直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科はらいふ歯科クリニック

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インビザラインのマウスピースはどうやって外すの?正しい外し方を解説

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

インビザライン矯正は、マウスピースを装着して力を加えることで、徐々に歯を動かす治療法です。マウスピースはポリウレタン製で厚さ0.5mm程度と柔らかく薄いため、付け心地がよいというメリットがあります。

インビザライン矯正のマウスピースは、どなたでも簡単に扱えるようになっていますが、マウスピースをつけるときや外すときには、それぞれ手順があります。雑に取り外すとさまざまなリスクがあるため気をつけなければなりません。

今回は、インビザライン矯正で使用するマウスピースの正しい外し方と付け方について解説します。マウスピースを清潔に保ち、虫歯や歯周病のリスクを軽減するためのお手入れ方法もご紹介しますので、インビザライン矯正を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

インビザラインのマウスピースを正しい方法で外さないと

インビザラインのマウスピースを正しい方法で外さないとどうなるかイメージ

インビザライン矯正のマウスピースを正しい方法で外さないと、どのようなトラブルが起こるのでしょうか。考えられるトラブルを一つひとつ詳しく解説します。

マウスピースが変形する

マウスピースを正しい方法で外さないと、変形する可能性があります。マウスピースが変形すると歯にフィットしなくなる可能性もあるでしょう。

マウスピースが装着できなくなると、作り直しが必要になるケースもあります。マウスピースの作り直しには時間がかかるため、その分治療期間が延びるでしょう。

また、マウスピースが変形すると歯にうまく密着せずに浮くこともあります。マウスピースが浮くと、歯に適切な力を加えることができません。歯が動かなかったり、意図しない方向に力がかかったりして、計画通りに治療が進まないこともあります。

マウスピースが割れる・ヒビが入る

マウスピースを強い力で取り外すと、割れたりヒビが入ったりする可能性があります。ヒビが入ったマウスピースを装着すると口腔内に傷がつく可能性があるので危険です。

そのため、マウスピースの作り直しを余儀なくされることもあるでしょう。スムーズに外れないときでも、大きな力を加えないことが大切なのです。

アタッチメントが外れる

インビザライン矯正では、スムーズに治療を進めるために症例に合わせて歯の表面にアタッチメントという突起物をつけることがあります。強い力でマウスピースを引っ張って外すと、アタッチメントが外れる可能性があります。

アタッチメントが外れると計画通りに治療が進まなくなる可能性があるため、速やかに歯科医院で相談する必要があります。

インビザラインのマウスピースの正しい外し方

マウスピースを外している人

インビザライン矯正をはじめてすぐは、マウスピースをうまく外せない方も少なくありません。はじめは手順を確認しながら、ゆっくりと外しましょう。

まずは奥歯の裏側に指か爪をひっかけます。左右どちらでもかまいません。上顎の場合は下に、下顎の場合は上に力をかけ、ゆっくりとマウスピースを歯から浮かせましょう。

左右のどちらかのマウスピースを浮かせたら、同様の方法で反対側の奥歯のマウスピースも浮かせましょう。両側を浮かせたら、左右を両手で持ち、前歯に向かってゆっくりと外してください。

慣れるまではマウスピースの位置がつかみにくいので、鏡を見ながら外すとよいでしょう。時間がないと、手順を踏まずに一気に外そうと考えるかもしれませんが、必ず手順を飛ばさないようにしてください。前歯から外すのは厳禁で、必ず奥歯から外しましょう。

爪が長い方やネイルをしている方は、アライナーリムーバーを使うとよいでしょう。

インビザラインのマウスピースの正しい付け方

マウスピースの付け方を教わる人

インビザライン矯正のマウスピースをつける際も注意を払う必要があります。まずは、マウスピースの上下を確認します。マウスピースは、両手で持つようにしてください。両手でマウスピースを持ったら、装着する位置を確かめましょう。

マウスピースを付けるときは前歯から装着します。マウスピースを前歯に合わせたら奥歯に向かって装着します。しっかり歯に密着しているかを指で確認し、浮いている場合ははめ込みます。

マウスピースがうまく密着しないからといって歯で強く噛んではいけません。マウスピースを歯で強く噛むと変形・破損する可能性があります。マウスピースが歯列にうまくフィットしない場合には、アライナーチューイーを噛みましょう。

アライナーチューイーとは、マウスピース装着時に使用するシリコン製のチューブです。アライナーチューイーを噛むことで、マウスピースを歯列にしっかりとフィットさせることができます。

インビザラインのマウスピースを外したらお手入れをしよう

マウスピースを清掃している人

インビザラインのマウスピースの1日の装着時間は20~22時間です。つまり、食事と歯磨きのとき以外はマウスピースを装着しているということになります。マウスピースをしっかりお手入れすることは、虫歯や歯周病の予防につながります。

ここでは、マウスピースの基本的なお手入れ方法をご紹介します。

ぬるま湯か水で洗浄する

食事などでマウスピースを取り外したら、再び装着する前に、ぬるま湯か水で軽く洗浄してください。熱湯を使用すると変形する可能性があるため、避けましょう。

指または柔らかい歯ブラシでやさしく磨く

マウスピースを洗うときは指、または柔らかい歯ブラシを使用しましょう。マウスピースに付着した汚れを指で落とし、そのあとに毛先の柔らかい歯ブラシを使用して指では落とせない汚れを取り除きます。

毛が硬い歯ブラシは避けましょう。マウスピースの表面に傷がつく可能性があります。マウスピースに傷がつくと、汚れが付着しやすくなり、虫歯などのトラブルの原因になります。

少なくとも、1日1回は洗浄する

食事を終えたら、マウスピースを再び装着する前に洗いたいものです。

しかし、外食の際などは、それが難しいケースもあるでしょう。マウスピースを取り外すたびに洗浄が難しい場合でも、1日1回は必ず洗浄してください。

マウスピースの洗浄を怠ると、唾液の成分がこびりつき、白くくすむこともあります。また、マウスピース内に細菌が繁殖して、口臭の原因になることもあるでしょう。これらを防ぐためにも、1日1回はマウスピースをしっかり洗浄してください。

マウスピース専用の洗浄剤を使用する

専用の洗浄剤を使用するのもよいでしょう。洗浄剤を使用することで、目には見えない汚れやにおいを除去できます。

マウスピース専用の洗浄剤にはつけ置きタイプや泡・スプレータイプがあります。使用する洗浄剤によってつけ置き時間や使用方法は異なるのでよく確認してください。

なお、洗浄剤はマウスピース専用のものを使用しましょう。入れ歯専用の洗浄剤もありますが、マウスピースの素材を傷める可能性があるため避けてください。

研磨剤入りの歯磨き粉は使用しない

マウスピースを洗う際、研磨剤入りの歯磨き粉は使用しないでください。歯磨き粉を使用すると汚れがよく落ちるのではないかと考える方もいるかもしれません。

しかし、研磨剤入りの歯磨き粉を使用するとマウスピースの表面に傷がつく可能性があります。マウスピースの表面に傷がつくと汚れや細菌が付着しやすくなります。マウスピースの表面を傷つけないように、研磨剤入りの歯磨き粉や重曹で磨くのは避けましょう。

汚れが気になる場合には、マウスピース専用の洗浄剤を使用してください。

まとめ

マウスピースを持っている人

今回は、インビザラインのマウスピースの正しい付け方・外し方について解説しました。

インビザラインのマウスピースをつけることも、取り外すことも、慣れないうちはスムーズにいかないこともあるでしょう。インビザラインのマウスピースを誤った方法で外すと、変形・破損する可能性があります。

マウスピースが変形・破損すると、治療に影響を及ぼす可能性があるため、正しい方法で着脱する必要があるのです。慣れるまでは少し大変ですが、手順通りに着脱しましょう。はじめのうちは、鏡を見て確認しながら行ってください。

マウスピースのお手入れも、計画通りに治療を進めるためには欠かせません。マウスピースを取り外したら流水下で指、または柔らかい歯ブラシで洗ってください。汚れやにおいが気になるときは、マウスピース専用の洗浄剤を使用して、清潔な状態を保ちましょう。

インビザラインを検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

親から子供へ虫歯はうつる?子供の虫歯予防に本当に大切なこと

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

「子供を虫歯にしたくない」「子供に治療で痛い思いをさせたくない」親御さんは皆さんそう思っていらっしゃいます。では具体的に、お子さんを虫歯にさせないためにはどうしたらいいのでしょうか?どんなことを注意したらいいのでしょうか?
今回は、親から子供へ虫歯はうつるのか?虫歯にならないためにはどうすれば良いのかを解説します。

親から子供へ虫歯はうつる?

