直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科はらいふ歯科クリニック

  • 福岡県 直方市 らいふ歯科クリニック

    「0歳からのむし歯予防」
    を掲げて
    低年齢からの生涯にわたる
    健康を目指しています

  • 福岡県 直方市 らいふ歯科クリニック

    お子様の矯正はもちろん、
    大人の矯正も得意です。
    誰にも気づかれない
    目立たない矯正

    に力を入れています

  • 福岡県 直方市 らいふ歯科クリニック

    むし歯治療・歯周病治療だけでなく、
    歯並びやかみ合わせの治療を
    行なっていくことで、
    健康で笑顔あふれる
    人生 []

    得られるように頑張っております

子供の歯並びが悪くなってしまう習慣とは?予防法も解説

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。
子供の歯並びが悪くなる原因は、かつては遺伝だとされていました。しかし今では、遺伝だけでなく、生活習慣が大きく影響していることがわかっています。今回は、子供の歯並びが悪くなってしまう習慣・代表的な子供の悪い歯並び・予防方法を解説します。

子供の歯並びが悪くなってしまう習慣とは?

その1 指をしゃぶる

3歳まで子供が指をしゃぶるのは生理現象ですが、3歳を過ぎても指をしゃぶるのをやめられないと、出っ歯になったり噛み合わせが悪くなったりする可能性があります。

その2 前歯を歯の裏側から舌で押す

前歯が裏から日常的に舌で押されると、歯が前方に動いてしまいます。そのため、出っ歯になる可能性があります。

その3 爪や唇を噛む

爪や下唇を日常的に噛んでいると、その動作によって歯が押されて動いてしまいます。そのため、爪を噛むと前歯が噛み合わなくなったり、すきっ歯になったりします。上の唇を噛むと受け口に、下の唇を噛むと出っ歯になる可能性があります。

その4 いつも同じ向きで寝ている

いつも右向きで寝ている場合は、枕が当たっている上顎の歯が内側へ倒れてしまいます。それがひどくなると、上顎そのものが左側へ歪んでしまう可能性があります。逆もまた然りです。

その5 頬杖をつく

いつも右手で頬杖をついている場合は、支えている下顎の歯が内側へ倒れてしまいます。それがひどくなると、下顎そのものが左側へ歪んでしまう可能性があります。逆もまた然りです。

その6 口呼吸

鼻呼吸をでは舌が上顎にありますが、口呼吸では舌が下顎にあります。舌の位置には上顎の歯列を広げる役割がありますが、舌が下顎にあると下顎の歯列を広げてしまいます。そのため、上下の顎のバランスが崩れて、歯並びが乱れてしまう可能性があります。

代表的な子供の悪い歯並び

子供の歯は永久歯よりもずっと小さいため、いわゆる「すきっ歯」で生えています。永久歯に生え変われば解消されるので、「すきっ歯」は過剰に心配しなくて大丈夫です。しかし、これから紹介する歯並びは、小児矯正を検討することをおすすめします。

その1 ガタガタの歯並び

歯列から歯が飛び出していたり、重なって生えていたりする歯並びのことです。「叢生」や「乱杭歯」と言われることもあります。歯と歯の間に隙間や段差や重なりがあるため、歯ブラシが届きにくい箇所は多く発生します。そのため、食べカスや歯垢が溜まりやすく、虫歯になるリスクが高いです。

その2 出っ歯

上の前歯が前方に突き出ている歯並びのことです。「上顎前突」と言われることもあります。長期間にわたる指しゃぶりが原因になることが多いです。出っ歯のまま放置すると、歯ブラシが届きにくい箇所が発生し、虫歯のリスクが高まります。また、発音しにくい音があり、滑舌が悪くなる可能性があります。

その3 受け口

上の歯よりも下の歯が前方に出っ張っている歯並びのことです。「下顎前突」や「反対咬合」と言われることもあります。上下の噛み合わせが、本来の位置と逆になっているため、前歯で食べ物を上手に噛みきれず、十分に噛み砕かずに飲み込んでしまいがちです。そのため、消化不良になったり、栄養の吸収効率が低下したりなど、発育に良くない影響を与える可能性があります。

