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インビザライン矯正中のマウスピースの装着時間を守るための方法!
こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。
インビザライン矯正中「マウスピースの装着時間が確保できない」とお悩みの方がいるのではないでしょうか。インビザライン矯正中はマウスピースを毎日決められた時間装着することが重要です。
インビザライン矯正中、マウスピースの装着時間が守れないと治療に影響はあるのでしょうか。
本記事では、インビザライン矯正中にマウスピースの装着時間を守らないとどうなるのか解説します。マウスピースの装着時間を守る方法や装着時間を守れなかったときの対処法についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
インビザライン矯正中のマウスピースの装着時間
インビザライン矯正中はマウスピースを1日20〜22時間装着するように指示される場合が多いでしょう。インビザラインでは、マウスピースと自分の歯とのズレを利用して歯を動かします。
断続的に歯に矯正力をかけるには、マウスピースを装着することが必要不可欠です。計画どおりに治療を進めるためには、装着時間を守ることがポイントといえるでしょう。
マウスピースの装着時間を守らないとどうなる?
マウスピースの装着時間が守れないとお悩みの方は多いでしょう。マウスピースの装着時間を守らないと治療にどのような影響が出るのでしょうか。
マウスピースの装着時間が守れなかった場合に考えられるリスクは、以下の4つです。
- 治療期間が延びる
- 後戻りが起こる
- 追加料金がかかる
- 歯茎が下がる可能性がある
それぞれ詳しく解説します。
治療期間が延びる
インビザラインでは、マウスピースを装着して歯に矯正力をかけて歯並びを整えていきます。装着時間が20時間に満たないと歯が治療計画どおりに動かないリスクが高くなります。
実際の歯の動きが当初の治療計画から外れると、マウスピースの作り直しが必要になる場合やマウスピースを追加して調整しなければならない場合があるでしょう。歯が計画どおりに動かないと治療期間も長くなる可能性があるため注意が必要です。
後戻りが起こる
インビザライン治療中は歯とあごの骨がしっかりと定着していないため歯が動きやすく、不安定な状態です。そのため、マウスピースの装着時間が短く、歯がしっかりと固定されていないと後戻りを起こす可能性があります。
後戻りは矯正治療中であっても起こることがあるため注意が必要です。後戻りが起こるとマウスピースが合わなくなる可能性があるでしょう。後戻りを起こしてマウスピースが合わなくなると、マウスピースの再作製が必要になる場合もあります。
追加料金がかかる
上述のとおり、装着時間が守れずマウスピースが合わなくなると、再作製が必要になる場合があります。歯科医院によってはマウスピースの作り直しに追加で費用が発生する場合があるため、事前に確認しておきましょう。
歯茎が下がる可能性がある
インビザラインでは少しずつ形の異なるマウスピースを一定期間ごとに交換して歯を動かしていきます。
マウスピースの装着時間が短く、歯が十分に移動できないまま次のマウスピースに交換すると歯に必要以上に力がかかって歯茎が下がったり、歯の根が吸収されたりする可能性があります。
マウスピースの装着時間を守るためには
上述したとおり、マウスピースの装着時間が守れないとさまざまなリスクが生じます。マウスピースの装着時間を守るためにはどうしたらいいのでしょうか。
以下に、マウスピースの装着時間を守るための対策をご紹介します。
- ダラダラ食べをやめる
- 歯磨きセットを持ち歩く
- 予備のマウスピースを持ち歩く
- 周囲の人に協力してもらう
- スマートフォンの機能を利用する
それぞれ詳しく解説します。
ダラダラ食べをやめる
インビザライン矯正中、食事とブラッシングのときはマウスピースを外します。1日20〜22時間の装着を守るには、食事時間が長くならないように工夫する必要があるでしょう。決められた時間内に食事を終えるように心がけることが大切です。
また、食事の回数が増えるとマウスピースを外す時間も長くなります。間食が多い方はマウスピースを外す時間も長くなるため、間食の習慣も見直す必要があるでしょう。
歯磨きセットを持ち歩く
食後にブラッシングできるように外食の予定がある場合は、歯磨きセットを持ち歩くと良いでしょう。