結論から先に言うと、親から子供へ虫歯はうつります。産まれてすぐの赤ちゃんの口の中には虫歯菌は存在しません。しかし、両親や祖父母など主には家族によって、赤ちゃんに虫歯菌がうつります。

いつ頃から虫歯菌は感染する?

以前は、生後6ヵ月頃、乳歯が生え始めると虫歯菌の感染が始まるという説が一般的でしたが、最近の研究では生後間もない時期から感染が始まっているという報告もあります。

最も虫歯菌に感染しやすい1歳6ヵ月~2歳6ヵ月までの期間を、歯科では「感染の窓」と呼んでいます。この「感染の窓」が開いている時期に、虫歯菌ができる限り赤ちゃんの口に入らないように防ぐことで、虫歯になりにくい口腔環境を整えることができます。

お口の中の細菌は3歳までに定着します。お子さんの歯の寿命を決めるのは3歳までのお口のケアといえるでしょう。

虫歯をうつさないために気を付けることは?

家族から赤ちゃんへ虫歯をうつさないために、以下のことを気を付けましょう。ただし、歯科医院でできる虫歯予防もあるので、毎日の生活で神経質になりすぎないことも大切です。また、かつては当たり前のことだったり、愛情表現だったりすることが、実は虫歯をうつす原因になっていることが多いです。おじいちゃんおばあちゃんが良かれと思ってやってしまうこともあるので、家族内でしっかりと情報を共有することが大切です。

親と子供で食器を使い回さない

お子さんのお箸やスプーンを用意せずに、親御さんが自分のお箸やスプーンでご飯をあげるのは避けましょう。毎日の食事でその都度お箸やスプーンを持ちかえるのは大変だと思います。しかし、食器を介して虫歯菌がお子さんにうつってしまいます。お子さんには専用の食器を使って、食べさせてあげるようにしましょう。

噛み与え・口移しをしない

固めの食べ物などをお子さんが食べやすいように親御さんが歯で少し噛み砕いてあげるのはやめましょう。食べ物を介して虫歯菌がお子さんにうつってしまいます。口移しも同様の理由で、行うのはやめましょう。

息で熱を冷まさない

熱い食べ物をお子さんに食べさせる前に、つい、フーフーと息を吹きかけて冷ましてあげたくなりますが、これも虫歯がうつってしまう原因です。唾が食べ物に入ってしまい、虫歯の感染に繋がります。息を吹きかける代わりに、手で持てる携帯用の扇風機を使って冷ましてあげることをおすすめします。

キスをしない

つい愛情表現として、したくなってしまいますが、キスも虫歯をうつしてしまう原因です。親御さんだけでなく、家族みんなが控えるように情報を共有しておきましょう。

親が毎日の仕上げ磨きをする

お子さんは、自分だけで十分に歯磨きをすることはできません。力の加減が調整できずゴシゴシ磨いてしまったり、同じところばかり磨いてしまったり、奥歯は届きにくかったりします。親御さんが、仕上げ磨きでお口全体の食べカスをしっかりと取り除いてあげてください。特に、夜ご飯の後の仕上げ磨きが、虫歯を予防するのに効果的です。膝に寝かせての仕上げ磨きは卒業しても、小学生のうちは磨き残しがないかこまめにチェックしてあげることをおすすめします。

砂糖が含まれる飲食物をダラダラ食べない

虫歯菌は食事に含まれる糖分を分解して酸を出すことにより、歯を溶かして虫歯を発生させます。砂糖入りの飲食物を摂取したら、すぐに歯磨きをすることで虫歯が予防できます。何時間もダラダラとなんとなくおやつを摘んだりすることは、虫歯の原因となります。食事やおやつの時間はしっかりと区切りましょう。外出時はすぐに歯磨きはできませんが、口をゆすぐだけでも虫歯を予防する効果があります。

小児歯科でできる虫歯予防は?

ご家庭だけで虫歯予防を行うことは難しいです。歯が痛くなってからではなく虫歯予防のために、小児歯科を活用しましょう。

フッ素塗布をする

歯科医院のフッ素塗布は、市販のフッ素入り歯磨き粉よりずっと高濃度のフッ素で歯をコーティングすることができます。フッ素は歯質を強化して歯の再石灰化を促進するため、虫歯を予防することができます。乳歯や生えたての永久歯は虫歯になりやすいので、フッ素塗布は特におすすめです。フッ素塗布の効果は、約3か月持続すると言われていますので、その期間ごとに歯科検診を受けましょう。

シーラント

奥歯の溝は歯ブラシが届きにくく、食べかすや菌が溜まりやすい場所なので虫歯になりやすくなってしまいます。その溝を埋めて虫歯菌の発生を防ぐ予防歯科メニューがシーラントです。シーラントはだんだん剥がれてきてしまうので、歯科検診の時に歯科医師がチェックして必要があれば再度治療します。

まとめ

子供が虫歯にさせないために、虫歯菌の感染を非常に気にする親御さんが多いです。しかし、感染を完璧に防ぐことは難しいので、神経質になりすぎるのもよくありません。できる範囲で頑張りましょう。

お子さんのお口の中のお困りごとがある方は、ぜひ小児歯科がある当院までご相談ください。お子さまが大好きなスタッフがお待ちしています。

インビザライン矯正中の口臭原因と対処法!予防のポイントも解説

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

インビザライン矯正は目立たず快適な治療法ですが、マウスピースを長時間装着するため口臭に悩まされる方も少なくありません。口臭の原因は、細菌の繁殖や食べかすの残留などさまざまです。

この記事では、インビザライン矯正中に発生する口臭の原因とその対処法、口臭を予防するためのポイントを詳しく解説します。

インビザライン矯正中の口臭の原因

インビザライン矯正中の口臭の原因イメージ

インビザライン矯正中の口臭の原因は、以下のとおりです。

唾液による自浄作用が低下する

インビザライン矯正中は、マウスピースの装着により唾液の自浄作用が低下します。唾液が行き届かないため、マウスピースと歯の間に汚れが溜まりやすく、細菌が繁殖して口臭の原因となるのです。

マウスピースに細菌が付着している

歯と同様に、マウスピースにも汚れが付着します。細菌が繁殖すると、マウスピースから悪臭が鼻垂れるようになるでしょう。毎回外すたびにマウスピースを清潔に保つことが、口臭予防に繋がります。

マウスピースの傷に汚れが溜まっている

インビザラインのマウスピースはプラスチック製で、使用中に細かい傷がつきやすいです。傷に汚れが溜まり、細菌が繁殖すると口臭の原因になります。

マウスピースは一定期間ごとに交換しますが、傷をつけないように注意する必要があるでしょう。

マウスピースを装着したまま飲食している

インビザライン矯正中は、食後に歯みがきをしてからマウスピースを装着することが推奨されます。歯磨きをしないと食べかすがマウスピースに付着し、細菌が繁殖して口臭や虫歯、歯周病の原因となります。