また、発音しづらい音があり、舌足らずな印象を与える喋る方になる可能性があります。受け口のまま放置すると、成長過程でどんどん顎の突き出しが大きくなって、成人してから矯正するには歯科矯外科手術が必要になる可能性があります。そうならないためにも、受け口は、小児矯正することをおすすめします。

その4 開咬

奥歯で噛むと上下の前歯にすき間ができる歯並びのことです。「開咬」と言われることもあります。長期間にわたる指しゃぶりや舌を突き出す癖が原因になることが多いです。前歯で食べ物を噛めないため、奥歯に過剰に負担がかかってしまいます。それにより、かなり早い段階で奥歯を失ってしまう可能性があります。また、上下の前歯にすき間があるために、相手が聞き取りづらい不明瞭な発音になってしまう可能性があります。

子供の歯並びが悪くなるのを予防するには?

その1 口呼吸から鼻呼吸に切り替える

口呼吸から鼻呼吸に切り替えると、歯並びの乱れを予防することが出来ます。

口呼吸から鼻呼吸に切り替える方法

  • 今、どのように呼吸をしているかを意識する
  • (アレルギーや鼻炎が原因の場合)耳鼻咽喉科で適切な治療を受ける
  • お口周りの筋肉や舌のトレーニングを行う
  • 歯科矯正を受ける

「マイオブレース」という、鼻呼吸へ導くため専用に開発されたマウスピース型矯正装置があります。矯正器具の使用と、1日1時間程度お口周りの筋肉や舌のトレーニングで鼻呼吸へ切り替えることが可能です。マイオブレースは、顎が健やかに成長できるように導きます。

その2 3歳を過ぎたら指しゃぶりをやめる

3歳までの指しゃぶりは生理現象のため、強制的にやめさせる必要はありません。3歳を目安に指しゃぶりを卒業させるには、指しゃぶり以外の方法で、子供に安心感を与えることが必要です。子供と十分なスキンシップをとったり、指しゃぶりをお気に入りのぬいぐるみを抱っこすることに置き換えたりすることがおすすめです。

その3 うつぶせ寝・頬杖をしないようにする

うつぶせで寝たり頬杖をついたりすると、片側の顎や歯に強い力が加わってしまいます。日常的に行っていると、歯並びが乱れたり顔の歪んだりする可能性があります。子供だけで改善することは難しいので、寝ている時に仰向けにしたり、頬杖をついていたら注意したり、親がサポートしてあげることが大切です。

その4 しっかり噛んで食べる習慣を身につける

食べ物をしっかり噛むことは、顎の健やかな成長に繋がります。また、多く噛むことで満腹中枢が刺激されて、食べ過ぎも抑止することができます。1口で30回噛む、正しい姿勢で食べるなど、小さい頃から正しい生活習慣を身につけさせましょう。

まとめ

このように、子供の歯並びは、遺伝だけでなく生活習慣が大きな影響を与えます。初めは、ちょっとした歯のずれだけだったのが、そのまま放置すると顔立ちが歪んだり発音が不明瞭になったりしてしまう可能性があります。顔立ちの歪みは、コンプレックスに直結してしまうので、リスクをできる限り回避することが重要です。お子さんがストレスを溜めずに良くない生活習慣をやめられるように、親御さんがサポートしてあげましょう。

お子様の歯並びや生活習慣が気になっている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

インビザライン矯正後に後戻りする原因とは?予防法も解説!

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

インビザライン矯正を始めるにあたり、矯正後の歯並びの後戻りが心配な方も多いのではないでしょうか。実際に、インビザライン矯正は後戻りしやすいという情報を見かけることもあるでしょう。

しかし、インビザライン矯正に限らず、どのような歯列矯正をした場合でも後戻りする可能性があります。

今回は、インビザライン矯正後に後戻りする原因や、予防法について解説します。

後戻りとは?

