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インビザライン矯正中に歯が動いている気がしないと感じる原因を解説
こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。
インビザラインで矯正をしている方の中には「歯が動いている気がしない」と感じる方もいらっしゃいます。歯の動きを実感できないと、治療に対して不安な気持ちになることも多いでしょう。
この記事では、インビザライン矯正中に歯が動いている気がしないと感じる原因と対処法について解説します。インビザライン矯正中で歯の動きを実感できずに悩まれている方は、ぜひ参考にしてください。
インビザライン矯正中に歯が動いている気がしないと感じる原因
インビザライン矯正中に歯の動きを実感できない方がいらっしゃいます。
歯が動いている気がしないと感じる主な原因は、以下の3点です。
- マウスピースの装着時間が足りない
- マウスピースを正しく装着できていない
- アタッチメントが外れている
それぞれ詳しく解説します。
マウスピースの装着時間が足りない
インビザライン矯正では、マウスピースを1日20時間以上装着する必要があります。そのため、基本的に飲食時と歯磨きの時以外はマウスピースを装着しなければなりません。
マウスピースの装着時間が不足していると、歯に十分な力が加わらないため、治療計画通りに歯を動かせません。そのため、歯が動いている気がしないと感じることがあるのです。
マウスピースを正しく装着できていない
マウスピースを正しく装着できていない場合も同様です。マウスピースが浮いていたり、しっかりハマっていなかったりすると、歯に力が加わりません。そのため、歯が動いていないと感じることがあるのです。
マウスピースの装着方法は歯科医師の指示に従うことが大切です。また、マウスピース装着後は浮いている箇所がないか確認しましょう。チューイーというマウスピースをしっかり歯に密着させるための補助用具もあります。
マウスピースを装着したあとにチューイーを噛むことで、マウスピースと歯を密着できます。チューイーの使用を面倒に感じる方もいらっしゃいますが、正しくマウスピースを装着するためにも使用したほうがよいでしょう。
アタッチメントが外れている
アタッチメントと呼ばれる歯の表面に接着するパーツが取れてしまっているケースもあります。アタッチメントには、マウスピースを固定する働きと、歯に適切な圧力をかける働きがあります。
アタッチメントは半透明であるため、外れても気付かない場合もあるでしょう。
万が一、アタッチメントが外れたら、歯科医院に連絡して指示に従いましょう。アタッチメントを接着している部分によっては、外れても治療に影響がない場合もあります。
しかし、自己判断で行動せず、必要であれば早めに歯科医院を受診して再度接着してもらいましょう。
インビザライン矯正で歯が動いていると感じるのはいつ頃?
インビザライン矯正で歯の動きを実感できるようになるのは、治療開始から半年ほど経過した頃です。
歯の動きや元々の歯並びは一人ひとり異なるため、歯の動きを実感できるようになるまでの期間は個人差がありますが、多くの方が半年ほどで歯が動いていると実感できるようになります。早い方であれば3ヶ月ほどで歯の動きを実感できることもあるでしょう。
インビザライン矯正では、1〜2週間ごとにマウスピースを交換して少しずつ歯を動かします。1枚のマウスピースでおよそ0.25mm前後歯が動くといわれており、1ヶ月で1mm程度歯が動くことになります。
矯正の効果が目で見て分かるようになるには時間がかかることを理解しておきましょう。
半年ほど経過しても歯が動いているのが分からない場合は、何か原因があるかもしれません。マウスピースの装着時間は守れているか、マウスピースを正しく装着できているか、歯科医師の指示通りに新しいマウスピースに交換できているかを確認しましょう。それでも矯正の効果を実感できない場合は、一度歯科医師に相談したほうがいいでしょう。
歯列矯正で歯が動きやすい人には特徴がある?
インビザライン矯正に限らず、矯正治療では歯が動きやすい人と動きにくい人がいます。
歯が動きやすい人には、以下の3つの特徴があります。
- 歯が動くためのスペースが十分ある
- 新陳代謝がいい
- 歯科医師の指示通りに治療に取り組んでいる
歯が動くためのスペースが十分にある場合は、歯を動かしやすくなります。そのため、治療計画を立てる際には、スペースが足りない場合はどうやって歯を動かす空間を作るかを考えます。また、新陳代謝がいい方も歯が動きやすいといわれています。
そして、どのような症例であっても歯科医師の指示通りに治療に取り組める方が、計画通りの治療結果を得やすくなります。
インビザライン矯正中に歯が動いている気がしないときの対処法
インビザライン矯正中に歯が動いている気がしないと感じた場合は、どのように対処したらよいのでしょうか。
以下に3つの対処法をご紹介します。
- 歯科医師の指示通りに治療に取り組めているか見直す
- 悪習癖がないか確認する
- 歯科医師に相談する
それぞれ詳しく解説します。
歯科医師の指示通りに治療に取り組めているか見直す
インビザライン矯正中に歯が動いていないと感じる場合には、歯科医師の指示通りに治療に取り組めているか見直しましょう。歯科医師の指示通りに治療に取り組めていない場合は、計画通りに治療が進んでいない可能性があります。
インビザライン矯正はワイヤー矯正と違って装置の着脱が可能です。食事や歯磨きの際に装置を取り外せる点は大きなメリットですが、自己管理ができていないと計画どおりに治療が進みません。
マウスピースの装着時間や装着方法、交換時期、取り扱い方法などを見直し、歯科医師の指示を守れてない場合には改善しましょう。
悪習癖がないか確認する
歯科医師の指示どおりに治療に取り組めているにもかかわらず、歯の動きを実感できない場合は、悪習癖がないか確認しましょう。
悪習癖によって歯に力が加わると歯が動くことがあります。せっかく矯正治療で歯並びを整えても、頬杖をついたり舌で歯を押したりする癖があると歯並びが乱れやすくなるのです。悪習癖があると、歯が後戻りを起こすこともあるでしょう。
そのため、歯並びに影響を与えるような悪習癖がある場合は改善することが大切です。
歯科医師に相談する
マウスピースの装着時間や交換時期などをしっかり守れているにも関わらず、歯が動いていると感じない場合は、歯科医院で相談してください。自分では気づかないトラブルが発生している可能性があるためです。
歯科医師に歯の動きをチェックしてもらい、計画どおりに歯が動いていることを確認できれば安心でしょう。トラブルが発生していれば適切に対処してもらえます。治療の経過で不安なことがあれば、早めに歯科医師に相談しましょう。
まとめ
インビザライン矯正で歯が動いている気がしないと、不安に感じる方もいらっしゃいます。
マウスピースの装着方法や装着時間を守れていないと計画どおりに歯を動かせず、歯が動いていないと感じる場合があるのです。インビザライン矯正で歯の動きを実感できるのは半年ほどかかるといわれています。
インビザライン矯正で歯が動いていると感じない場合には、歯科医師の指示どおりにマウスピースを装着できているか見直しましょう。また、口周りの悪習癖が原因で歯が動いていない可能性もあります。口周りの悪習癖がある場合は、改善しましょう。
それでも歯が動いている気がしない場合には、歯科医師に相談してください。
インビザラインを検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。