。

一方、奥歯を噛み合わせたときに、下の歯が上の歯より前に出ていることを「受け口」といいます。反対咬合(はんたいこうごう)や下顎前突(かがくぜんとつ)とも呼びます。

受け口の症状は軽度なものから重度なものまであり、軽度であれば一見受け口だとわからないこともあります。

また、受け口は、歯の生え方に問題があるものと骨格に問題があるものにわけられます。歯の生え方に問題がある受け口とは、下の歯が前に傾いて生えている、または上の歯が内側に生えているといった状態です。

一方、骨格に問題がある受け口とは、下の顎が上の顎よりも前に出ている状態です。上顎が下顎に比べて十分に発育しない、生まれつき下顎が前に出ているなどの原因が考えられます。

受け口を放置すると

受け口放置のリスク

受け口を放置すると、以下のようなリスクがあります。

  • 容姿に影響を与える
  • 咀嚼が不十分になりやすい
  • 発音しにくいことがある
  • 顎関節症になる恐れがある

それぞれ詳しく解説します。

容姿に影響を与える

受け口になると下唇が前に突き出ます。口を閉じた時に口角が下がりやすく、怒っているような表情に見えます。また、上顎から鼻にかけての中顔面が平坦になり、横顔が三日月状に見えるでしょう。

咀嚼が不十分になりやすい

受け口だと上の歯と下の歯がうまく噛み合わないため、食べ物をしっかりと咀嚼できない可能性があります。食べ物をしっかりと咀嚼しないまま飲み込むと、消化器官に負担がかかったり、消化不良を起こしたりする恐れがあります。

発音しにくいことがある

発音には、舌と唇、歯の位置が大きく関係しています。受け口になると上下の歯の位置関係が反対になるため特に「サ行」や「タ行」が発音しづらくなることがあるでしょう。

周りの人に言葉を聞き取ってもらいにくくなるなど、日常生活に影響を与える可能性もあるのです。

顎関節症になる恐れがある

受け口を放置すると顎関節症を発症する可能性もあります。

顎関節症とは顎関節や周りの筋肉に不具合が生じる病気で、発症すると以下のような症状があらわれます。

  • 口を開きづらい
  • 顎関節や顎関節周りの筋肉が痛い
  • 顎関節から音が鳴る

顎関節症を発症する原因はさまざまですが、原因の一つとして噛み合わせの悪さが挙げられます。受け口のように噛み合わせに問題がある状態が続くと、顎関節症を発症するリスクが高まるのです。

インビザラインで受け口は治療できる?

インビザラインのマウスピース

インビザラインで受け口を治療できる可能性はあります。

ただし、インビザラインで治療できるのは、症状が軽く、歯の生え方や位置が問題で受け口になっている場合です。下の歯が前に傾いて生えている、または上の歯が内側に傾いて生えていることで受け口になっているケースであればインビザラインで治療できるでしょう。

一方で、上顎よりも下顎が前に出ているなど、骨格に問題がある受け口はインビザラインだけでは治療できないと判断されることが多いです。

インビザラインで受け口を治療するメリット

メリット

インビザラインで受け口を治療するメリットは、以下のとおりです。

  • 装置が目立ちにくい
  • 食事や歯磨きの邪魔にならない
  • 型取りの負担が少ない

1つずつ解説します。

装置が目立ちにくい

インビザライン矯正では透明なマウスピースを使って歯を動かします。マウスピースの厚さはわずか0.5mm程度と非常に薄いです。

従来のワイヤー矯正のように歯の表面にワイヤーやブラケットなどの目立ちやすい装置がつくわけではないので、周りの方に気づかれることなく矯正治療を進められます。人前で話す機会が多い方でも挑戦しやすいでしょう。

食事や歯磨きの邪魔にならない

インビザライン矯正中は、マウスピースを取り外して食事と歯磨きができます。装置に食べ物が挟まって食事がしづらかったり、咀嚼時に違和感を覚えたりしにくいでしょう。

また、装置を取り外して歯磨きができるので、磨き残しが多いことで虫歯になる心配や、歯ブラシが装置に引っかかるなどのわずらわしさがありません。

矯正中でもこれまでと変わらず食事を楽しめたり、歯磨きができたりという点は、大きなメリットといえるでしょう。

型取りの負担が少ない

インビザラインでは従来のような印象材と呼ばれる粘土のようなものを口に入れて型取りをすることはありません。代わりに3Dスキャナーを使用して、精密に型取りを行います。

型取りのたびに苦しい思いをしなくて済むため、患者様の負担を減らすことができます。

インビザラインで受け口を治療するデメリット

デメリット

一方で、インビザラインで受け口を治療する場合、以下のようなデメリットも考えられます。

  • 装着時間を守らなければいけない
  • 症状によっては治療が難しいことがある

1つずつ解説します。

装着時間を守らなければいけない

インビザライン矯正には患者様自身でマウスピースの取り外しができるというメリットがありますが、マウスピースの装着時間を守らないと計画どおりに治療が進みません。マウスピースの装着時間などを管理しなければならないという点はデメリットといえるでしょう。

インビザライン矯正をして思ったような効果が得られなかったと感じる原因の一つに、マウスピースの装着時間が足りないことが挙げられます。

インビザライン矯正中はマウスピースを1日20〜22時間装着する必要があります。

しかし、間食が多かったり、外食をしてそのままマウスピースをつけるのを忘れていたりすると、装着時間が20時間に満たないということがあるのです。

装着時間を守れない日が続くと、事前に計画した通りに歯が動かず、次のマウスピースがうまく入らなくなったり、治療がやり直しになったりするリスクがあります。結果として治療期間が大幅に延びてしまうこともあるでしょう。

