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インビザライン矯正のメリット・デメリットを詳しく解説!


マウスピースを手に持っている女性

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

目立ちにくく、気軽にできるため、インビザラインの矯正に興味をおもちの方は大勢いらっしゃいます。治療を受けるかどうかについて決定する際「本当に自分に合っているのだろうか」「インビザラインの注意点は何か」「ほかのマウスピース矯正との違いは何か」などについて考えることでしょう。

今回は、インビザラインのメリットやデメリット、矯正するうえでの注意点について解説します。納得して治療を始めるためにも、メリットとデメリットをしっかり考えてから選択してください。

インビザラインとは?

クエスチョンマーク

インビザラインは、透明なマウスピース装置を使った矯正です。マウスピース矯正は、さまざまなブランドや種類がありますが、そのなかでもインビザラインは世界で最も採用されているブランドです。

ほかのマウスピース矯正との違いは?

インビザラインとほかのマウスピース矯正との違いは、インビザラインは歯型とともに独自の3D画像化技術を使い、シミュレーションして治療計画を立てることです。シミュレーションの導入により、より具体的な治療計画が立てられ、型取りは一度だけで済みます。

また、ほかのマウスピース矯正に比べると、適用の症例が多い特徴もあります。

日本でのインビザライン矯正は?

日本でも2005年に導入されて以来、多くの方がインビザライン矯正を実施しています。インビザラインに特化して治療を行っている矯正の認定医も多いため、安心して矯正を受けられる環境が整っているといえるでしょう。

どの治療にもいえることですが、インビザライン矯正にはメリットとデメリットがあります。以下、それぞれ解説します。

インビザライン矯正のメリット

メリットという文字をあらわす紙と色鉛筆

ワイヤー矯正と比較すると、インビザライン矯正のメリットは数多くあります。もし「矯正したいけれど、ワイヤー矯正は痛そうだから怖い」「仕事の都合上、矯正中の口腔内を見られたくない」などの理由でワイヤー矯正に抵抗がある方は、インビザライン矯正を検討するとよいでしょう。

インビザラインのメリットは、以下のとおりです。

世界的に信頼されているブランドである

先述しましたが、インビザラインは世界中の多くの矯正歯科医が治療に使っているマウスピースです。これまでに1,500万人を超える方がインビザラインによる矯正治療を受けています。

参照元:インビザライン公式サイト

日本でも多くの矯正歯科医がインビザラインを取り扱っており、実績があるため安心です。大勢の歯科医師が選んでいる治療法だから信頼できると感じる方も少なくないでしょう。

矯正後の歯並びをシミュレーションできる

インビザラインはほかのマウスピース矯正と異なり、矯正後の歯並びをシミュレーションできることも大きなメリットです。

独特な技術を用いて立体的に治療計画を立てることや、ご自身の歯並びが変わっていく様子をチェックすることができます。矯正前後の違いが分かりやすいため、モチベーションを保ちつつ治療をすすめられるでしょう。

また、3D画像化技術のおかげで、何度も型取りする必要がありません。嘔吐反射が強く、歯の型取りが苦手な方も矯正治療を受けやすいのです。

目立たない

ワイヤー矯正が目立ちやすいのに比べて、インビザライン矯正は目立ちにくいこともメリットといえるでしょう。

インビザラインは、透明のマウスピースのため装着していてもあまり目立ちません。そのため「仕事で、会社や取引先の方と話すときに矯正しているのが目立つと困る」「ワイヤー装置をつけたくない」「学校で矯正装置を友達に笑われるのではないか」と感じていらっしゃる方も、目立たないインビザライン矯正なら安心して治療できます。

また、とても薄いため装着時の違和感が少なく「発音しにくい」という問題も起こりにくいでしょう。

痛みが少ない

インビザライン矯正は、ワイヤー矯正に比べて痛みが少ないというメリットがあります。

ワイヤー矯正は比較的短期間で強い力を使って歯を動かすのに対し、インビザライン矯正は少しずつ歯に圧力をかけてじっくり動かすため、痛みを感じにくいのです。矯正中の痛みが心配で躊躇していた方も、インビザライン矯正は向いているといえるでしょう。

一緒にホワイトニングもできる

インビザライン矯正とホワイトニングを一緒にできることも、メリットのひとつです。矯正プランのなかには、ホワイトニングが格安か無料でついていることも少なくありません。

歯並びがきれいになってきたら、歯の白さも気になることでしょう。ホワイトニングも一緒に施術してもらうことで、理想の口腔内に近づけるのです。

インビザライン矯正のデメリット

デメリットという文字をあらわす木のブロック

次に、インビザラインのデメリットについて解説します。メリットとデメリットの2つをよく比較し、デメリットよりメリットの方が大きいと感じた場合は、インビザラインを選択してください。また、矯正治療を開始する際は、メリットとデメリットの両方をきちんと説明する歯科医師を選びましょう。