後戻りについて考える女性

後戻りとは、インビザラインやその他の歯列矯正を終えたあとに、歯が元の位置に戻ろうとする現象のことです。歯列矯正では、歯を支えている骨の吸収と再生を繰り返しながら、歯を少しずつ動かします。

歯列矯正中や矯正を終えた直後は、土台となる骨が不安定なので歯が動きやすいです。歯列矯正を終えた後は、後戻りを防ぐための対策をしっかりと行う必要があります。

後戻りを防ぐ対策を行っていないと、歯並びは簡単に後戻りします。後戻りを放置すると、乱れた歯並びで定着する可能性もあるため注意が必要です。

インビザライン矯正後に後戻りする原因

机の上にあるcauseと書かれたブロック

インビザライン矯正後に後戻りする原因は、以下のとおりです。

  • リテーナーの装着が不十分だった
  • 口周りの悪習慣がある
  • 虫歯や歯周病などのトラブル
  • 無理に治療を進めた

詳しく解説します。

リテーナーの装着が不十分だった

インビザラインの治療が終了した後は、後戻りを防ぐためにリテーナーという後戻りを防止する装置を装着します。リテーナーを装着する期間を保定期間といい、歯列矯正を行っていた期間と同程度設けるのが一般的です。

リテーナーの装着を怠ることや、自己判断で保定期間の途中で装着をやめてしまうことが、後戻りの原因となります。インビザライン矯正が終了して歯並びが整った後、気が緩んでリテーナーの装着を疎かにする方も少なくありません。

しかし、歯列矯正直後は土台の骨が不安定なため、リテーナーの装着を怠ると後戻りします。リテーナーにはいくつか種類があり、着脱可能なものも存在します。インビザライン矯正後は、管理方法が同じマウスピース型のリテーナーを選択する方が多いでしょう。

取り外しが可能なリテーナーの場合は、自己管理が非常に重要です。綺麗になった歯並びを維持するために、リテーナーは決められた時間・期間しっかりと装着しましょう。

口周りの悪習慣がある

口呼吸をしたり歯ぎしりの癖があったり、口周りの悪習慣は後戻りの原因となります。頬杖をつく、舌で歯を押すなどの癖も、歯並びに悪影響を与えます。

インビザライン矯正で歯並びが整った後も悪習慣を続けていると、歯が後戻りを起こす可能性が高いです。口周りの悪習慣がある場合は、インビザライン矯正を始める前、または矯正期間中に悪習慣を改善するのが理想です。

虫歯や歯周病などのトラブル

虫歯や歯周病などのトラブルを抱えていると、歯や歯を支えている骨が弱くなるため、歯がグラついたり抜歯が必要になったりすることがあります。このような場合、歯が動きやすくなるため後戻りする可能性が高いです。

無理に治療を進めた

歯を並べるスペースが足りない場合は、抜歯や歯を削る処置が必要になります。

しかし、健康な歯を抜いたり削ったりすることに抵抗があり、患者さまの要望により適切な処置を行わずにインビザライン矯正を行うケースがあります。歯を並べるスペースが足りないのに無理に歯を詰め込むため、歯が押し合って後戻りしやすくなるでしょう。

理想の歯並びや治療の進め方がある場合でも、歯科医師の意見を聞きながら柔軟に対応することが重要です。無理な治療計画を立てると、後戻りする可能性が高まるのです。

インビザライン矯正後に後戻りするのを防ぐ方法

水色の机に置かれたHOW?と書かれた積み木

インビザライン矯正後に後戻りするのを防ぐ方法は、以下の4つです。

  • 保定期間をしっかりと守る
  • 口周りの悪習慣を改善する
  • 無理な治療をしない
  • 定期検診を受ける

詳しく解説します。

保定期間をしっかりと守る

歯並びが整った後の保定期間は、きれいな歯並びを維持するために非常に重要です。

着脱可能なリテーナーの場合、インビザラインと同じように食事や歯磨きをするとき以外は装着しなければなりません。保定期間はインビザライン矯正を行っていた期間と同程度必要とされていますが、もとの歯並びや人によって異なります。

