ブログ

子供の歯科矯正でよくある質問 Q&A


こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

お子様の矯正治療を始めるか迷っている親御様とお話しする機会がよくあります。費用面でお悩みの方、お子様が器具を継続して使用できるか心配な方、ご自身が痛みや違和感を伴う歯列矯正をした経験がある方など、迷っているご事情はさまざまです。

らいふ歯科医院では、親御様の小児矯正に関する不安を解消して、前向きに高いモチベーションで治療を受けていただきたいと考えています。そこで今回は、お子様の矯正を検討している親御様からよく聞かれる質問とその回答をご紹介します。

そもそも小児矯正が必要ですか?

歯並びは治さないと駄目ですか?

歯並びが悪い場合は、治すのが望ましいです。歯並びが良い場合のメリットと歯並びが悪いときのデメリットをお伝えします。

歯並びが良い場合のメリット

まずは歯並びが良いことでお口の衛生管理がしやすくなります。そのため、虫歯や将来歯周病にかかるリスクを軽減することが出来ます。また、歯並びが良いと、しっかりと噛むことができます。よく噛めることで血流が良くなり、血液中の酸素が体の隅々まで運ばれます。すると酸素不足になりにくいので、集中力が持続しやすくなります。また、筋力もアップするので、体力的にも優位になります。
よく噛める、バランスよくかめる歯並びであれば、顔つきも立体的になり、顔立ちが良くなります。扁平な顔つきよりも、目鼻立ちのはっきりした顔立ちの方が良いと考えております。

このように、子どもの歯並びは学力や運動能力などにも影響があり、その後の人生が大きく変わるとはっきり言えます。らいふ歯科クリニックでは子供のうちに歯並び矯正をすることを強くお勧めしています。

歯並びが悪い場合のデメリット

歯並びが悪いと、歯ブラシが届かない部分や磨きにくい部分が生じ、虫歯や歯肉炎などにかかりやすくなります。また、食べ物をしっかり噛むことができないため、胃や腸の負担が大きくなり、全身の健康のためによくありません。出っ歯や受け口などの場合、正しくはっきりと発音しづらいことがあります。顎の発育、特に、顎関節の成長発育に悪影響を及ぼす場合があります。

身体面だけでなく、見た目や発音にコンプレックスを持ってしまい、人前で上手く話せなくなったり、口を開けて笑えなくなったり、様々な心理的負担になる可能性があります。

小児期の指しゃぶりは、治療した方がいいですか?

長期の指しゃぶりは、歯列や噛み合わせ、発音、嚥下、出っ歯による口元の突出やあごの発育への影響が生じます。5歳を過ぎても指しゃぶりをしていると、歯列やあごの成長への影響が出る可能性が高くなります。小児矯正では、取り外し式の簡易矯正装置を使用したり、舌のトレーニングの治療を行ったりして、指しゃぶりを卒業できるようにします。

不正咬合が自然治癒することはないのですか?

永久歯の生えかわり時期に、成長により歯が並ぶスペースが確保できたり、歯の萌出方向が改善などした場合には、自然治癒することも稀にあります。しかし、受け口や顎のスペースが狭く歯がきちんと並ばない場合などは、自然治癒することはほぼありません。放置してしまうと、問題が重症・複雑化してしまうこともあります。親御様だけでは判断が難しいので、小児矯正の専門医に診せることをおすすめします。

聞いたことがあるけど、これ本当ですか?

矯正をすると、虫歯になりやすくなりませんか?

マウスピース型など取り外し式の装置は、食事や歯磨きの時には外すので、通常通り歯を磨いていれば虫歯のリスクが増えることはありません。ワイヤーなど固定式の装置を使う場合は、装置の周りに汚れがたまりやすくなるため、通常の歯ブラシに加えて専用の器具を使って歯を磨く必要があります。

親の歯並びが悪いと、子どもも歯並びが悪くなりますか?

不正咬合(歯並びや噛み合わせの状態が良くない状態)の原因のひとつに遺伝的要因があります。とくに受け口など骨格的な問題は、遺伝することが明らかになっています。ですが、最近の研究では口の周りの筋肉の使い方も歯並びに大きく影響することが明らかになっています。つまり、親の歯並びが悪いと、子供の歯並びも悪くなるというわけではありません。

矯正を始めるにあたって、具体的なことが知りたいです

何歳から始められますか?

治療開始は乳歯のみの時期からでも開始は可能です。しかし、矯正装置の使用法を守ってもらうということを考えると、6歳以降での治療開始が望ましいです。実際の年齢とは関係なく、生え変わりにはかなり個人差がありますので、5歳になったら小児矯正の専門医に診てもらうことをおすすめします。

相談料はかかりますか?

当院は、初回矯正相談料は無料です。初診時ではなく、検査をしたのち、後日、矯正相談のみの時間を設定しております。2回目の相談料は¥5,500(税込)をいただいております。

どんな歯並びでも小児矯正は対応できますか?

当院では、マイオブレース矯正、床矯正、ブラケットワイヤー矯正、マウスピース矯正(インビザライン・ファースト)など様々な矯正法を行っておりますので、外科的な矯正治療が必要な場合以外には対応可能です。お子様の歯並びの状態や親御様のご希望に合わせて治療法を選択していただけます。

小さい子どもが、矯正装置をちゃんと使えるでしょうか?

小児矯正で用いる取り外し式の装置は、欧米では90年以上前から子どもに用いられている実績があります。お子様の年齢なども考慮して治療装置を選ぶので、使いはじめはしゃべりにくいなどの違和感はありますが、たいていのお子様は上手に使えています。どうして矯正が必要なのかをしっかりと説明すれば、お子様は理解して前向きに頑張ってくれます。

小学生の子どもが小児矯正をした場合、医療費控除は使えますか?

小児矯正は、医療費控除の対象です。一年間に10万円以上の医療費が必要になった場合に、所得税の一部が戻ってきます。

矯正装置をつけたままで虫歯の治療はできますか?

矯正中に虫歯ができないことが望ましいですが、もしできてしまった場合、マウスピースなど取り外し式装置の場合、矯正治療を継続したままで虫歯の治療が可能です。ワイヤーなど固定式の装置の場合、必要があれば一時的に装置を外し、虫歯の治療が終わってから再び装着します。

矯正装置が目立つことで、学校でからかいやイジメの対象にならないか心配です

歯並びの状態にもよりますが、薄くて透明な気づかれにくいマウスピースを使ったり(インビザライン・ファースト)、家にいる時にトレーニングで1時間と就寝時だけつけるマウスピース(マイオブレース)を使う矯正方法があります。また、ワイヤー矯正が必要な場合も、歯の裏側に装着する矯正治療があります。小児矯正であっても、大人同様に見えない矯正治療が可能なのでご安心ください。

矯正をした状態で、激しいスポーツをしたり、管楽器を吹いたりすることもできますか?

柔らかい素材で激しいスポーツ中もつけっぱなしにできる装置があります。同様に、管楽器などを演奏するときにつけっぱなしにできる装置もあります。演奏時に違和感があれば取り外すこともできます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。らいふ歯科クリニックでは子供の歯並び矯正を勧めております。大人になってからの矯正治療ももちろん可能ですが、歯並びは治せても筋機能や骨格の改善までは難しくなります。
お子様の矯正を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。