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小児矯正「マイオブレース」の費用や治療のメリットを詳しく解説!


マウスピースを持って寝転ぶ男の子

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

小児矯正「マイオブレース」の費用は、40万円前後が一般的です。また、マイオブレースは従来の矯正方法とは異なり、歯並びだけでなく舌の位置や呼吸など口腔環境の改善にも効果があります。

今回は、小児矯正「マイオブレース」の費用や治療のメリットについて詳しく解説します。

こどもの歯並びが悪くなる原因

こどもの口元

こどもの歯並びが悪くなる原因は、主に「遺伝」「虫歯」「日常の癖」の3つが挙げられます。それぞれ詳しく解説します。

遺伝

こどもの歯並びが悪くなる原因として「遺伝」が大きな要素を占めます。

両親が出っ歯や受け口といった歯並びの問題を抱えている場合、その特徴がこどもに遺伝する可能性が高いです。これは骨格や筋肉の形状が遺伝により影響を受けやすいためで、これにより顎の形や噛む習慣などが親から子へと引き継がれ、結果的に歯並びに影響を及ぼします。

特に、受け口の遺伝性は高く、親から子へと受け継がれることが多いです。成長期においては、こどもの身長が伸びるタイミングで下顎も同時に発達します。その結果、徐々に受け口になるケースも見られます。

虫歯

こどもの歯並びが悪くなる原因として、虫歯も大きく影響しています。

特に、乳歯は歯質が柔らかく、虫歯が進行しやすい特性があります。そのため、虫歯が発生すると、それが歯の根まで広がる可能性があり、あとから生えてくる永久歯に影響を与える可能性があるのです。

また、虫歯によって歯が痛むと、痛みを避けるために特定の歯だけで噛むようになります。これが顎の発育や筋肉の発達に影響を及ぼし、歯並びが悪くなる場合があるのです。

乳歯が虫歯になったからといって「永久歯に生え変わるから、そのままでも大丈夫」と考えて放置してしまうと、のちの歯並びに影響が出ることがあります。そのため、虫歯の疑いがある場合は、早急に歯科医院を受診し、適切なケアを受けることが大切です。

日常の癖

こどもの歯並びが悪くなる原因として、日常の癖や習慣も関係しています。

例えば、口呼吸や舌で前歯の裏を押し出す癖があると、顎の発育不足や歯に過度の負荷をもたらし、結果として歯並びが悪くなることがあります。特に、こどもの顎はまだ発育途中であるため、このような習慣は顎や歯の形成に大きな影響を与えるでしょう。

ほかにも、指しゃぶりや唇を噛む癖も歯並びに影響を及ぼすことがあります。長期間にわたり、このような癖や習慣が続くと、歯が自然な位置からずれたり、歯列が乱れたりすることでしょう。

マイオブレースとは

水色の背景の前に悩んだ表情の男の子が立っている

マイオブレースは、革新的な歯科矯正装置であり、舌の正しい位置の確保、適切な飲み込み方の訓練、鼻呼吸の促進を通じて歯並びや顎の形状を矯正します。

装置自体は、わずかな力で歯列の乱れを矯正し、歯列を拡大するように設計されています。これにより、歯並びの改善だけでなく、整った顔立ちにもなります。

マイオブレースは、抜歯やブラケットによる治療をほとんど必要としません。その結果として、トレーニングを続けることで、一生涯にわたる良好な顔の形と美しい歯並びを保つことが可能になります。

しかし、マイオブレースの装着だけでは十分な改善は得られません。マイオブレースの効果を最大限に引き出すためには、舌や口周りの筋肉や呼吸のトレーニングが不可欠です。

トレーニングは、日常的に行う必要があるため、学習やスポーツのように、結果を得るための忍耐力が求められます。結果が早く現れる場合もあれば、トレーニングが長引くケースもあります。トレーニングの進行具合は個人差があるため、よりよい成長と安定した結果を得るためには、早期からトレーニングプログラムを開始することが重要です。

マイオブレースのトレーニングは比較的簡単で、段階的にステップアップしていきます。しっかりと取り組むことで、予想以上の結果が得られるでしょう。

マイオブレースのメリット・デメリット

歯科の椅子に座る女の子と、その横にいる女性歯科医師

マイオブレースのメリット

マイオブレースのメリットは、以下のとおりです。

後戻りが起こりにくい

マイオブレースのメリットの1つ目は、口周りの筋肉を鍛え、歯並びの問題を根本から解決できるという点です。

マイオブレースは、舌の圧力と頬の筋肉の圧力を適切なバランスに調整します。これは重要なポイントで、歯並びはこれらの圧力のバランスに大きく影響を受けます。従来の矯正治療では矯正後の歯の位置が元に戻る「後戻り」が問題となることがありますが、マイオブレースは舌と頬の筋肉のバランスを改善することで、この後戻りを大幅に防ぐことが可能です。

マイオブレースは、長期的な視点で見ても効果的な歯列矯正法といえるでしょう。

抜歯しない

マイオブレースのメリットの2つ目は、治療に抜歯が不要であるという点です。

従来の矯正治療では、歯をきれいに並べるためのスペースを確保する手段として、抜歯をすることがありました。

しかし、マイオブレースは舌と頬の筋肉のバランスを調整し、顎の成長を促進させることで、自然な歯並びを実現します。これにより、抜歯をする必要がなくなるのです。また、このアプローチは顎のバランスを改善し、将来的にも歯並びが乱れにくい状態を作り出します。