インビザライン矯正中の口臭を放置してはいけない理由

インビザライン矯正中の口臭を放置してはいけない理由イメージ

口臭はさまざまな問題を引き起こす可能性があるため注意が必要です。インビザライン矯正中の口臭を放置してはいけない理由を以下に解説します。

計画通りに治療が進まない可能性がある

口臭の原因がマウスピースの汚れの場合、治療が計画通りに進まない可能性があります。汚れが付着すると、歯とマウスピースが密着せず適切な矯正力がかかりません。

また、マウスピースに悪臭が移ると装着することが苦痛になることもあるでしょう。装着時間が不足すると、歯の移動が進みません。

虫歯や歯周病のリスクが高まる

インビザライン矯正中の口臭を放置してはいけない理由は、口腔内で細菌が繁殖している可能性があるためです。細菌が繁殖すると、虫歯や歯周病の原因になることがあります。

口臭の主な原因は、硫化水素やメチルメルカプタンなどの揮発性硫黄化合物です。特に、歯周病の原因菌は、強い悪臭を放つメチルメルカプタンを大量に産生します。治療を怠ると歯を失うリスクが高まるでしょう。

口腔疾患以外の病気が考えられる

口臭の90%は口腔内や歯の病気が原因ですが、残りの10%は鼻やのどの病気、呼吸器系や消化器系の病気、糖尿病、肝臓疾患などが原因です。これらの病気が原因の場合、インビザラインよりも治療を優先すべきでしょう。

特定の口臭がする場合には、早めに歯科医院に相談してください。

例えば、たんぱく質が腐ったような臭いは呼吸器や消化器、耳鼻科系の病気が疑われます。甘い臭いは咽頭や肺、気管支へのカンジダ感染を示す可能性があり、アンモニア臭は肝臓の病気、アセトン臭は糖尿病の兆候です。

これらの病気が悪化すると全身に影響を及ぼすため、早期に治療することが重要です。早期に適切な対処を行うことで、全身の健康への影響を最小限に抑えられます。

インビザライン矯正中の口臭の対処法

インビザライン矯正中の口臭の対処法としてマウスピースを綺麗に洗浄しているイメージ

インビザライン矯正中に口臭が発生した場合は、以下の方法で対処しましょう。

マウスピースを正しく洗浄する

インビザライン矯正中の口臭を防ぐためには、マウスピースの適切な洗浄が不可欠です。食事と歯磨き以外の時間はマウスピースを装着し続けるため、細菌が繁殖しやすいのです。

そのため、マウスピースを外した時には洗浄する習慣をつけましょう。特に問題がなければ手洗いで十分ですが、口臭が気になる場合は、柔らかい歯ブラシを使用して丁寧に洗浄します。ゴシゴシ擦らず、小刻みにブラシを動かして汚れを落としてください。

また、マウスピース専用の洗浄剤も利用すると効果的です。ドラッグストアやオンラインショップで購入でき、2〜3日に1回の頻度で使用します。定期的に洗浄剤を使うことで、細菌の繁殖を抑え、臭いの発生を防ぐことができます。

正しく歯磨きをする

インビザライン矯正中の口臭対策には、マウスピースの洗浄だけでなく歯のケアも重要です。歯ブラシで1本1本丁寧に磨くことはもちろん、食べかすが溜まりやすい歯と歯の間も磨きましょう。

歯間ブラシやデンタルフロスを使うと、効果的に汚れを除去できます。適切な歯磨き方法や歯間ブラシがわからない場合は、歯科医院でブラッシング指導を受けるとアドバイスをもらえます。

マウスピースを適切に保管する

マウスピースを適切に保管することも重要です。食事や歯磨きの際にはマウスピースを外して洗い、破損しないようにケースに保管します。

ケースに入れる前に清潔なタオルやティッシュペーパーで水分を拭いて乾燥させてください。水分が残ったままでは細菌が増殖するリスクがあります。ケースの蓋を閉めずに、自然乾燥させるのも効果的です。

飲食時にはマウスピースを外す

インビザライン矯正中の口臭を防ぐためには、食事の際に必ずマウスピースを外すことが重要です。マウスピースを装着したまま食事をすると、食べかすが歯とマウスピースの間に入り込み、細菌が繁殖して口臭の原因となります。

また、マウスピースの装着中は唾液が行き渡りにくくなるため、細菌の増殖が進みやすいです。マウスピースに傷がつくと、食べかすが溜まりやすくなり悪臭を引き起こすでしょう。

糖分が入っていない水を飲むとき以外は、飲食時に必ずマウスピースを外し清潔に保ってください。

唾液の分泌を促す

インビザライン矯正中の口臭対策には、唾液の分泌を促進することが効果的です。唾液には自浄作用があり、分泌量が増えれば細菌の繁殖を抑えられるので口臭も軽減されます。

食事の際にはよく噛むことが重要です。また、こまめに水分を補給して口腔内の乾燥を防ぎましょう。

口呼吸をしていると口内が乾燥しやすくなるため、意識して鼻で呼吸するよう心がけてください。

歯科医院でクリーニングを受ける

定期的に歯科医院でクリーニングを受けることも、口臭予防に効果的です。丁寧に磨いていても、歯ブラシの届きにくい箇所に汚れが残って歯垢や歯石が付着することがあります。

専用の機器を使った歯科医院のクリーニングでは、自分では落とせない汚れを除去し、歯の表面をツルツルに磨き上げます。

インビザライン矯正中の口臭は予防できる?

インビザライン矯正中の口臭予防としてクリーニングをしている人

インビザライン矯正中の口臭は、適切なケアと習慣を取り入れることで予防可能です。上記で説明した対処法を、日頃から実践しましょう。

まず、食事後は必ず歯磨きを行い、マウスピースを清潔に保つことが重要です。歯間ブラシやデンタルフロスを使用して、歯と歯の間の汚れをしっかり除去しましょう。

また、マウスピースを外して洗浄した後は、清潔なタオルやティッシュペーパーで水分を拭き取ってケースで保管してください。唾液の自浄作用を促すために、よく噛んで食事をし、こまめに水分補給を行うことも効果的です。

口呼吸を避け、鼻呼吸を心がけることで口腔内の乾燥を防ぎましょう。さらに、定期的に歯科医院でクリーニングを受けて専門的なケアを行うことで、口臭を予防できます。

まとめ

インビザライン矯正中の人

インビザライン矯正中の口臭は、細菌の繁殖や食べかすの残留が主な原因です。マウスピースを長時間装着するため、唾液の自浄作用が低下し汚れが溜まりやすくなります。

特に、食事後に歯磨きを怠ると、マウスピースに食べかすが付着し細菌が増殖して口臭を引き起こします。また、マウスピースに細かい傷がつくと汚れが溜まりやすくなるため、取り扱いには注意しましょう。

食事の際には必ずマウスピースを外し、丁寧に歯磨きを行うことが重要です。マウスピースは外すたびに洗浄し、乾燥させてからケースで保管します。

定期的に歯科医院でクリーニングを受け、専用の機器で汚れを除去してもらうことも、口臭予防につながります。

インビザライン矯正を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

歯科医師が伝えたい、お子様の歯について知っておいて欲しいことを年齢別に解説

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

お子さんのお口の健康は、親御さんが正しい知識を得て、お子さんに正しいお口のケアを教えてあげることが大切です。お口の健康は、お子さんの将来の全身の健康に大きく関わります。今回は、親御さんにぜひ知っておいて欲しいことを、0〜6歳の幼年期、6〜12歳の児童期に分けて、小児歯科との関わり方も含めて詳しく解説していきます。

0〜6歳の幼年期は、お口の中の環境を整えていく大切な時期

大体生後6ヶ月くらいで乳歯が生えてくると言われています。それ以前、まだ乳歯の生えていない時期から、お口のケアは必要です。

幼年期はどういう時期?