症状によっては治療が難しいことがある

インビザラインで受け口の治療を希望していても、適応とならない場合があります。軽度の受け口であればインビザラインで治療できますが、骨格に問題がある受け口は治療できない場合があるのです。

インビザラインで受け口を治療する場合の期間

インビザラインの治療期間

インビザラインで受け口を治療する場合にかかる期間は、お口の状態や動かす歯の本数などによって異なりますが、大体1〜2年程度といわれています。

治療期間中は2ヶ月に1回の頻度で歯科医院を受診して、問題なく治療が進んでいるかチェックを行います。

インビザラインで受け口を治療する場合の費用

インビザラインの治療費用

インビザラインで受け口を治療する場合にかかる費用は、目立ちやすい前歯の部分だけを治す部分矯正か、奥歯を含むすべての歯を動かす全体矯正かで異なります。部分矯正の場合は30万〜40万円程度、全体矯正の場合は70万〜100万円程度が相場です。

まとめ

インビザラインのマウスピース

受け口を放っておくと見た目に影響を与えるだけでなく、咀嚼や発音などにも影響がでることがあります。インビザライン矯正では歯の生え方が原因である軽度な受け口であれば治療の対象となります。

インビザラインでは透明なマウスピースを使用するため目立ちにくいです。また、取り外しができるため、食事や歯磨きがしやすいというメリットもあります。

一方で、マウスピースの装着時間を守らなければいけないことや、適応症例が限られるなどのデメリットもあります。良い面と悪い面の両方を確認した上で、ご自身の納得いく治療法を見つけてください。

インビザラインを検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

子供と大人の歯列矯正は何が違うの?

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

以前は、歯列矯正は子供の時に行うものというのが一般的でしたが、近年は成人してから矯正治療をはじめる方も増えています。大人と子供の歯列矯正では、どんな違いがあるのか、それぞれのメリットや費用、治療期間などを解説します。

歯列矯正では「子供」は永久歯がすべて生えそろう前の状態、6歳前後から12歳頃までを指します。この時期の歯列矯正を「1期治療」と呼んでいます。

子供と大人で歯列矯正の目的・費用・治療期間が変わる?

子供と大人で歯列矯正の目的に違いはある?

大人も子供も歯列矯正の目的は「永久歯を美しい歯並びにすること」です。しかし、子供と大人では、そこに向かう工程が異なります。大人は、既に生えている永久歯を成長し終わった顎の大きさに合わせて動かしていきます。子供は、永久歯に生えかわる時に、永久歯が理想的な位置に生えるように導きます。

子供の歯列矯正(1期治療)は、永久歯が生えそろう前に行います。顎の位置や大きさ、形を整えながら、永久歯をできるだけ理想に近い歯並びへ近づけます。12歳臼歯が生えそろうまでは、顎の成長を導きながら治療します。

12歳臼歯が生えそろった以降(2期治療)については、成長の変化はあまりないので、その時の顎の大きさに合わせて歯を動かしていきます。これは、大人の歯列矯正に近い工程になります。

子供と大人で歯列矯正にかかる期間は違う?

子供の歯列矯正(1期治療)期間は、永久歯が全て生え揃うまでなので、一番長くて小学低学年から12歳頃までの約4年です。さらに、そこから永久歯の歯列矯正(2期治療)を行なった場合は合計6、7年の期間になります。

4〜7年と聞くと長期間に感じる方もいらっしゃると思います。しかし、子供のうちに歯列矯正を始めた方が、永久歯の歯列矯正の期間が短期間になる可能性が高くなります。これは、子供の頃から歯列矯正を始めるメリットといえます。

子供と大人で歯列矯正にかかる費用は違う?

一概に子供と大人でどちらが高額になるかは決めることが出来ません。例えば、子供の歯列矯正(1期治療)で歯並びに満足して終了したら、大人になって歯列矯正を始めるより費用は安くなります。しかし、1期治療の後に、永久歯の歯列矯正(2期治療)も行う場合は長期間になるので、大人が永久歯の歯列矯正のみ行うよりも費用が高くなる可能性があります。

子供と大人で歯列矯正の治療の方法や装置は違うの?

子供の1期治療は、取り外し式の装置をメインに行います。これは顎の成長をうながす装置なので、就寝時だけの装着でも一定の効果を得ることが出来ます。1期治療で使用する代表的な装置は、拡大床やマイオブレースなどのマウスピース型装置です。顎の幅を広げたり、歯並びに影響するお口周りの筋肉や舌の動きを正常にして、歯並びを整えたりする効果があります。

これに対し、すべての歯が永久歯に生えかわった2期治療と大人の矯正治療では、治療法や使用する装置はほぼ一緒です。代表的な矯正装置は、ワイヤー矯正やインビザラインなどのマウスピース矯正です。

子供の歯列矯正は何歳ごろから始めるのがよい?大人の歯列矯正に年齢に上限はある?

子供の歯列矯正は何歳ごろから始めるのがよい?