痛みが少ない

マイオブレースのメリットの3つ目は、使用中の痛みがほとんどないという点です。

従来の矯正器具は、装着時や調整時に違和感や痛みを伴うことがありましたが、マイオブレースはマウスピース型なので不快感が少ない傾向にあります。また、マイオブレースは外せるタイプの矯正器具なので、歯磨きのときは取り外すことが可能です。

矯正治療中でも虫歯のリスクを増やすことなく、ふだん通りの口腔衛生を保つことができるでしょう。

口腔機能の改善と健康に効果的である

マイオブレースのメリットの4つ目は、全体的な口腔機能の改善と健康にも効果的であるという点です。

特に、マイオブレースは口呼吸から鼻呼吸への転換を促します。口呼吸は口腔内の乾燥を引き起こし、虫歯や口臭の原因となる可能性があります。

一方で、鼻呼吸は空気を適度に暖め、湿度を保つため、肺へのダストやバクテリアの侵入を防ぎ、全身の健康によい影響を与えるのです。

また、マイオブレースは咀嚼や嚥下の改善にも有効で、これらの動作を正しく行えるようになることで、食事から得られる栄養をより効率的に体内に取り入れることができます。

マイオブレースのデメリット

マイオブレースのデメリットは、以下のとおりです。

こどもの治療に対する姿勢が重要

マイオブレースの治療は基本的に自宅で行うため、こどもの自主性と家族の協力が不可欠です。こども自身のモチベーションや家族の支援がなければ、予想した結果を得るのが難しい場合があります。こどもがマイオブレースの重要性を理解し、積極的に治療に取り組むためには、その理由を明確に伝えることが必要です。

しかし、それだけでなく、日々のトレーニングを楽しみながら行えるようなサポートも重要といえます。親や家族が一緒に参加したり、励ましたりするなど、こどもが進んで治療に取り組めるよう家庭全体での協力とサポートが求められるでしょう。

日々のトレーニングが必要

マイオブレースは、継続のために努力が必要です。

マウスピースの装着は1日1時間と就寝時に限られていますが、ただ装着するだけでなく、毎日の口周りの筋力や呼吸のトレーニングが必須といえます。トレーニングを継続しないと、治療期間が予想以上に長引く可能性があり、また結果が思ったものと違ってしまうこともあります。

特に、歯並びに悪影響を及ぼす習慣を改善するには、早期からのトレーニングが重要といえるでしょう。

自費診療

マイオブレースのデメリットとして、自費診療であるという点も挙げられます。

矯正治療は基本的に保険適用外で、マイオブレースも例外ではありません。治療費は40万円前後となることが一般的です。

しかし、この治療は長期的な視点で見ると経済的なメリットもあります。マイオブレースは口腔内の環境を整える効果があるため、成長期に矯正治療が必要となった場合でも、治療期間を短縮できる可能性があり、トータルの治療費を抑えられる場合があります。

初期投資としての負担は無視できませんので、治療を検討する際は経済的な側面も考慮することが重要です。

マイオブレースは何歳から始められる?

ピンクの目覚まし時計、カレンダー、聴診器が置かれている

マイオブレースの適応年齢は基本的に5〜15歳ですが、最も効果的に歯並びの改善が見られるのは小学1〜5年生、つまり6〜11歳までの期間とされています。人間の上顎の成長や発達は一般的に小学校高学年までとされ、この期間に口腔内の環境を整えることで、理想的な顎の形成へとつながるからです。

特に、6〜7歳からのトレーニング開始が推奨されています。この年齢から始めることで、治療に十分な時間を確保し、上顎の成長を自然に導くことができるでしょう。

さらに、マイオブレースのトレーニング期間は、一般的に2年程度と考えられています。2年間のトレーニングを通じて正しい呼吸方法を身につければ、そのあとは特別なトレーニングを続ける必要はありません。こどもが健康的な呼吸と噛み合わせの癖を習得することで、自然と成長につながります。

マイオブレースの費用はどれくらい?

木のテーブルの上に電卓とペンが置かれている

前述したように、マイオブレースの費用は一般的に40万円前後です。歯列矯正の一種であるマイオブレースも、一般的に保険が適用されない自費治療となります。

クリニックによって料金の設定は異なりますが、一般的な費用相場は以下のとおりです。

<一般的なマイオブレースの費用の内訳>

内容 費用
矯正検査 約2万円
マイオブレース 約40万円
定期健診(月に1回) 1回 約5,000円

矯正検査は治療開始前に行われるもので、レントゲン撮影や口腔内写真撮影、歯列の型取りなどを含みます。原則として初回のみ行われますが、治療期間が長期に及ぶ場合には状況に応じて複数回検査が必要になることもあります。

しかし、検査費用が総合的な治療費に含まれるのか、それとも別途必要なのかはクリニックによります。

治療を始める前に、費用の内訳や支払いスケジュールをしっかりと確認しておくことが重要です。

まとめ

マウスピースを装着している男の子

マイオブレースの費用は、一般的に40万円前後です。

しかし、マイオブレースはほかの矯正方法と同様に自費診療であるため、クリニックによって費用は異なります。自費診療なので費用は全額自己負担になりますが、長期的な視点で見るとメリットの大きい治療法です。

マイオブレースは歯並びを整えるだけでなく、舌の位置や呼吸を改善する効果もあるため、後戻りも少なく全身の健康にもよい影響を与えます。

もし、大人になってから矯正が必要になった場合でも、マイオブレースで基盤が整えられているため、複雑な治療は不要になることが多いです。結果、全体的な治療期間が短くなり、費用も抑えられることになります。マイオブレースは5~15歳、特に6~11歳での治療が効果的なので、検討している方は早めに歯科医師に相談しましょう。

小児矯正「マイオブレース」を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。