  • 家族、主に親から虫歯菌が感染し、口の中に定着する。
  • 口の中の常在菌の構成が完成する。
  • 歯が生えていない状態から乳歯が生え揃い、顎が発達していく。

特に幼年期は、親子のコミュニケーションと通じて、親御さんからお子さんへ虫歯が感染しやすい時期です。そのため、親御さんが虫歯だらけだったり、時間を決めずにダラダラと飲食していたり、夜の歯磨きを十分に行えていない場合、お子さんは虫歯菌に感染してしまいます。乳歯は永久歯より虫歯になりやすいため、気づいたらお子さんが虫歯だらけになっていることもあり得ます。

幼年期の虫歯を防ぐ方法

その1 親が自分のお口のケアをしっかりすること

まずは、親御さんのお口の中の環境を整えるのが最優先です。親御さんが歯科医院に通って、虫歯や歯周病のケアをしましょう。可能であれば、妊娠がわかった時点で、ご家族で歯科検診を受診することをお勧めします。

親御さんとお子さんのお箸やスプーンの共有が危険なことはよく知られていますが、虫歯や歯周病を放置したままお子さんと接する方が危険度は高いです。また、ご自身の治療を通じて知識を身につけて、お子さんに正しい歯磨きの仕方やお口のケアの仕方を教えてあげられるようにしましょう。

その2 子供が虫歯菌に感染しないように気を配る

まだ歯が生えていない時期から、寝る前にガーゼなど柔らかい布で口の中を拭ってあげましょう。お口の中を清潔を保つのと同時に、歯磨き前のステップとして「口の中に物が入ること」に慣れることができます。また、大人とお箸やスプーンを共有をしないこと、口移しで飲食物を与えないことを、親御さんだけでなくおじいちゃんおばあちゃんも含めた家族で情報共有しましょう。お子さんに、毎食後に歯磨きをする習慣を身につけさせましょう。
ただし、生活の中で虫歯菌の感染を完璧に防ぐことはできないので、神経質になりすぎないことも大切です。

歯医者に慣れさせること

歯科医院でのメンテナンスは、お口の健康を守るためには必要不可欠です。虫歯になった時だけ歯医者に行くようにすると、「歯医者=痛いことをする怖いところ」というイメージがお子さんに定着してしまいます。歯科検診などに通って、歯科医院に慣れておくことが大切です。

小児歯科では、院内の内装を明るくしたり、待合室におもちゃや絵本を置いたり、お子さんが好きなスタッフが対応したりしています。お子さんに「歯医者=楽しいところ」というイメージが定着すれば、虫歯治療の時にも必要以上に怖がったりしなくなります。

6〜12歳の児童期は、噛み合わせの問題が起こりやすい時期

乳歯から永久歯に生え変わって噛み合わせが安定し、顎が大きく発育していく時期です。しかし、発育がうまくいっていないと、受け口、開咬、出っ歯、過蓋咬合(噛み合わせが深い)などが起こりやすくなってしまいます。

噛み合わせに問題があると、歳をとった時に歯が残らなくなってしまうことがわかっています。永久歯は失ったら二度と生えてこないので、永久歯が生えた時点で、何十年先を見越してケアをしていく必要があります。定期的に歯科検診を受けていれば、小児矯正が必要かどうか、適切な時期はいつかなどを歯科医師と相談することができます。

噛み合わせの良し悪しや、顎の発育が正常かどうかは、歯並びだけで判断するものではありません。お子さんに以下のような症状がないかを確認してみてください

  • 頻繁に口をポカンと開けている
  • 日常的にいびきをかく
  • 姿勢が悪く猫背
  • クチャクチャと音を立てて食べる

これらに該当する場合は、「マイオブレース」という、鼻呼吸へ導くために開発されたマウスピース型矯正装置を使うことも有効な手段です。マウスピースの使用と、毎日1時間程度、お口周りの筋肉や舌のトレーニングすることで鼻呼吸へ切り替えられます。マイオブレースは、顎が健やかに成長できるように導く矯正方法です。

まとめ

お子さんのお口のケアは、早くに始めるほど効果を発揮します。虫歯になってからではなく、予防歯科という観点で、小児歯科を活用してみてください。お口の健康は身体全体の健康に通じます。また、お口の健康を損なうことで、学習障害や容姿のコンプレックスに通じることもあります。
お子さんのお口の中のお困りごとがある方は、ぜひ小児歯科がある当院までご相談ください。お子さんが大好きなスタッフがお待ちしています。

インビザライン治療で親知らずの抜歯は必要?メリット・デメリットとは

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

「インビザライン治療を受けるなら親知らずは抜歯しないといけない?」「親知らずを残したままインビザラインで矯正はできる?」など、疑問に思っている方もいることでしょう。

この記事では、インビザライン治療を始める際に親知らずを抜歯したほうがいいかについて解説をします。親知らずを抜くメリットやデメリット、親知らずを抜歯したほうがいい・しないほうがいいケースについて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

親知らずとは

親知らずが痛む人

親知らずとは、第二大臼歯のさらに奥に位置する歯のことです。前歯から数えると8番目の歯で、第三大臼歯や智歯(ちし)とも呼ばれます。

永久歯は14歳前後で生え変わりが完了しますが、親知らずは10代後半〜20代頃に新たに生えることが多いです。歯列の最奥に生えるため見えづらく、知らない内に生えていることも多いため「親知らずが生えているなんて知らなかった」という方も少なくありません。

親知らずは上下左右に1本ずつ、計4本ありますが、全て生え揃うとは限りません。4本全て生える方もいれば、1本も生えない方もいます。

親知らずは抜歯したほうがいい?

親知らずは抜歯したほうがいいか考えている人

親知らずが生えていると「抜歯をしたほうがいいか」と悩まれる方が多いですが、抜歯をしたほうがいいかは親知らずの状態によって異なります。抜歯をしたほうがいい状態の親知らずは、以下の3つです。

  • 虫歯や歯周病になっている
  • 歯茎の炎症を繰り返している
  • 歯並びに悪影響がある

上記に当てはまらず、綺麗にトラブルなく生えている親知らずの場合は抜歯する必要はありません。将来、臼歯を失った場合に親知らずを移植できる可能性もあります。

そのため、全ての親知らずを抜歯しなければならないわけではありません。一人ひとりのお口の状態や親知らずの生え方によって異なるため、親知らずの抜歯の必要性については歯科医師に相談してみるといいでしょう。

以下、抜歯をしたほうがいい親知らずの特徴について詳しく解説します。

虫歯や歯周病になっている

すでに虫歯や歯周病になっている親知らずは、抜歯を検討することになります。軽度の虫歯や歯周病であれば治療して残しておくこともありますが、虫歯が進行していたり重度の歯周病になっていたりする場合は、抜歯したほうがいいでしょう。

親知らずは歯列の最奥に生えており歯磨きが難しいため、虫歯や歯周病になるリスクが高いです。親知らずの虫歯や歯周病は、周囲の健康な歯にも影響を及ぼす可能性があります。

そのため、親知らずが虫歯や歯周病になった場合、虫歯・歯周病の状態、周囲への影響、親知らずの予後などを総合的に判断して、抜歯を検討します。

歯茎の炎症を繰り返している

親知らずは歯磨きが難しいため、細菌が歯周ポケットに入り込み歯茎が炎症を起こすことがあります。親知らずの生え方や清掃状態によって異なりますが、親知らず周りの炎症を繰り返すケースも少なくありません。