まずは、下の前歯の永久歯が生えてきた頃、矯正歯科で歯並びを相談してみるのがおすすめです。顎の位置や歯と顎の大きさのバランスから予想して、成長したらどんな歯並びになるかを説明してもらいましょう。その上で、歯科矯正が必要と感じたら、歯科医師に具体的な開始時期や方法を提案してもらうことをおすすめします。

舌が正しい位置、正しい動きをすれば自ずと歯並びは良くなります。そして、この筋機能を整えるのは子供の頃でないとかなり難しいです。そのため、らいふ歯科クリニックでは子供の歯並び矯正を勧めております。

大人になってからの矯正を希望される方には、歯並びは治せても筋機能までは難しいかもしれないことをご説明させていただいております。適切な時期に治療を行えば、正しい歯列を育てることができます。もし、お子様の歯に心配なことがあれば、当院に一度ご相談ください。

大人の歯列矯正に年齢に上限はある?

歯列矯正には、具体的な年齢の上限はありません。しかし、歯周病によって歯ぐきの位置が下がっていると、歯の移動でさらに下がったり、あるいは歯ぐきの退縮により知覚過敏になったりする可能性もあります。また、骨粗しょう症のお薬を服用している場合は、歯が動かない可能性があります。環境として可能であれば、できる限り早いうちに歯科矯正を行うことをおすすめします。

まとめ

子供の歯列矯正のために歯科医院を選ぶ際は、お子さんが前向きに治療に取り組めるように、コミュニケーションを大事にしている医院かどうかも確認しましょう。当院は小児歯科があり、子供好きのスタッフと医師が治療を担当します。

お子様の矯正治療を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

インビザライン矯正中に違和感が?原因と対処法を解説!

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

インビザライン矯正では、マウスピースの装着時に違和感を覚える方が少なくありません。多くの場合、時間の経過とともに違和感は軽減していきますが、マウスピースの変形や破損が原因で痛みなどを感じることもあります。

今回は、インビザライン矯正中に違和感が生じる原因や対処法について詳しく解説します。

インビザライン矯正中に違和感が生じる原因

インビザライン矯正中に違和感が生じたひと

インビザライン矯正中には、違和感や圧迫感、不快感などを覚えることがあります。では、何が原因でインビザライン矯正中に違和感が生じるのでしょうか。

ここでは、インビザライン治療で違和感が生じる原因について解説します。

マウスピースの装着に慣れていないため

インビザライン矯正をはじめて間もない時期には、装着による違和感を覚えやすいです。手軽に取り外しできるマウスピースとはいえ、口の中に異物を装着するため不快感や圧迫感を覚える方は少なくありません。

特に、装着に慣れるまでの期間は、普段とは異なる口の中の感覚に戸惑ってしまう方が多いでしょう。時間の経過とともに気にならなくなることがほとんどです。

マウスピースを正しく装着できていない

違和感が生じる原因として、マウスピースを正しく装着できていないことも考えられます。例えば、マウスピースが浮いていたりズレていたりすると、歯ぐきに当たって痛みを感じることがあります。

このようなケースでは、違和感を覚えるだけでなく矯正の効果を十分に発揮できません。計画通りに治療が進まなくなることも考えられるでしょう。

マウスピースが変形・破損している

マウスピース自体が変形・破損していることも、違和感が生じる原因として挙げられます。例えば、マウスピースの片方だけを無理やり引っ張り上げるような外し方をしたり、マウスピースを歯で強く噛むように装着したりしていると、変形・破損につながります。

インビザライン矯正に使用するマウスピースは、患者さまひとりひとりの歯列に合わせてつくられています。一部が変形・破損しただけでも装着できなくなったり歯が移動できなくなったりすることがあります。

マウスピースの装着時間を守っていない

インビザライン矯正では、マウスピースを1日22時間装着し続ける必要があります。マウスピースの装着時間が短い場合や丸一日つけ忘れるようなことが頻繁に起こったりした場合、治療計画通りの位置に歯が動かなくなり違和感を生じます。

また、装着時間が短いことにより、一度動いた歯が後戻りすることも考えられるでしょう。

歯ぎしりや食いしばり

歯ぎしりや食いしばりによりマウスピースに強い負荷がかかると、変形・破損して装着時に痛みや違和感を覚えるかもしれません。また、マウスピースを装着した状態で長時間歯ぎしりや食いしばりをした場合、奥歯に強い力がかかり、奥歯が下方向に押される可能性もあります。

このようなケースでは、治療計画通りの位置に歯が動かず、マウスピースの装着時の違和感が強くなるでしょう。

インビザライン矯正中に違和感が生じやすいタイミング

インビザライン矯正中に違和感が生じやすいタイミングはいつなのか

インビザライン治療中に違和感が生じやすいタイミングはいくつかあります。ここでは、4つのタイミングについて解説します。

インビザライン治療をはじめて間もないとき

先にも述べましたが、インビザライン矯正をはじめて間もない時期は違和感を生じることが多いです。異物感や締め付け感から吐き気を催す方もいますが、装着しているうちに気にならなくなるでしょう。

患者さまによっては、違和感が強くマウスピースを装着し続けるのが難しいケースもあります。

マウスピースを交換したとき

インビザライン矯正では、1〜2週間ごとにマウスピースを交換しながら歯列を少しずつ動かしていきます。そのため、マウスピースを交換したタイミングで違和感を覚える方が多いです。

このような場合も、装着しているうちに歯列が移動して違和感は落ち着いていきます。

マウスピースの装着を怠ったとき

マウスピースの装着は、一日忘れた程度では大きな影響はありません。

しかし、数日~1週間単位で装着を怠ったり高い頻度で装着し忘れたりした場合には、マウスピースの装着時に違和感を覚えることがあります。マウスピースを装着できる場合はそのまま様子をみることが多いですが、違和感や痛みなどが生じている場合は歯科へ相談しましょう。

マウスピースが変形・破損したとき

マウスピースが変形・破損した場合、部分的に痛みが出たり圧迫感を覚えたりすることが考えられます。

また、インビザライン矯正では、効果的に歯を動かすためにアタッチメントを歯に装着することがあります。アタッチメントが変形・破損した場合も、違和感を覚えるでしょう。

インビザライン矯正中の違和感はいつまで続く?