また、歯並びが安定してくると、リテーナーの装着時間を減らす場合が多いです。最終的には、就寝時だけの装着になることもあります。

ただし、装着時間を短縮するかどうかを判断するのは歯科医師です。自己判断でリテーナーの装着時間を短くしたり、使用を中断したりしないようにしましょう。

口周りの悪習慣を改善する

口周りの悪習慣は、インビザライン矯正が終了した後の歯並びに悪影響をもたらし続けます。歯ぎしりや口呼吸は、歯並びだけでなく身体の不調をもたらす原因にもなるでしょう。

口周りの悪習慣は、インビザライン矯正中に歯科医師と相談しながら改善しましょう。

無理な治療をしない

後戻りを防ぐためには、無理な治療をしないことも大切です。特に、抜歯や歯を削る処置が必要なのに行わずに治療を進めると、後戻りする可能性が高いです。

抜歯をせずに歯並びを整えられる場合もありますが、必要な処置を行わないと後戻りの原因になるだけでなく、歯並びが整わない可能性があります。歯を削ることや抜歯に抵抗がある場合でも、適切な処置を一度検討しましょう。

定期検診を受ける

インビザラインの矯正中や保定期間はもちろん、保定期間が終了したあとも歯科医師に指示された期間で定期検診を受けましょう。3か月に1回程度の検診が一般的です。

初期虫歯などは自分で気がつかない場合も多いです。定期検診で早期に発見することができれば、痛みが出る前に治療できるでしょう。

歯周病が進行すると、歯がグラつき後戻りしやすい状態となります。定期検診を受けることで、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療につなげましょう。

また、歯科医師に歯並びが後戻りをしていないか定期的にチェックしてもらうことで、きれいな歯並びを維持できます。

インビザライン矯正後に後戻りしたときの対処法

Solutionと書かれたブロックと電球

どんなに注意していても、矯正後に後戻りすることがあります。後戻りしたときは、まずは早めに歯科医師に相談しましょう。決して自己判断で放置せず、早めに対処してください。早めに対処すれば、短い期間で改善できる可能性が高くなります。

ここでは、後戻りの対処法について解説します。

後戻りが軽度の場合

後戻りが軽度でリテーナーを装着できる場合は、再度リテーナーを装着して様子を見ることが多いです。後戻りしているとリテーナーを装着した際に窮屈に感じるかもしれませんが、適切な時間装着を続けることで後戻りを改善できるでしょう。

ただし、リテーナーを装着しにくい場合や痛みが強すぎる場合などは、我慢せずに歯科医師に相談しましょう。無理に力をかけると、歯や歯茎に大きな負担がかかって別の不具合が生じる可能性があります。

後戻りが進行している場合

後戻りが進行してリテーナーを装着できない場合は、再治療を検討する必要があります。もう一度インビザライン矯正を行うのが一般的ですが、最初の治療期間ほど長くかからないことが多いです。

また、場合によってはワイヤー矯正で再治療するほうが良いと判断されることもあります。

再治療の際は費用がかかることが多いので注意しましょう。後戻りに関する保証を設けている歯科医院もあるので、事前に確認しておくといいかもしれません。

まとめ

口元に手を添え歯を見せて微笑む女性

どのような歯列矯正でも、後戻りのリスクが伴います。インビザライン矯正だから後戻りしやすいということはありません。

後戻りする最大の原因は、保定期間にリテーナーの装着を怠ることです。決められた装着期間を守ってリテーナーを装着することが非常に重要です。口周りの悪習慣がある場合も後戻りしやすいため、改善するよう心がけましょう。

また、どんなに気をつけていても後戻りすることがあります。後戻りが起きたときは、できるだけ早く歯科医師に相談して対処しましょう。

後戻りは適切な対策を講じれば防ぐことが可能です。インビザラインで整えた歯並びを維持するためにも、後戻りを防ぐ対策はしっかりと行いましょう。

インビザライン矯正を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

子供と大人の歯列矯正は何が違うの?