炎症を何度も繰り返すようであれば、抜歯を勧められるでしょう。

歯並びに悪影響がある

親知らずが斜めや横向きに生えているケースもあります。この場合、手前の歯を押して歯並びに悪影響を与える可能性が高いです。

特に、矯正治療をするのであれば、綺麗に整えた歯並びが再度乱れることがないように、真っ直ぐに生えていない親知らずは抜歯するケースが多いです。

インビザライン治療で親知らずを抜歯するメリット

インビザライン治療で親知らずを抜歯するメリットイメージ

インビザライン矯正をするにあたって親知らずを抜歯するメリットは、以下の3つです。

  • 歯の後方移動が可能になる
  • 後戻りのリスクを下げられる
  • 虫歯や歯周病などのトラブルを回避できる

それぞれの理由を詳しく解説します。

歯の後方移動が可能になる

親知らずが生えている場合、歯を後方へ移動させることは困難です。親知らずを抜歯すればスペースができるため、歯の後方移動が可能になります。

特に、出っ歯(上顎前突)などの症例では、歯全体を後方へ移動させると歯並びが整いやすいです。

後戻りのリスクを下げられる

親知らずを残したまま矯正治療をスタートさせた場合、矯正終了後に親知らずが後ろから歯列を圧迫して歯並びが乱れる可能性があります。親知らずを抜歯することで、矯正後も整った歯並びを維持しやすくなります。

虫歯や歯周病などのトラブルを回避できる

親知らずは歯ブラシが届きにくく、虫歯になるリスクが高いです。虫歯だけでなく、智歯周囲炎(ちししゅういえん)という親知らず周りの歯周組織が炎症を起こす病気にかかる方もいます。

智歯周囲炎は、歯茎が腫れたり膿が出たりする症状が現れる病気です。悪化すると頬まで腫れて、口が開きにくくなるなど矯正治療に影響します。

虫歯や歯周病などになると、矯正治療を中断して治療をしないといけないこともあります。インビザライン矯正を始める前に親知らずを抜歯しておくと、矯正治療中のトラブルを回避できます。

インビザライン治療で親知らずを抜歯するデメリット

インビザライン治療で親知らずを抜歯するデメリットイメージ

インビザライン矯正をするにあたって親知らずを抜歯するデメリットは、以下の3つです。

  • 痛んだり腫れたりする可能性がある
  • ドライソケットになる可能性がある
  • 痺れや麻痺が出ることがある

それぞれの注意点を詳しく解説します。

痛んだり腫れたりする可能性がある

親知らずの抜歯後は、痛みや腫れが出る可能性があります。特に、歯茎の中に埋まっている親知らずや横向き・斜めに生えている親知らずを抜歯する場合、顎の骨を削ることがあります。その場合、抜歯後に痛みや腫れが生じやすいです。

痛み止めが処方されますが、症状が強い場合は抜歯後しばらく不快感があるでしょう。

ドライソケットになる可能性がある

抜歯後は、抜歯した箇所の穴を防ぐ血餅(けっぺい)と呼ばれる血の塊が形成されます。血餅ができることによって、細菌感染を防いで治癒を促します。

しかし、血餅が形成されなかったり途中で剥がれたりして、骨が露出するドライソケットという状態になることがあります。ドライソケットになると、激しい痛みが続いたり、痛みが長引いたりします。

痺れや麻痺が出ることがある

親知らずを抜歯するときに神経を損傷すると、麻痺や痺れなどの症状が出る可能性があります。神経に近い親知らずの場合は、2回に分けて抜歯を行うなど対策が必要です。

インビザライン治療で親知らずを抜歯したほうがいい・しないほうがいいケース

インビザライン治療で親知らずを抜歯したほうがいい・しないほうがいいケースを伝えている人

インビザライン矯正で親知らずを抜歯したほうがいいケースは、以下の5つです。

  • 歯並びに影響を与える親知らず
  • トラブルの原因になりそうな親知らず
  • 後方移動が必要な症例
  • 噛み合わせに悪影響を及ぼす親知らず

上述したとおり、親知らずが歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼす場合があります。インビザライン矯正がスムーズに進まなかったり、治療後に後戻りする原因になったりするため、抜歯したほうがいいと判断されるでしょう。

後方移動が必要な症例で親知らずがある場合も、抜歯するのが一般的です。親知らずがあると奥歯を移動させられないため、抜歯してスペースを作ります。

インビザライン矯正で親知らずを抜歯しないほうがいいケースは、以下の2つです。

  • トラブルを起こす可能性が低い親知らず
  • 健康で他の歯に影響しない親知らず

親知らずを健康な状態で残せていると、将来他の歯を失った際に親知らずを移植したり、ブリッジや部分入れ歯の支えにできたりします。親知らずは絶対に抜いたほうがいいとは言えないのです。

インビザライン治療で親知らずを抜歯するタイミング

インビザライン治療で親知らずを抜歯するタイミングイメージ

インビザライン矯正で親知らずを抜歯するタイミングは、一般的には矯正治療を開始する前です。矯正前に抜歯しておけば、親知らずによるトラブルを回避でき、矯正後も親知らずによる後戻りを防げるからです。

ただし、親知らずの根が未発達など、トラブルを起こす可能性が低いと判断された場合は抜歯せず矯正治療を始めることがあります。後々、親知らずの状態が変化し矯正治療後に抜歯するケースもあるでしょう。

まとめ

インビザラインのマウスピース

親知らずが綺麗に生えていて、健康な状態であれば無理に抜歯する必要はありません。虫歯や歯周病のリスクが高く、歯並びに影響を与える可能性があると判断される場合は、矯正治療を開始する前に抜歯したほうがいいでしょう。

インビザライン治療をするにあたって親知らずを抜歯しておくと、歯の後方移動が可能になったり、矯正中の親知らずによるトラブルを回避できたり、さまざまなメリットがあります。矯正治療後も、親知らずが原因で歯並びが乱れるリスクがなくなります。

インビザライン矯正で親知らずを抜歯するデメリットや注意点もありますので、歯科医師の説明をよく聞き、納得したうえで抜歯しましょう。

インビザライン矯正を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

子供のインビザラインは何歳から可能?はじめる前に知っておくべき注意点は?

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

子供のインビザラインは何歳から可能?

子供がインビザラインを開始する時期は、お口の中の状況によって一人ひとり違います。「何歳から始めるとよい」という正解はなく、歯科医師と相談しながらお子様の成長にあった適切な時期を見極めましょう。上下の前歯4本が生えそろった頃が目安です。今回は小児矯正を分類する「第一期治療」「第二期治療」それぞれのインビザラインについて解説します。

第一期治療

乳歯と永久歯が混在している時期に行います。小学校低学年〜高学年くらいまでが対象です。小児向けのインビザラインファーストは、この第一期治療に用いられます。主には顎の健やかな成長を導いたり、歯列を拡大したり、永久歯に生え変わるためのスペースを作ったり、永久歯が理想的な歯並びになるための土台作りの時期と考えてください。

この時期に治療を開始するメリットは、永久歯の矯正治療(第二期治療)の期間を短縮できることです。そもそも第二期の治療をしないで完了することもあります。また、第一期に永久歯に生え変わるためのスペースを作っているので、抜歯する必要がありません。