インビザラインのデメリットは、以下のとおりです。

対応できない症例もある

インビザラインは、ほかのマウスピース矯正と比べると多くの症例に対応していますが、対応できない症例もあることを覚えておきましょう。例えば、以下の4つの症例は対応できない可能性が高いです。

  • 顎が原因による極端な出っ歯(上下顎の大きなずれ、下顎が小さいなど)の場合
  • 受け口(上下顎の大きなずれ、下顎が大きいなど)の場合
  • 抜歯後、大きな移動が必要な場合や歯が内側に倒れるリスクが高い場合
  • 埋没歯がある場合

顎が原因で歯並びや噛み合わせに問題が起こっている場合や抜歯後に大きな移動が必要な場合、埋没歯がある場合は、ワイヤー矯正のほうが向いています。症状によっては、ワイヤー矯正と併用することもあります。

しかし、矯正歯科医によって対応できるケースが異なることも事実です。歯科医院Aでは「対応不可」と診断されても、歯科医院Bでは「対応可」となるケースも珍しくありません。

1日20~22時間以上装着する必要がある

インビザライン矯正で順調に歯を動かすためには、1日20~22時間以上装着する必要があります。つまり、ほとんどの時間インビザラインを装着しなければなりません。

インビザラインは取り外しできるため、食事や歯磨きなどで外せます。

しかし、装着をサボる、放置して忘れるなど、装着時間が短い場合は、予定どおりに治療がすすみません。マウスピースを長時間つけなければならないことを覚悟する必要があるのです。

食事の時は外す必要がある

食事中はマウスピースを外します。家や職場にいるときは問題なくても、外出中は不便に感じることもあるでしょう。例えば、外食時や取引先で食べ物を出された場合、マウスピースを外すのが難しい状況が考えられます。

また、小腹が空いたときに気軽に食べられないケースもあるでしょう。食事のたびに「わざわざマウスピースを外すのは面倒だ」と感じる可能性も否定できません。

インビザライン矯正をするうえでの注意点

拡声器で注意をうながしている

インビザライン矯正が予定どおりに進み、理想の歯並びになるためには、いくつかの注意点を考慮しておくことが大切です。特に、インビザラインのメリットとデメリットをふまえつつ、以下の点に注意して治療に臨みましょう。

経験豊富で信頼できる歯科医師を選ぶ

インビザライン矯正する際は、インビザライン矯正はもちろんのこと、矯正に関する知識と経験豊富な歯科医師を選んでください。

例えば、矯正の認定医は、ある一定の条件を満たした歯科医師に与えられる称号です。また、インビザラインの会社が独自に設けたランクがあり、扱った症例の数によってランクが分かれます。歯科医院を決めるうえで、参考となるでしょう。

矯正の経験や知識が豊富な歯科医師だと、思わぬハプニングにも素早く対応してもらえるため、安心して治療を続けることができます。

インビザラインの装着ルールを守る

インビザラインの装着ルールを守ることも重要です。例えば、以下のことを守りましょう。

  • 装着時間を守る
  • 正しい装着方法で歯に装着させる

装着時間を守らない・装着時間が短い場合は、計画どおりに歯が動きません。また、正しく装着できていない場合は、シミュレーションどおりの位置に歯が動かないというトラブルも起こります。

必要ならセカンドオピニオンを受ける

矯正の歯科医院を決定する前に、必要であればセカンドオピニオンを受け、納得したうえで治療を開始することも大切です。ひとことでインビザライン矯正といっても、歯科医師によって使用するインビザラインの種類や治療方針が異なるからです。

また、一旦矯正を始めると長期で通わなければなりません。納得して通うために「歯科医師やスタッフと信頼関係が築けるか」という点も基準です。例えば、以下のことを考慮してください。

  • 分かりやすく説明してくれる
  • 治療内容が納得できる
  • 矯正にかかる費用が明確となっている
  • メリットとデメリットを解説してくれる

安心して通える矯正歯科医院で治療を受けることも大切です。

まとめ

ポイントをまとめる女性

インビザライン矯正は、世界中で多くの歯科医師が採用しているマウスピース矯正です。独自の3D画像化技術を採用しており、立体的にシミュレーションできます。そのおかげで治療計画を立てたり経過観察を行ったりすることができるため、モチベーションを保ちつつ矯正を続けられるのです。

しかし、インビザライン矯正はできない症例があることや、1日20~22時間以上装着する必要があることなど、デメリットも存在します。

インビザライン矯正で理想の歯並びに近づけるためには、装着ルールを守ることや慎重に歯科医師選びをすることが欠かせません。皆さまが、安心して納得のいく治療を受けられる歯科医院と出会えることを願っています。

インビザライン矯正を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。