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

以前は、歯列矯正は子供の時に行うものというのが一般的でしたが、近年は成人してから矯正治療をはじめる方も増えています。大人と子供の歯列矯正では、どんな違いがあるのか、それぞれのメリットや費用、治療期間などを解説します。

歯列矯正では「子供」は永久歯がすべて生えそろう前の状態、6歳前後から12歳頃までを指します。この時期の歯列矯正を「1期治療」と呼んでいます。

子供と大人で歯列矯正の目的・費用・治療期間が変わる?

子供と大人で歯列矯正の目的に違いはある?

大人も子供も歯列矯正の目的は「永久歯を美しい歯並びにすること」です。しかし、子供と大人では、そこに向かう工程が異なります。大人は、既に生えている永久歯を成長し終わった顎の大きさに合わせて動かしていきます。子供は、永久歯に生えかわる時に、永久歯が理想的な位置に生えるように導きます。

子供の歯列矯正(1期治療)は、永久歯が生えそろう前に行います。顎の位置や大きさ、形を整えながら、永久歯をできるだけ理想に近い歯並びへ近づけます。12歳臼歯が生えそろうまでは、顎の成長を導きながら治療します。

12歳臼歯が生えそろった以降(2期治療)については、成長の変化はあまりないので、その時の顎の大きさに合わせて歯を動かしていきます。これは、大人の歯列矯正に近い工程になります。

子供と大人で歯列矯正にかかる期間は違う?

子供の歯列矯正(1期治療)期間は、永久歯が全て生え揃うまでなので、一番長くて小学低学年から12歳頃までの約4年です。さらに、そこから永久歯の歯列矯正(2期治療)を行なった場合は合計6、7年の期間になります。

4〜7年と聞くと長期間に感じる方もいらっしゃると思います。しかし、子供のうちに歯列矯正を始めた方が、永久歯の歯列矯正の期間が短期間になる可能性が高くなります。これは、子供の頃から歯列矯正を始めるメリットといえます。

子供と大人で歯列矯正にかかる費用は違う?

一概に子供と大人でどちらが高額になるかは決めることが出来ません。例えば、子供の歯列矯正(1期治療)で歯並びに満足して終了したら、大人になって歯列矯正を始めるより費用は安くなります。しかし、1期治療の後に、永久歯の歯列矯正(2期治療)も行う場合は長期間になるので、大人が永久歯の歯列矯正のみ行うよりも費用が高くなる可能性があります。

子供と大人で歯列矯正の治療の方法や装置は違うの?

子供の1期治療は、取り外し式の装置をメインに行います。これは顎の成長をうながす装置なので、就寝時だけの装着でも一定の効果を得ることが出来ます。1期治療で使用する代表的な装置は、拡大床やマイオブレースなどのマウスピース型装置です。顎の幅を広げたり、歯並びに影響するお口周りの筋肉や舌の動きを正常にして、歯並びを整えたりする効果があります。

これに対し、すべての歯が永久歯に生えかわった2期治療と大人の矯正治療では、治療法や使用する装置はほぼ一緒です。代表的な矯正装置は、ワイヤー矯正やインビザラインなどのマウスピース矯正です。

子供の歯列矯正は何歳ごろから始めるのがよい?大人の歯列矯正に年齢に上限はある?

子供の歯列矯正は何歳ごろから始めるのがよい?

まずは、下の前歯の永久歯が生えてきた頃、矯正歯科で歯並びを相談してみるのがおすすめです。顎の位置や歯と顎の大きさのバランスから予想して、成長したらどんな歯並びになるかを説明してもらいましょう。その上で、歯科矯正が必要と感じたら、歯科医師に具体的な開始時期や方法を提案してもらうことをおすすめします。

舌が正しい位置、正しい動きをすれば自ずと歯並びは良くなります。そして、この筋機能を整えるのは子供の頃でないとかなり難しいです。そのため、らいふ歯科クリニックでは子供の歯並び矯正を勧めております。

大人になってからの矯正を希望される方には、歯並びは治せても筋機能までは難しいかもしれないことをご説明させていただいております。適切な時期に治療を行えば、正しい歯列を育てることができます。もし、お子様の歯に心配なことがあれば、当院に一度ご相談ください。

大人の歯列矯正に年齢に上限はある?