お子様に矯正が必要かどうか早めに歯科医師に相談しておくと、適切な時期にインビザラインを始めることが出来ます。

第二期治療

永久歯に生え変わった後の時期に行います。第一期治療との違いは、全ての永久歯を移動させることができることです。永久歯の歯並びや噛み合わせを改善することが治療のメインです。第一期治療では乳歯があって整いきれなかった歯並びと噛み合わせは、第二期治療でインビザラインファーストフェーズ2を適用し、最終調整を行います。

子供のインビザライン矯正のデメリット4つ

子供のうちからインビザライン治療を始めることには、多くのメリットがある反面、いくつかのデメリットも存在します。お子様の負担になってしまう可能性もあるため、治療を開始する前にデメリットについても確認しておきましょう。

治療費が保険適用にならない

小児矯正は、成人してからの審美性のための矯正と異なり、顎の成長を導くことを目的にしています。しかし、日本の保険のルールでは、原則的には保険の適応外です。ただし、一部の症例、例えば、先天的な病気が原因の顎変形症や顎の発育不全、3本以上の歯の先天的欠如歯がある場合には、小児矯正でも保険が適応されます。

ただし、上記はワイヤー矯正や一部の装置に限定されているため、インビザラインは保険の適応外です。上記の症例で小児矯正を希望する場合には、ワイヤー矯正を検討する方が費用の面ではメリットがあると言えます。

装置を長時間付けている必要がある

インビザラインファーストは、マウスピース型の矯正装置を1日20時間装着することが必要です。食事をする時と歯磨きをする時以外は、ずっと装着しているイメージです。お子様の環境や性格によっては、装置を長時間付け続けることにストレスを感じてしまう可能性があります。

しかし、装置を外している時間が長いとインビザラインは効果を発揮出来ません。親御さんの判断で装着の時間を減らすと、かえって治療期間が長引いてお子様の負担が増えてしまいかねません。お子様自身の矯正治療に対する前向きな協力が必要なことを理解できるように、親御さんがケアしてあげることが重要です。

食事をするときに取り外す必要がある

インビザラインファーストを装着したまま水を飲むことは出来ますが、他は基本的に食べたり飲んだりすることはNGです。自宅での食事やおやつの時は親御さんがサポート出来ますが、給食やお友達の家に遊びに行った時などは、お子様が自分で取り外すことが必要です。

その場合は、取り外した後に専用ケースに入れて保管をしないと、失くしたり装着し忘れたりすることがあります。お子様に装置の管理ができるか心配な親御さんは、「外したら必ずケースに入れる」「バッグの中のケースを入れる場所を決めておく」など、わかりやすいルールを提示してあげることをおすすめします。

装置を壊してしまう可能性がある

インビザラインは装置を自分で取り外せることがメリットですが、それがデメリットにもなります。子供の場合、指ではなく舌を使って装置を外したり、歯で噛んで装着したりして、装置を破損させてしまうことがよくあります。また、外出先で取り外してポケットに入れてしまったり、こすり洗いをする時に力を入れ過ぎてしまって破損させることもあります。

マウスピースの破損と作り直しが何度も起きると、インビザラインがしっかり効果を発揮出来なかったり、治療期間が延びてしまったりする原因になります。

まとめ

インビザラインファーストの開始時期とデメリットについて解説しました。子供のうちから矯正治療をすることについて、「まだ小さいのにかわいそう」「ちゃんと装置を使いこなせるかな」と不安に感じてしまうかもしれません。しかし、インビザラインファーストは矯正装置のなかでも、少ない負担で始められる矯正方法です。お子様の将来を考えて、じっくり検討してみてください。

お子様の矯正治療を検討している方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

インビザライン矯正の滑舌への影響とは?発音しにくい音や対処法!

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です

「インビザライン矯正で滑舌が悪くなるって本当?」「インビザライン矯正で滑舌が悪くなったらどうすればいいの?」とお悩みではありませんか。

インビザライン矯正は、透明なマウスピースを使用して矯正治療を行います。マウスピースの厚さは0.5mmほどと薄く、装着時の違和感や痛みは少ない治療です。

しかし、マウスピースのつけ始めは違和感を覚えたり、滑舌が悪くなったりすることもあります。通常であれば1週間ほどで慣れるでしょう。滑舌の悪さを感じることも少なくなりますが、数日経っても「滑舌が良くならない」と感じる患者さまも少なくありません。

本記事では、インビザライン矯正で滑舌に影響がでる原因と、滑舌が悪くなった際の対処法について詳しく解説します。インビザライン矯正を検討している、または「治療を受けて滑舌が悪くなった」と感じている患者さまは、ぜひ参考にしてみてください。

インビザライン矯正では滑舌が悪くなる?

インビザライン矯正で滑舌が悪くなった人

インビザライン矯正は、矯正治療のなかでも違和感や痛みを感じにくい矯正方法です。ワイヤー矯正と比べて装置に凹凸がなく、薄くなめらかな素材で作られているため、矯正装置が唇や舌に引っかかることもありません。

上記のように、インビザライン矯正にはメリットが多くあります。

しかし、マウスピースのつけ始めは今までどおりに発音ができず、滑舌が悪くなったと感じることがあるでしょう。

インビザライン矯正で滑舌に影響がでる原因

インビザライン矯正で滑舌に影響がでる原因イメージ

インビザラインで滑舌が悪くなる原因は、以下の6つです。

  • マウスピースが舌に触れている
  • マウスピースが浮いている
  • マウスピースの変形および破損
  • マウスピースの装着時間を守っていない
  • チューイーを使用していない
  • 口内が乾燥している

それぞれ解説します。

マウスピースが舌に触れている

マウスピースが舌に触れると舌の動きが制限されます。うまく発音できないため、滑舌が悪くなったと感じるのです。

マウスピース装着時に感じる口内の違和感は、数日〜2週間で徐々に慣れてきます。滑舌の悪さも感じなくなるでしょう。

マウスピースが浮いている

マウスピースが浮いていると、滑舌が悪くなる可能性があります。

インビザライン矯正では、形状の違うマウスピースを交換しながら徐々に歯を動かしていきます。新しいマウスピースに交換した直後は、歯とマウスピースがうまくフィットせず、浮いていると感じる場合も多いです。

1〜2mm程度のズレであれば徐々にフィットしていくので問題はありません。滑舌の悪さも徐々に解消されるでしょう。

しかし、1〜2mm以上のズレがあったり、噛んだときにマウスピースが浮いている感じがしたりする場合は、マウスピースが合っていない可能性が高いです。マウスピースがズレたまま装着を続けると、治療計画通りに歯が動かないなどのトラブルにつながります。

違和感を覚えたら、早めに歯科医師に相談しましょう。

マウスピースの変形および破損

インビザライン矯正で使用するマウスピースは0.5mm程度と薄く、強い力を加えると変形する恐れがあります。マウスピースは取り外しが可能なため、落としたり誤った方法で着脱したりすると、変形・破損することがあります。

変形・破損したマウスピースを使用すると、口内の違和感が増して滑舌が悪くなる原因になるでしょう。マウスピースは丁寧に扱い、しっかり自己管理してください。

マウスピースの装着時間を守っていない

マウスピースは取り外し可能ですが、装着時間は必ず守りましょう。インビザライン矯正中は、食事と歯みがきのとき以外はマウスピースを装着する必要があります。具体的には1日20〜22時間以上と指示されることが多いです。

装着時間を守れていないと、マウスピースと歯がうまくフィットせずに滑舌が悪くなったり、治療計画どおりに歯が動かなかったりする可能性があります。

チューイーを使用していない

チューイーとは、マウスピースを歯にフィットさせるために使用するロール状の道具です。チューイーを使用せずにマウスピースを装着すると、マウスピースがフィットせず浮くことがあります。