インビザライン矯正中の違和感が続き期間イメージ

インビザライン矯正をはじめて間もない時期やマウスピースの交換時に覚える違和感は、1週間もすれば感じなくなることがほとんどです。

ただし、1週間をすぎても違和感が続く場合やマウスピースのフチが歯ぐきに当たって痛む場合は、詳しい原因を明らかにする必要があるでしょう。我慢せずに歯科医院へ相談しましょう。

インビザライン矯正中に違和感が生じた場合の対処法

インビザライン矯正をする女性

マウスピースの装着時に違和感が気になったとき、どのように対処すればよいか不安に感じている方も多いのではないでしょうか。ここからは、4つの対処法をご紹介します。

マウスピースを正しい方法で着脱する

マウスピースを正しく装着することにより、違和感を改善できることがあります。マウスピースは、奥歯から手前に向かって左右対称になるように少しずつ装着しましょう。

装具を押し込むときは、歯ではなく指で押すようにしてください。チューイーを使用することで歯にしっかりと密着させることができます。

取り外しの際も、奥歯から前歯に向かって左右順番に少しずつ外していきましょう。正しい着脱方法を守ることは、違和感の改善だけでなく、マウスピースの変形や破損を防ぐことにもつながります。

マウスピースの装着時間を守る

インビザライン中に違和感を覚えた方で装着時間を守れていない場合は、まず装着時間を守ることを心がけましょう。基本的には1日22時間以上、最低でも20時間以上装着する必要があります。

丸一日つけ忘れた場合には、その日数分マウスピースの装着日数を追加したほうがよいでしょう。装着し忘れてしまった場合には必ずメモしておき、必要な時間装着するようにしてください。

マウスピースの変形や破損がないかチェックする

マウスピースを毎日着脱していると、知らず知らずのうちに変形したり破損したりすることも考えられます。装着時には、必ず変形・破損がないかをチェックする習慣をつけるとよいでしょう。

なお、変形や破損に気付いた場合には、マウスピースの装着を中止して早めに歯科医院へ相談するようにしてください。

歯科医院へ相談する

思い当たる原因などがないにもかかわらず違和感が続く場合は、無理をせずに歯科医院へ相談しましょう。マウスピースの一部が歯茎に当たって痛みを感じているケースでは、マウスピースを削ったりカットしたりして違和感を改善できることもあります。

患者さま自身でマウスピースに手を加えることはせず、必ず歯科医院へ相談してください。

まとめ

インビザライン矯正のマウスピース

インビザライン矯正をはじめて間もない頃には、マウスピースの装着時に違和感を感じる方が少なくありません。多くの場合は1週間程度で慣れていきますが、痛みや不快感が強い場合には医師に相談してください。

違和感を軽減して快適にマウスピースを装着し続けるためには、正しい着脱方法や装着時間を守ることが大切です。

インビザライン矯正を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

インビザラインのアタッチメントについて Q &Aで詳しく解説

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

当院では、透明で目立ちにくいマウスピースを装着する「インビザライン・ファースト」という小児向けマウスピース型矯正システムを採用しています。7歳から10歳くらいが対象年齢です。

インビザラインは、歯並びの状況によって「アタッチメント」と呼ばれる小さい出っ張りを歯の表面に取り付けます。アタッチメントには、①マウスピースと歯を密着させる②歯を動かすための力を歯の根元まで伝える、という大切な役割があります。マウスピースとは異なり、自分で着脱はできません。
今回は、インビザラインのアタッチメントについて、Q&A形式で詳しく解説していきます。

Qアタッチメントは目立つの?

Aアタッチメントは天然の歯と似た色の素材を使っているので、とても目立ちにくいです。インビザラインのアタッチメントには何種類かの色があり、患者様の歯の色に近い色を選ぶことができます。

Qアタッチメントを着けたままで飲食はできる?

Aアタッチメントは自分で着脱できないため、着けたままで飲食ができます。マウスピースと異なり、ワインやコーヒーなど色の濃い飲み物を飲んでもほぼ着色しません。お餅やキャラメルなど歯にくっつく食べ物、おせんべいなど硬い食べ物は、出来るだけ避けてください。アタッチメントに用途外の力がかかって、外れてしまうリスクがあります。

Qアタッチメントは外れないの?

Aアタッチメントは、専用の接着剤で歯の表面にくっつけているので簡単には外れないようになっています。稀に、マウスピースの着脱時にアタッチメントが引っかかって外れてしまうことがあります。正しい手順と異なる着脱をした場合に外れやすいので、気をつけましょう。アタッチメントが外れてしまった場合は、歯科医院へなるべく早く連絡しましょう。歯の移動に影響がある箇所の場合は付け直す必要があります。すでに役割を終えたアタッチメントであれば、取れたままでも問題ないです。

Qアタッチメントを飲み込んでしまったけど大丈夫?