歯列矯正には、具体的な年齢の上限はありません。しかし、歯周病によって歯ぐきの位置が下がっていると、歯の移動でさらに下がったり、あるいは歯ぐきの退縮により知覚過敏になったりする可能性もあります。また、骨粗しょう症のお薬を服用している場合は、歯が動かない可能性があります。環境として可能であれば、できる限り早いうちに歯科矯正を行うことをおすすめします。

まとめ

子供の歯列矯正のために歯科医院を選ぶ際は、お子さんが前向きに治療に取り組めるように、コミュニケーションを大事にしている医院かどうかも確認しましょう。当院は小児歯科があり、子供好きのスタッフと医師が治療を担当します。

お子様の矯正治療を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

インビザライン矯正中に歯が動いている気がしないと感じる原因を解説

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

インビザラインで矯正をしている方の中には「歯が動いている気がしない」と感じる方もいらっしゃいます。歯の動きを実感できないと、治療に対して不安な気持ちになることも多いでしょう。

この記事では、インビザライン矯正中に歯が動いている気がしないと感じる原因と対処法について解説します。インビザライン矯正中で歯の動きを実感できずに悩まれている方は、ぜひ参考にしてください。

インビザライン矯正中に歯が動いている気がしないと感じる原因

インビザライン治療で歯が動かない原因

インビザライン矯正中に歯の動きを実感できない方がいらっしゃいます。

歯が動いている気がしないと感じる主な原因は、以下の3点です。

  • マウスピースの装着時間が足りない
  • マウスピースを正しく装着できていない
  • アタッチメントが外れている

それぞれ詳しく解説します。

マウスピースの装着時間が足りない

インビザライン矯正では、マウスピースを1日20時間以上装着する必要があります。そのため、基本的に飲食時と歯磨きの時以外はマウスピースを装着しなければなりません。

マウスピースの装着時間が不足していると、歯に十分な力が加わらないため、治療計画通りに歯を動かせません。そのため、歯が動いている気がしないと感じることがあるのです。

マウスピースを正しく装着できていない

マウスピースを正しく装着できていない場合も同様です。マウスピースが浮いていたり、しっかりハマっていなかったりすると、歯に力が加わりません。そのため、歯が動いていないと感じることがあるのです。

マウスピースの装着方法は歯科医師の指示に従うことが大切です。また、マウスピース装着後は浮いている箇所がないか確認しましょう。チューイーというマウスピースをしっかり歯に密着させるための補助用具もあります。

マウスピースを装着したあとにチューイーを噛むことで、マウスピースと歯を密着できます。チューイーの使用を面倒に感じる方もいらっしゃいますが、正しくマウスピースを装着するためにも使用したほうがよいでしょう。

アタッチメントが外れている

アタッチメントと呼ばれる歯の表面に接着するパーツが取れてしまっているケースもあります。アタッチメントには、マウスピースを固定する働きと、歯に適切な圧力をかける働きがあります。

アタッチメントは半透明であるため、外れても気付かない場合もあるでしょう。

万が一、アタッチメントが外れたら、歯科医院に連絡して指示に従いましょう。アタッチメントを接着している部分によっては、外れても治療に影響がない場合もあります。

しかし、自己判断で行動せず、必要であれば早めに歯科医院を受診して再度接着してもらいましょう。

インビザライン矯正で歯が動いていると感じるのはいつ頃?

インビザライン治療ではが動いていると感じた人

インビザライン矯正で歯の動きを実感できるようになるのは、治療開始から半年ほど経過した頃です。

歯の動きや元々の歯並びは一人ひとり異なるため、歯の動きを実感できるようになるまでの期間は個人差がありますが、多くの方が半年ほどで歯が動いていると実感できるようになります。早い方であれば3ヶ月ほどで歯の動きを実感できることもあるでしょう。

インビザライン矯正では、1〜2週間ごとにマウスピースを交換して少しずつ歯を動かします。1枚のマウスピースでおよそ0.25mm前後歯が動くといわれており、1ヶ月で1mm程度歯が動くことになります。

矯正の効果が目で見て分かるようになるには時間がかかることを理解しておきましょう。

半年ほど経過しても歯が動いているのが分からない場合は、何か原因があるかもしれません。マウスピースの装着時間は守れているか、マウスピースを正しく装着できているか、歯科医師の指示通りに新しいマウスピースに交換できているかを確認しましょう。それでも矯正の効果を実感できない場合は、一度歯科医師に相談したほうがいいでしょう。

歯列矯正で歯が動きやすい人には特徴がある?