特に、新しいマウスピースに交換した直後は、マウスピースと歯がフィットしにくいでしょう。チューイーを使ってしっかりと装着しましょう。

口内が乾燥している

インビザライン矯正中はマウスピースが歯全体を覆うため、口を閉じにくいと感じることがあります。無意識に口が開くことで口の中が乾燥し、舌がうまく動かせなくなると滑舌が悪くなることがあるのです。

マウスピースを装着していることに慣れれば、口の閉じにくさを感じることがなくなり、滑舌の悪さも改善されるでしょう。

 マウスピース装着時に特に発音しにくい音

話している人

マウスピースを装着しているときに発音しにくい音は、サ行・タ行・ナ行・ラ行です。

これらの音を発音するときは、舌先の位置や息などを複雑に使いこなす必要があります。マウスピースを装着していると舌の動きが制限されて、発音しにくくなるのです。

自身の名前などで上記の音を発する機会が多い方は、より滑舌の悪さを感じるでしょう。

インビザライン矯正で滑舌が気になる際の対処法

インビザライン矯正で滑舌が気になった時の対処法イメージ

インビザライン矯正で滑舌に影響が出る原因を解説しましたが、滑舌の悪さが気になったときの対処法はあるのでしょうか。インビザライン矯正中に滑舌の悪さが気になった場合は、次の4つの方法をためしてみましょう。

  • マウスピースを装着して話す練習をする
  • マウスピースを正しく装着する
  • 発音トレーニングをする
  • チューイーを使用する

それぞれ解説します。

マウスピースを装着して話す練習をする

マウスピースに慣れてくると、口内の違和感がなくなり滑舌が改善する場合があります。インビザライン矯正を始めたばかりのときや、新しいマウスピースに交換した直後は、マウスピースと歯がうまくフィットせず滑舌が悪くなることがあります。

数日経てばマウスピースにも慣れて解消されることが多いですが、早く滑舌を改善したい場合はマウスピースを装着したまま話す練習をすると良いでしょう。

マウスピースを正しく装着する

マウスピースを正しく装着することで、滑舌の悪さが改善できる場合があります。インビザライン矯正では20〜22時間以上マウスピースを装着する必要があります。装着時間を守らないとマウスピースと歯がフィットしなくなり、滑舌が悪くなる原因になります。

また、マウスピースがズレたまま使用することも、滑舌に影響を及ぼす可能性が高いです。マウスピースを正しく装着することで、滑舌が悪くなるリスクを減らすことができるでしょう。

発音トレーニングをする

マウスピースを装着して滑舌が悪くなったと感じたら、発音トレーニングをするのも滑舌の改善につながります。早口言葉を繰り返したり、マウスピース装着中に発音しにくいとされる音を積極的に練習したりしましょう。

チューイーを使用する

マウスピースがズレることで滑舌の悪さを感じる場合は、チューイーを使用すると解決する可能性があります。

ただし、チューイーを使用してもマウスピースがうまくフィットしない場合は、マウスピースが合っていない可能性があります。装着を続けても治療が進まないかもしれないので、担当の歯科医師に相談しましょう。

まとめ

インビザラインのマウスピースをはめている人

本記事では、インビザライン矯正で滑舌に影響がでる原因と、対処法について解説しました。インビザライン矯正は口内の違和感や痛みが少ない治療といわれていますが「滑舌が悪くなった」と感じる患者さまもいらっしゃいます。

インビザラインを始めた直後や、マウスピースを交換した直後などに、滑舌の悪さを感じやすいでしょう。数日〜2週間も経てば気にならなくなります。

どうしても滑舌の悪さが気になる場合は、発音トレーニングをしたり、マウスピースの装着方法に誤りがないかをきちんと確認したりすることが大切です。マウスピースを正しく使用することで、滑舌の悪さを改善できるでしょう。

インビザライン矯正を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

インビザラインを検討中なら当院へ。プラチナプロバイダーに認定されました!

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

この度当院は、年間症例数に応じて認定されるステータスランクにおいて、「プラチナプロバイダー」に認定されました。

プラチナプロバイダーとは?

マウスピース矯正のインビザラインは、独自の「インビザラインプロパイダー」と呼ばれる認定制度があります。これはインビザラインを開発し、提供しているアライン・テクノロジー社が設けている制度です。各医院におけるインビザラインの歯列矯正治療の年間症例数に応じてステータスランクが付与される仕組みになっています。

ランクは症例が増えるごとにアップしていき、当院はこの度、年間症例数が51を超える医師・クリニックに対して贈られる称号「プラチナプロパイダー」ランクに認定されました。

歯科医院選びのポイントに。経験豊富な先生のもとで治療を受けることが大切

歯列矯正治療でどの歯科医院を選ぶか迷っている方や、インビザラインを検討している方は、このプロパイダー制度のランクをひとつのポイントにすると良いと言われています。インビザラインの症例数に応じてランクが上がる仕組みになっているため、実績のあるクリニックを選ぶ際の参考になります。症例数が多ければそれだけでいいというわけではありませんが、症例数が多い分、難症例に対応している頻度も高く、いろいろな症例に対応できると考えられます。インビザラインで治療をする際の名医を見つけるときの、ひとつの重要な指数になると言えるでしょう。

そのほかの歯科医院選びのポイントとして、下記のような点が判断基準になります。

✔️良い治療ができる環境・設備が整っている

どれだけ名医が治療を担当しているといっても、その技術や知識を最大限発揮できるだけの環境が整っていないのでは最良の治療ができているとは言えません。歯列矯正治療は、治療をはじめる前の検査も重要です。パノラマレントゲンやデンタルレントゲンはもちろん、歯科用CTなどの高度な画像診断ができる機器が整っているのが理想的です。歯科用CTは被曝量も少なく、3次元で詳細な情報を得られるのでより精度の高い治療が可能になります。

そのほか、インビザラインにおいては「iTero(アイテロ)」と呼ばれる機器が導入されているかどうかも大切な判断基準になるといえます。iTeroの導入により、治療開始前に治療後の歯並び、いわゆる治療のゴールを確認することが可能になります。歯型の採取もスキャンするだけで終わるため、患者様の負担も軽減され、精度の高い治療が可能になります。歯科医師と一緒にスキャンした画像を3次元的に確認しながら治療シミュレーションできるため、治療開始前と治療後ギャップやイメージのズレもなくなります。

✔️カウンセリングが無料でできる

歯列矯正治療は基本的に自費診療になるため、カウンセリングが無料か有料かは歯科医院によって異なります。当院ではカウンセリングを無料で行っており、患者様のお悩みや相談、要望などを親身にお聞きいたします。

✔️歯科医師をはじめスタッフが親切

歯列矯正治療は長期間におよぶ治療になるため、歯科医師や歯科衛生士との相性も大切です。不安に寄り添い、親切に話しをしてくれる歯科医院を選ぶのも大切なポイントです。

✔️メリット、デメリットを丁寧に説明してくれる

歯列矯正治療をはじめるにあたって、メリットだけでなくデメリットやリスクもしっかり説明してくれるということは、非常に重要な要素です。良いことだけを話す歯科医院は利益だけを考えて患者様に寄り添っているとは言えません。

✔️予約がとりやすく、通院しやすい

予約が取りやすいか、通院しやすいかということも大切なポイントです。当院ではより多くの患者様に満足していただけるよう予約制を導入しております。お待たせすることなく治療を受けていただけます。

インビザライン(マウスピース矯正)をご検討中ならぜひ当院へ!

当院はこれまでいろいろな症例に対応し、今回プラチナプロパイダーランク認定をいただきました。iTeroや歯科用CTなどの設備を整え、患者様ひとり一人に寄り添った治療を行っております。インビザラインで歯列矯正治療を検討している方は、ぜひ当院にお越しください。カウンセリングは無料で受けられますので、まずは一度お話しをお聞かせください。

みなさまのご来院をスタッフ一同、心よりお待ちしております。

インビザラインのマウスピースの交換を早めることは可能か解説!