Aアタッチメントが外れて、万が一飲み込んでしまっても、体外に排出されるので心配しなくて大丈夫です。外れてしまったことについては、歯科医院へなるべく早く連絡しましょう。

Qアタッチメントをつけたら痛みがある場合はどうしたらいい?

Aアタッチメントをつけると、つけていない時よりマウスピースが密着するので、違和感や痛みを感じる場合があります。大抵の方は、翌日か翌々日には慣れて平気になります。それ以上痛みや違和感が続く場合は、歯科医院へ相談しましょう。

Qアタッチメントがついているとマウスピースの着脱の操作はむずかしい?

Aアタッチメントがない時と比較すると、歯に突起物がついている分、マウスピースの取り外しが難しくなります。無理矢理外すとマウスピースが割れてしまう可能性があるので、片方の奥歯の側から優しく広げて取り外してください。付ける時は、前歯の側から両手を使ってゆっくりとはめましょう。

Qアタッチメントがついている時の歯の磨き方は?

Aアタッチメントの周りは、食べカスや歯垢が溜まりやすく、さらに歯ブラシの毛先をしっかり当てることが難しいです。慣れるまでは鏡で歯ブラシがしっかり当たっているか確認しながら、丁寧に磨きましょう。

ブラッシング方法

歯の表面とアタッチメントの境目に歯ブラシの毛先を斜め45度に当てて、小刻みに優しくブラッシングしてください。ゴシゴシ強く擦ると、アタッチメントが外れるリスクがあります。また、アタッチメントのところだけ集中的に磨くのではなく、お口の中全体をバランスよく丁寧に磨きましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。アタッチメントは、インビザラインがしっかりと効果を発揮するために必要なものです。小さなお子様がインビザラインでアタッチメントを取り付けた際は、親御様が仕上げ磨きの時に磨き残しがないか気をつけてあげてください。

お子様の矯正を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。お子様大好きなスタッフが、笑顔でお迎えします。歯医者さんが苦手な子も、当院へは楽しんで通ってくれています。

インビザラインのマウスピースが割れたときはどうする?注意点も解説

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

インビザラインが割れた場合、どう対処すればいいのでしょうか。矯正治療に影響があるのか不安に感じている方もいるでしょう。

本記事では、インビザラインが割れる原因や対処法、割れた際にかかる費用などについて解説していきます。

インビザラインのマウスピースが割れる原因

食いしばりがある人

インビザラインで使用するマウスピースは、厚みが0.5mmしかありません。違和感を覚えにくい点がメリットですが、衝撃が加わると割れてしまうリスクがあります。

インビザラインが割れる原因として挙げられるのが、以下の4点です。

歯ぎしり・食いしばりの癖がある

歯ぎしり・食いしばりの際にかかる力は100キロ以上といわれています。歯ぎしり・食いしばりをしていると、過度な力がマウスピースにかかるため割れるリスクが高くなるでしょう。

とくに、就寝時の歯ぎしりや食いしばりは無意識におこなわれるため、予防することが難しいです。歯ぎしり・食いしばりの癖がある方は、インビザラインの治療開始前に歯科医師に相談しましょう。

マウスピースをつけたまま食事をする

インビザラインは、食事の際に取り外す必要があります。マウスピースの取り外しを面倒に感じ、装着したまま食事をとった経験のある方もいるでしょう。

しかし、マウスピースをつけたまま食事するとマウスピースに過度な力が加わります。噛んだ衝撃でマウスピースが割れてしまうリスクがあるため、食事の際はかならず外しましょう。

マウスピースを装着したまま飲食すると、マウスピースと歯の間に食べカスが残りやすいため虫歯や歯周病の原因にもなります。

保管場所が適切でない

飲食時やブラッシングの際は、インビザラインを外して保管する必要があります。机や洗面台に置いたままにしていたり、ティッシュやペーパーナプキンに包んで置いていたりする方もいるのではないでしょうか。

しかし、インビザラインをそのまま置いていると誤って落としてしまったり上から物を置いてしまったり、割れる可能性があります。ティッシュに包んでポケットやカバンに入れて保管することも、マウスピースが割れる原因になりかねません。

インビザラインは薄いため、保管する際には専用のケースに入れる習慣をつけましょう。

誤った方法で着脱している

無理に着脱していると、マウスピースに過度な力がかかり割れる可能性があります。

マウスピースを噛んで装着する方もいますが、割れる原因になりかねません。装着の際は、指の腹で押したりチューイーを使用したりして歯とマウスピースを密着させましょう。

また、マウスピースを外す際も片側から一気に外すと割れる可能性があります。両側の奥歯から前歯に向かってゆっくりと外すようにしましょう。

着脱に不安がある方は、事前に歯科医院で確認してもらうとよいでしょう。

インビザラインのマウスピースが割れたときの注意点

インビザラインのマウスピースが割れたときの注意点イメージ

マウスピースが割れたときに誤った行動をとってしまうと、矯正治療に悪影響を与える可能性があります。以下に、インビザラインのマウスピースが割れたときの注意点をご紹介します。