歯が動きやすい人の特徴

インビザライン矯正に限らず、矯正治療では歯が動きやすい人と動きにくい人がいます。

歯が動きやすい人には、以下の3つの特徴があります。

  • 歯が動くためのスペースが十分ある
  • 新陳代謝がいい
  • 歯科医師の指示通りに治療に取り組んでいる

歯が動くためのスペースが十分にある場合は、歯を動かしやすくなります。そのため、治療計画を立てる際には、スペースが足りない場合はどうやって歯を動かす空間を作るかを考えます。また、新陳代謝がいい方も歯が動きやすいといわれています。

そして、どのような症例であっても歯科医師の指示通りに治療に取り組める方が、計画通りの治療結果を得やすくなります。

インビザライン矯正中に歯が動いている気がしないときの対処法

インビザライン矯正中に歯が動いている気がしないときの対処法のイメージ

インビザライン矯正中に歯が動いている気がしないと感じた場合は、どのように対処したらよいのでしょうか。

以下に3つの対処法をご紹介します。

  • 歯科医師の指示通りに治療に取り組めているか見直す
  • 悪習癖がないか確認する
  • 歯科医師に相談する

それぞれ詳しく解説します。

歯科医師の指示通りに治療に取り組めているか見直す

インビザライン矯正中に歯が動いていないと感じる場合には、歯科医師の指示通りに治療に取り組めているか見直しましょう。歯科医師の指示通りに治療に取り組めていない場合は、計画通りに治療が進んでいない可能性があります。

インビザライン矯正はワイヤー矯正と違って装置の着脱が可能です。食事や歯磨きの際に装置を取り外せる点は大きなメリットですが、自己管理ができていないと計画どおりに治療が進みません。

マウスピースの装着時間や装着方法、交換時期、取り扱い方法などを見直し、歯科医師の指示を守れてない場合には改善しましょう。

悪習癖がないか確認する

歯科医師の指示どおりに治療に取り組めているにもかかわらず、歯の動きを実感できない場合は、悪習癖がないか確認しましょう。

悪習癖によって歯に力が加わると歯が動くことがあります。せっかく矯正治療で歯並びを整えても、頬杖をついたり舌で歯を押したりする癖があると歯並びが乱れやすくなるのです。悪習癖があると、歯が後戻りを起こすこともあるでしょう。

そのため、歯並びに影響を与えるような悪習癖がある場合は改善することが大切です。

歯科医師に相談する

マウスピースの装着時間や交換時期などをしっかり守れているにも関わらず、歯が動いていると感じない場合は、歯科医院で相談してください。自分では気づかないトラブルが発生している可能性があるためです。

歯科医師に歯の動きをチェックしてもらい、計画どおりに歯が動いていることを確認できれば安心でしょう。トラブルが発生していれば適切に対処してもらえます。治療の経過で不安なことがあれば、早めに歯科医師に相談しましょう。

まとめ

インビザラインのマウスピース

インビザライン矯正で歯が動いている気がしないと、不安に感じる方もいらっしゃいます。

マウスピースの装着方法や装着時間を守れていないと計画どおりに歯を動かせず、歯が動いていないと感じる場合があるのです。インビザライン矯正で歯の動きを実感できるのは半年ほどかかるといわれています。

インビザライン矯正で歯が動いていると感じない場合には、歯科医師の指示どおりにマウスピースを装着できているか見直しましょう。また、口周りの悪習癖が原因で歯が動いていない可能性もあります。口周りの悪習癖がある場合は、改善しましょう。

それでも歯が動いている気がしない場合には、歯科医師に相談してください。

インビザラインを検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

インビザラインをはじめたらお口が匂う!?予防や対策を紹介

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

インビザラインの装着による口臭トラブルを予防するためには、お口の中で細菌を増殖させないことが最も大切です。お子様が自分で気がついてケアをするのは難しいので、親御さんがしっかりケアしてあげましょう。

今回は、インビザライン治療中の口臭について、対策や予防方法をご紹介します。

マウスピースのケアはどうすればいい?