外食後、歯磨きができないからとマウスピースを外したまま過ごすと、装着時間が20時間以下になる可能性があります。普段から外食が多い方は、外出先でも歯磨きができるように歯磨きセットを持ち歩き、ブラッシングしてからマウスピースを装着するように心がけてください。
ブラッシングが難しい場合は、洗口剤や歯磨きシートで軽く汚れを落としてから装着するのもよいでしょう。
ただし、洗口剤や歯磨きシートでは完全に口の中の汚れを落とすことは難しいため、帰宅したらしっかり歯磨きをしてください。
予備のマウスピースを持ち歩く
外出するときは、1つ前に使用していたマウスピースを予備で持ち歩くようにしましょう。
万が一、外出先でマウスピースを紛失・破損すると、長時間マウスピースを装着できないことになります。マウスピースを装着できない時間が長くなると、後戻りを起こす可能性もあるでしょう。
予備のマウスピースを持ち歩いていれば、マウスピースを紛失・破損してもすぐに対応できます。予想外のトラブルにも対応できるように1つ前のマウスピースは処分せずに保管しておきましょう。
周囲の人に協力してもらう
マウスピースの装着を忘れやすい方は、家族や友人などに協力してもらいサポートしてもらうのも有効な方法です。食後やブラッシング後など付け忘れが起こりそうなタイミングで、周囲の人に声掛けをしてもらえればマウスピースのつけ忘れを防げるでしょう。
また、矯正治療は症例によっては2年以上かかるケースも少なくありません。治療期間が長くなるとモチベーションが下がり、マウスピースの装着がおろそかになる可能性があります。周囲の人のサポートや声掛けがあればモチベーションの低下を防ぐことができるでしょう。
スマートフォンの機能を利用する
マウスピースの装着を定期的に確認するためにスマートフォンのアラーム機能やリマインダー機能を使用するのも有効な手段です。定期的に通知がくるので装着の確認ができます。装着を忘れそうなタイミングに通知が来るように設定しておくと良いでしょう。
また、新しいマウスピースに交換する日もリマインダーで設定しておけば、交換時期を誤るなどのミスを防ぐことができます。
マウスピースの装着時間を守れなかったときはどうする?
マウスピースの装着時間が守れなかったときはどうしたらいいのでしょうか。
以下に、マウスピースの装着時間が守れなかった場合の対処法をご紹介します。
- マウスピースの交換時期を延ばす
- ワイヤー矯正を検討する
- 歯科医師に相談する
それぞれ詳しく解説します。
マウスピースの交換時期を延ばす
インビザラインのマウスピースは、1〜2週間ごとに交換します。
しかし、装着時間が守れない日が続くと、歯が十分に移動していない可能性が高いです。新しいマウスピースに交換する際、強い痛みやマウスピースが入らないなどのトラブルがある場合は、交換時期を延ばして様子をみるようにしましょう。
ただし、自己判断でマウスピースの交換時期を変えると治療に影響が出る可能性があります。交換時期は、歯科医師に確認して指示に従いましょう。
ワイヤー矯正を検討する
インビザライン矯正中、マウスピースの装着時間を確保できない日が続く場合には、ワイヤー矯正に切り替えることを検討するのもひとつの方法です。
ワイヤー矯正であれば、矯正装置を取り外す必要がないためスムーズに治療を進められるでしょう。
審美性が気になる方は、舌側矯正やハーフリンガル矯正を選択すれば審美性を保ちながら治療を進めることが可能です。マウスピースの自己管理が難しいと感じている方は、検討しても良いかもしれません。
歯科医師に相談する
インビザライン矯正中にマウスピースの装着時間が確保できない場合は、歯科医師に相談しましょう。装着時間が不足する事情は患者さんによって異なります。
歯科医師であれば、専門的な知識と経験から一人ひとりの事情に合った適切なアドバイスや対処法を提案してくれます。ご自身に合った対処法を実行することで治療期間を延ばすことなく矯正治療を進められる可能性が高くなります。
まとめ
インビザラインは、マウスピースを1日20〜22時間装着して歯並びを整える治療法です。
装着時間が守れないと歯が治療計画どおりに動かないため、治療期間が延びたりマウスピースの作り直しが必要になったりします。マウスピースの作り直しが必要になると、追加で費用が発生する場合もあるでしょう。
ご自身への負担が大きくなるため、インビザライン矯正中はマウスピースの装着時間をしっかりと守ることが重要です。装着時間が守れずにお悩みの方は、歯科医師に相談すると良いでしょう。
インビザラインを検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。