何も装着しない期間を作らない

1日20時間以上マウスピースを装着することで歯に十分な矯正力が加わります。十分な装着時間が確保できてないないと歯が計画どおり動きません。

インビザラインが割れたからと装着しないで過ごしていると、治療期間が伸びてしまう可能性が高くなります。

また、矯正期間中は歯とあごの骨が定着していないので歯が動きやすい状態です。マウスピースを装着せずに過ごしていると後戻りするリスクも高いでしょう。

装着していない期間をつくらないために、マウスピースが割れたら早めに歯科医院に連絡することが大切です。

割れたマウスピースを装着しない

マウスピースが割れた場合、装着できるからと割れた状態で使用しないようにしましょう。割れた状態でマウスピースを使用し続けると、歯に適切な力がかからない可能性があります。

治療計画から歯の動きがズレてしまったり、治療期間が長引いたりする原因になりかねません。

ご自身で修理しない

インビザラインが割れてしまったからと、ご自身で修理して使用することはやめましょう。マウスピース矯正は、マウスピースを使用して歯に小さな力を加えて移動させます。

ご自身で修理すると誤った矯正力が歯にかかり、治療に悪影響を及ぼす可能性があるでしょう。マウスピースは繊細なので、かならず歯科医師に修理してもらってください。

インビザラインのマウスピースが割れたときはどうする?

歯医者へ相談

インビザラインが割れた場合の対処法は、以下のとおりです。

歯科医師の指示を仰ぐ

インビザラインが割れた場合、速やかに歯科医院に連絡して指示を仰ぎましょう。たとえ装着できたとしても、治療に悪影響が出る恐れがあります。

損傷の状態によっては、誤った方向に矯正力が働いて治療計画が乱れるリスクがあります。自己判断でマウスピースを使用した結果、治療期間が長引くケースも少なくありません。

マウスピースが割れたら、かならず歯科医院に連絡しましょう。

1つ前のマウスピースを使用する

「マウスピースが2つに割れてしまった」など大きく損傷した場合、マウスピースの作り直しが必要です。マウスピースを再作成する場合、手元に届くまでに数週間はかかります。その期間、マウスピースを装着せずに過ごしていると歯が後戻りするリスクが高いでしょう。

治療計画から外れないように、後戻りを防ぐことがポイントです。マウスピースが届くまでの期間は1つ前のマウスピースを装着して、後戻りを防ぐよう指示されるケースが多いです。そのため、1つ前のマウスピースは必ず保管しておきましょう。

次のマウスピースを使用する

マウスピースの交換時期が近い場合は、次のマウスピースを装着することもあります。

再作成には時間がかかり、矯正期間が長引いたり追加で費用がかかったりします。そのため、交換する直前で割れてしまった場合は次のマウスピースを使用するように指示されるケースが多いでしょう。

ただし、自己判断でマウスピースを交換するとトラブルの原因になりかねないので、かならず歯科医院を受診して確認してもらいましょう。

インビザラインのマウスピースを作り直す場合の費用

インビザラインのマウスピースを作り直す場合の費用イメージ

マウスピースが割れた場合の修理費用は、数千円〜1万円ほどが相場です。再作成する場合は1万円以上必要になるでしょう。

歯列矯正は自由診療になるため、歯科医院によって費用に差があります。カウンセリングの際に、割れたときの対応なども確認しておきましょう。

インビザラインのマウスピースを割らないためには

インビザラインのマウスピースを割らないためのポイント

インビザラインを割らないためには、どのような点に気をつければいいのか解説します。

外した際はケースに入れて保管する

インビザラインのマウスピースは薄く、衝撃に弱いため取り扱いには注意が必要です。テーブルや洗面台に置いたままにしたり、ティッシュに包んでポケットやカバンに入れたままにしたりすると割れるリスクがあります。

食事やブラッシングなど、マウスピースを外すときは必ずケースに入れて保管しましょう。ケースに入れることを面倒に感じる方もいるかと思いまが、割れるリスクを回避するためには重要です。

丁寧に着脱をおこなう

マウスピースを着脱する際には、丁寧に取り扱うようにしましょう。インビザラインのマウスピースは薄いため、無理に着脱しようとすると変形・破損の原因になります。

歯で噛んで装着したり力任せに引っ張って外したりすることは避けましょう。装着の際は、前歯から奥歯に向かって合わせていきます。外す際は、両奥歯のマウスピースを浮かせてからゆっくり外しましょう。

慣れない間は時間がかかりますが、マウスピースに負担をかけないためには適切な方法で着脱する必要があります。

食事のときは必ず外す

インビザラインを装着したまま食事を摂ると、噛む力でマウスピースが割れてしまう可能性があります。食事の際にかかる力は、奥歯で50〜60キロほどです。マウスピースは薄く繊細なため、大きな力や衝撃が加わると割れてしまいます。

歯ぎしり・食いしばりに対策を講じる

歯ぎしり・食いしばりがある方はマウスピースが割れるリスクが高いです。歯ぎしりや食いしばりは、就寝時など無意識でおこなっている場合もあります。

何度も破損を繰り返している場合は、夜間の歯ぎしりを防止するマウスピースの作成も視野に入れる必要があるでしょう。

日中の歯ぎしり・食いしばりは、本人の意識次第で改善できるかもしれません。日頃から食いしばりをしていないか意識して過ごすようにしましょう。

歯ぎしりや食いしばりの自覚症状がある方は、治療開始前に歯科医師に相談してください。

まとめ

マウスピースを付ける女性

インビザラインで使用するマウスピースは、違和感がないように薄く作られています。そのため、衝撃を受けると割れる可能性があります。

マウスピースが割れてしまったら、速やかに歯科医院に連絡して指示を仰ぎましょう。使用するのを中断したり、割れたマウスピースを無理に装着したりすると治療計画が乱れることがあるので注意してください。

インビザライン矯正を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

インビザラインのマウスピースがはまらない時はどうすればいいの?