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

インビザラインでの矯正を検討しており「より早く歯並び・噛み合わせを整えたい」「マウスピースの交換を早めることで、治療期間を短くできないか」と考えている方もいるでしょう。

本記事では、インビザラインのマウスピースの交換を早めることは可能なのか解説していきます。矯正治療をスムーズに進める方法などもご紹介するので、インビザライン矯正を早めに終わらせたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

インビザラインのマウスピースの交換を早めることは可能?

インビザラインのマウスピースを持っている人

インビザラインの交換時期を早めることが可能なケースはあります。

ただし、自己判断でインビザラインの交換を早めることは、トラブルのもとになります。マウスピースの交換時期は、必ず歯科医師の指示を守りましょう。

インビザラインは、1か月で最大1mmほど歯を移動させることが可能です。歯の動くスピードやもとの歯並びによって、適切なマウスピースの交換時期は異なります。

自己判断でマウスピースの交換時期を早めると、十分に歯が移動していない状態で新しいマウスピースを装着することになります。歯に想定より大きな矯正力が働き、歯やあごの骨・歯茎に負担がかかるでしょう。

歯に痛みや違和感などの症状が出たり、歯茎が下がったりするほか、治療計画から外れて歯並びが乱れてしまう可能性もあるため注意が必要です。

治療計画から歯の動きが大きくズレると、それを改善するために治療計画を再策定するリファインメントを行って、歯の動きを修正しなくてはいけません。リファインメントではマウスピースが追加されるため、治療期間もその分延びるでしょう。

インビザラインのマウスピースの交換日数は?

マウスピースの交換日数のイメージ

歯列矯正で歯を動かせる距離は、1か月で1mm程度といわれています。インビザラインは、マウスピース1枚あたり最大で0.25mm移動させることができます。そのため、一般的には1〜2週間で新しいマウスピースに交換するよう指示されます。

ただし、歯の動くスピードや歯並びによっては、4〜5日と短いスパンで交換を指示される場合もあります。

マウスピースの交換時期は、歯科医師が一人ひとりにあわせて診断します。自己判断で交換時期を早めるとトラブルにつながるため、必ず歯科医師に相談して指示を仰ぐようにしましょう。

また、インビザラインは1日20時間以上の装着が必要です。マウスピースを十分な時間装着していないと、歯の動きに遅れが出るため交換時期を延ばさなくてはいけません。

治療期間を早めたい場合でも、歯科医師の指示どおりにインビザラインを装着して、しっかりと自己管理しましょう。

インビザラインのマウスピースの交換日数はどうやって決まる?

たくさんのインビザラインのマウスピース

マウスピースの交換日数は、歯科医師が口内の状態や日常生活を加味して決定します。マウスピースの交換日数を決める要素は、以下のとおりです。

  • 歯並び・噛み合わせ
  • 年齢
  • マウスピースの装着時間

それぞれ解説します。

歯並び・噛み合わせ

マウスピースの交換時期を決める、もっとも大きな要素は歯並び・噛み合わせです。

歯並び・噛み合わせが悪く重度の不正咬合の場合、歯を移動させる距離が大きくなります。細かく複雑な調整が必要になるため、マウスピースの交換時期も長くなる可能性があるでしょう。

特に、歯が重なりあって生えていると、より移動に時間がかかるため交換日数を早めるのは難しいです。

年齢

歯列矯正では、歯が動く方向側の骨が吸収され、反対側の骨が新たに作られることで歯が移動します。代謝が活発な方ほど骨の吸収と再生が早いため、歯が動くスピードも早くなる傾向にあります。

一般的に、代謝は年齢が若いほど活発です。そのため、若い方ほど歯の移動が早く、マウスピースの交換時期を早められる可能性が高いでしょう。

マウスピースの装着時間

インビザラインは、1日20時間以上マウスピースを装着することで歯を移動させます。そのため、装着時間が不十分な場合、歯が十分に移動せず計画どおりに治療が進まない可能性が高いです。

装着時間が短い場合は、交換時期を延ばす必要があるため治療期間も延びるでしょう。

インビザライン矯正をスムーズに進めるためには

インビザライン治療のイメージ

マウスピースの交換時期を早めることは基本的にはできません。歯科医師に相談して早めることが可能と判断されれば、4〜5日での交換が認められるケースもあるでしょう。

インビザラインで理想の歯並び・噛み合わせを手に入れたい場合は、治療計画どおりに完了させることが大切です。以下に、矯正治療をスムーズに進めるポイントを4つ紹介します。

  • マウスピースの交換時期を守る
  • 装着時間を守る
  • マウスピースの取り扱いに注意する
  • 指示どおり受診する

それぞれ解説します。

マウスピースの交換時期を守る

マウスピースの交換時期は、歯科医師に指示されたタイミングで行いましょう。交換時期を自己判断で早めると、治療計画どおりに歯が動きません。

治療計画から大きく外れてしまうと、マウスピースの再製作が必要になり、治療期間が延びるため注意が必要です。

装着時間を守る

インビザラインは、1日20時間以上装着することで歯に十分な矯正力が働きます。治療計画は、装着時間を十分に確保していることを前提に策定されるため、装着時間が不十分だと歯が計画どおり動きません。

十分に動いていない状態で次のマウスピースに交換すると、歯並びが悪くなる、歯や顎の骨・歯茎に過度な負担がかかるなどのリスクがあります。

マウスピースの装着時間が足りない場合は、交換時期を延ばして対応する必要があります。インビザラインを治療計画通りに完了させるために、歯科医師に指示された装着時間をしっかりと守るようにしましょう。

マウスピースの取り扱いに注意する

インビザラインのマウスピースは0.5mmと薄く作られています。薄く透明なため、審美性を保ちながら違和感なく治療を進められる点がメリットです。

しかし、衝撃に弱く破損しやすいため、取り扱いには注意が必要です。マウスピースの着脱の際は、両手で丁寧に取り扱いましょう。マウスピースを外した際は、専用のケースで保管して外部からの衝撃で割れたり、紛失したりするリスクを避けてください。

マウスピースを破損・紛失してしまうと、状況によってはマウスピースの再製作が必要になります。再製作には2週間ほどかかるため、その分治療期間が延びるでしょう。

また、インビザラインは歯にしっかりと密着していないと、誤った方向に矯正力が働いてしまうリスクがあります。マウスピースを装着する際には、チューイーを使用して歯とマウスピースをしっかりと密着させるようにしましょう。

指示どおり受診する

インビザラインの通院頻度は、2か月に1回ほどと少ないです。通院頻度が少なく、マウスピースの交換は自宅で行うため、通院を面倒に感じる方もいるでしょう。

受診した際には、歯の動きに問題がないか確認します。虫歯や歯周病などの問題が起こっていないか確認し、クリーニングを行う場合もあるでしょう。

通院間隔が大きく空きすぎると、トラブルが生じていた場合に対応が遅くなるリスクがあります。トラブルを未然に防ぐためにも、歯科医師に指示された頻度で受診するようにしましょう。

まとめ

インビザライン治療をしている人

インビザラインのマウスピースは、1〜2週間に1回の頻度で交換するケースが一般的です。症例によっては、交換時期を早めることも可能でしょう。

ただし、自己判断でマウスピースの交換時期を早めると、トラブルにつながるかもしれません。必ず歯科医師に確認して調整するようにしましょう。

マウスピースの交換時期を早められるのか気になる方は、歯科医師に相談すると良いでしょう。

インビザライン矯正を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

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