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

当院では、透明で目立ちにくいマウスピースを装着する「インビザライン・ファースト」という小児向けマウスピース型矯正システムを採用しています。7歳から9歳くらいが対象年齢です。

インビザラインは少しずつ形が違うマウスピースを何十枚も付け替えて、歯を理想の位置に動かします。もしマウスピースが、はまらなくなってしまったら、どうすればいいのでしょうか。今回は、マウスピースがはまらない時の原因と対処法、浮きの許容範囲などを詳しく解説していきます。

マウスピースがはまらない原因は?

最初から完全にフィットするように作られていない

インビザラインのマウスピースは、そもそも乱れた歯並びを理想の位置へ動かすために装着するものです。歯を動かす前提で作成されているので、あえて歯にぴったり合っていない部分があります。そのため、チューイを用いて正しく装着しないと浮いてしまいます。

チューイを使わずにマウスピースをつけている

インビザラインのマウスピースをぴったり装着するには、チューイという円筒形でシリコン素材の補助器具を使うことが重要です。指だけで装着すると、マウスピースが歯列の奥までグッと入り込まず、浮いてしまうリスクがあります。

実際の歯の移動と計画段階の歯の移動がズレている

インビザラインは、マウスピースを毎日20時間以上装着しないと、最初の計画通りに歯が動きません。実際の歯の移動と計画段階の歯の移動がズレている場合、新しいマウスピースに交換しても、結局また浮いてしまいます。どうしても装着できない日などがある場合はご相談ください。

正しい番号のマウスピースをつけていない

インビザラインのマウスピースには、それぞれ順番に番号が記載されています。その順番と異なるマウスピースを使用すると、浮いてしまうリスクがあります。

マウスピースの形状に問題がある

マウスピースに初期不良があったり、雑に扱って変形させてしまったりすると、マウスピースが浮いてしまうリスクがあります。マウスピースはとても薄くて柔らかい素材のため変形しやすいです。まとめて渡されたマウスピースは冷暗所に保管して、必ずケースに入れて持ち運びましょう。

部分によって浮く原因は違う?

前歯部分が浮くケース

アタッチメントを付けることで改善できる可能性が高いです。前歯の部分が実際に浮いているのか、浮いているような違和感があるのかによって対応が異なります。歯科医院に相談してみましょう。

奥歯部分が浮くケース

マウスピースや治療経過に不具合が起きている可能性があります。一旦使用を中断して、歯科医院に相談しましょう。

1本の歯だけ浮くケース

対象の歯とマウスピースの該当部分に不具合が起きている可能性があります。前から2本目3本目あたりの歯に起こることが多いです。

マウスピースの浮きの許容範囲は?

治療開始からあまり時間が経過していない場合

2mm前後なら許容範囲なので、装着を継続して大丈夫です。矯正後の歯並びも考えてマウスピースは設計されているので、治療開始時の歯並びではしっかりフィットしないこともよくあります。日々チューイを使って正しく装着していれば、ぴったりとはまるようになります。

治療がほとんど終わっている場合

ほとんどの歯が綺麗に並んでいる状態でマウスピースが浮く場合は、2mm未満でも不具合がある可能性があります。まずは歯科医院に連絡してみましょう。

マウスピースがはまらなくなった時の対処法は?

マウスピースを規定の時間通りに装着しましょう

インビザラインの装着時間は20時間以上です。それ以下だと最初に計画した通りに歯が動かず、マウスピースがはまらなくなるリスクがあります。一日に何度も間食して取り外す回数や時間が多くなっている場合は、食事やおやつの時間を固定して、それぞれ30分以内に食べ終えるようにしましょう。

マウスピースの交換スパンを守りましょう

稀に、早く矯正を完了させたくて、マウスピースの交換スパンを自分の判断で短くしてしまう患者様がいらっしゃいます。インビザライン矯正は、一日一日の積み重ねが理想の歯並びを作ります。早く終えたい気持ちはわかりますが、歯科医師に指定された交換スパンを守りましょう。

チューイの使用を習慣化しましょう

マウスピースを指だけで装着すると、マウスピースが奥まで入り込まずに浮いてしまいます。毎日欠かさずチューイを使ってください。少々手間かもしれませんが、美しい歯並びを手に入れるために頑張りましょう。チューイを使用すると、治療期間が短縮できることがあります。

前後のマウスピースを装着しましょう

歯科医院に連絡して、ひとつ前のマウスピースの装着期間を延長するのか、もしくは次のマウスピースを前倒しで使用するのか、指示を仰ぎましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。インビザラインのマウスピースがはまらない場合は、歯科医院に相談して原因にあった正しい対処方法を行いましょう。
お子様の矯正を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

子供の仕上げ磨きは何歳まですればいい?仕上げ磨きのメリットやポイント、正しい磨き方も解説

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

小学校に上がる頃になると、着替えや学校の準備など、お子さんが自分で出来ることがグンと増えますよね。そのタイミングで仕上げ磨きを卒業するお子さんが多いようです。実際のところ、仕上げ磨きは何歳までするのがよいのでしょうか?また、お子さん自身が自分で磨きたいと言い出した段階で、任せてよいのでしょうか。仕上げ磨きのメリットやポイント、正しい磨き方なども詳しく解説していきます。

仕上げ磨きは0歳から10歳くらいまでがおすすめ

歯科医師としては、生後6ヶ月前後で乳歯が生えてきた時から、永久歯が全て生え揃いはじめる10歳くらいまで仕上げ磨きをすることをおすすめします。

10歳は少し過保護だと感じるかもしれませんが、小さい乳歯と大きな永久歯が混在している時期は隣り合う歯に大きな段差が生じています。そのため、とても歯磨きが難しい時期なのです。

小さい頃の仕上げ磨きは歯みがきを習慣づけるために、小学校に上がってからの仕上げ磨きは磨き残しやお口の中のチェックをするために行いましょう。親子のスキンシップの時間と考えてもよいかもしれません。

小学校に入学する頃、身の回りの多くのことを自分で出来るようになります。そのタイミングで、「歯磨きも自分で」となるご家庭も多いです。また、6歳になると自立心が芽生えて、親御さんの仕上げ磨きを嫌がるお子さんもいます。成長や向上心に繋がるのではないか、と任せてしまいがちですが、歯科医師としてはおすすめできません。

なぜなら、小学校に上がったばかりのお子さんが、磨き残しをしないでブラッシングするのはとても難しいからです。強すぎる力でガシガシ磨いてしまったり、同じところばかり何度も磨いてことしまったりしがちです。親御さんが近くで見守って、歯ブラシを持つときの力加減のアドバイスをしたり、仕上げ磨きで磨き残していたところをを教えてあげたりしましょう。親御さんの膝に寝て仕上げ磨きをするのを嫌がったタイミングで立った状態での仕上げ磨きに移行すると、素直にやらせてくれることも多いです。

仕上げ磨きのメリットは?

  • 子供に正しいブラッシング方法を教えられる
  • 子供の技術では落としきれない食べカスや歯垢を落とせる
  • 虫歯ができやすい乳歯や生えたての永久歯をむし歯から守れる
  • むし歯や口内トラブルを本人が痛みや違和感を訴える前に発見できる
  • 食後に歯みがきをする習慣を身につけることができる

このようなメリットを得るためには、正しいやり方で仕上げ磨きをすることが大切です。当院ではお子さんや親御さんにブラッシング指導を行っています。仕上げ磨きの方法も、丁寧にお伝えしています。気になる方は、ぜひお問い合わせください。

年齢別、仕上げ磨きのポイントは?

0~2歳くらいまで

柔らかいや歯ブラシなどを口の中に入れて動かすことに慣れてもらいましょう。

3~5歳くらいまで

歯磨きを毎食後行うことが大切だと知ってもらいましょう。子供には磨きにくい奥歯が生えてくるので、仕上げ磨きの時に丁寧にブラッシングしてあげましょう。

6~9歳くらいまで

乳歯の奥歯の後ろに、さらに6歳臼歯が生えてきます。6歳臼歯は特にむし歯になりやすい歯と言われています。仕上げ磨きの時に丁寧にブラッシングしてあげましょう。

9~12歳くらいまで

お子さん自身で歯磨きをして、親御さんは奥歯など磨き残しが多いところを中心にお口の中をチェックしましょう。磨き残しがあったら、ブラッシングをしてあげましょう。

お子さんが嫌がらなければ、お口の中のチェックは中学生になってからも続けてください。大人でも、磨き残してしまうことはありますよね。毎日でなくていいので、歯の裏側や奥歯など、磨き残しが多いところを確認してあげましょう。

仕上げ磨きの正しいやり方は?

仕上げ磨きの歯ブラシの持ち方は?

仕上げ磨きをする時は、ペンと同じように歯ブラシを持ってください。軽い力で小刻みに磨けます。

仕上げ磨きの歯ブラシの当て方や磨き方は?

歯ブラシの毛先を歯に垂直にあててください。特に、歯と歯茎の境目は要注意です。歯ブラシを動かすときは、横に小刻みに動かすのを基本の動作にしてください。

仕上げ磨きで注意が必要なポイントは?

上の前歯の表側

歯ぐきと唇の内側をつなぐ筋のようなものが中心部分にあるので、歯ブラシがぶつからないように、指で防いで磨きましょう。

上下の前歯の裏側

前歯の裏側だけは、縦に小刻みに動かして磨きましょう。

奥歯

歯ブラシが届きにくく、大人でも磨き残しが多いところです。歯の面を意識して、表面、裏面、噛む面、それぞれを丁寧に磨きましょう。お子さんの頬を人差し指で少しだけ外側に引っ張り、口の中のスペースを広くすると磨きやすいです。歯ブラシで口の中を突かないように気をつけましょう。お子さんは痛い思いをすると、仕上げ磨きに苦手意識を持ってしまいます。

まとめ

お子さんが自分で磨きたいと言い出したら、磨き残した箇所が赤くなる染め出しを使って、磨き残しがどのぐらいあるかを確認してみましょう。仕上げ磨きの目的は、磨き残しを防ぐことです。染め出しの合格ラインを決めて、そこをクリアしたら仕上げ磨きを卒業してもよいでしょう。ただし、卒業後しばらくは、お子さんに完全に任せてしまわず、時々親御さんがお口の中をチェックしてあげましょう。

虫歯になる前に、歯磨き指導や定期検診で歯医者さんに慣れておくことをおすすめしています。当院では子供が大好きなスタッフが、笑顔でお迎えします。お子さんの歯のことでお悩みがありましたら、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

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