食事をするときはマウスピースを外す

インビザラインを装着したまま食事をすると、歯とマウスピースのあいだに食べカスが詰まって、細菌が増殖してしまいます。また食べ物を噛み砕くことによって、薄いプラスチック素材のマウスピースが傷ついてしまい、その溝に細菌が溜まってしまいます。

食後は歯みがきをして、お口の中の汚れを落としてからマウスピースを装着しましょう。お子様の場合、給食の後など歯磨きする時間が取れない場合もあるかと思います。そういった場合は、しっかりとブクブクうがいをしてからマウスピースを装着しましょう。そのまま装着してしまうと、マウスピースの内側に食べカスを密着させて数時間過ごすことになり、口臭や虫歯のリスクが高まってしまいます。

飲み物も水以外を飲むときは面倒でもマウスピースを外しましょう。特に、ジュースなど糖分を含む飲み物は、インビザラインに付いてしまうと細菌の餌になってしまいます。

取り外すたびにマウスピースを洗浄する

インビザラインの装着時間は、1日合計20時間以上です。取り外すたびに洗っておかないと、長時間マウスピースに細菌や食べカスが付いたままになってしまいます。せっかく歯磨きでお口の中を清潔にしても、マウスピースが清潔でなかったら意味がありません。簡単に指で擦りながら水洗いだけでよいので、出先でも必ず汚れを洗い流してから装着しましょう。出先でのマウスピースの管理はお子様に任せることになるので、前向きに頑張れるように親御さんからしっかり説明してあげてください。

マウスピース専用の洗浄剤を使う

マウスピースを洗浄するときは、やわらかめの歯ブラシを使い、手首を小刻みに動かして優しい力加減でこすってください。それでもインビザラインの匂いがとれない時は、専用の洗浄剤を使ってみましょう。使用頻度の目安は、週に1回です。マウスピースを磨く曜日を決めておくと、使い忘れを防げます。

歯磨き粉を使うのはNGです。研磨剤が入っているので、マウスピースが傷ついてしまいます。また、入れ歯用の洗浄剤も用途が違うので、使用しないようにしましょう。

お口のケアはどうすればいい?

正しい方法で歯磨きをする

子供の歯磨きは、強いすぎる力をかけてしまったり、同じ箇所ばかり磨いてしまったりしがちです。親御さんが仕上げ磨きをして、磨き残しがないようにケアしてあげましょう。子供の手では奥歯まで届きづらいので、特に重点的に磨いてあげてください。

当院では正しい歯磨きの仕方を学んでいただくブラッシング指導を行なっています。気になる方はぜひ当院までお問い合わせください。正しい歯ブラシの仕方は、一度学んだら一生使える技術です。

デンタルフロスを使用する

正しい方法で歯磨きをしても、歯と歯の隙間に入った汚れは歯ブラシでは届きません。歯ブラシでは、歯垢の約6割しか落とせないと言われています。デンタルフロスも併用しましょう。

ドラッグストアなどでSやMなどサイズ別に販売されているものもあります。お子様にどのサイズを購入すればいいかわからない場合は、歯科医院で相談してみましょう。

歯科医院でクリーニングを受ける

歯科医院でのクリーニングは、セルフケアでは落としきれなかった汚れや歯石も綺麗に取り除けるので、口臭が予防できます。クリーニングの頻度は、3〜6か月に1回程度がお勧めです。歯科検診も併せて行うと、虫歯があった場合も早期に発見して軽い治療で済ませることができます。

唾液の分泌を促す

唾液にはお口の臭いの元になる食べカスや歯垢を洗い流す作用がありますが、マウスピースを装着している時は、その効果を発揮できません。マウスピースをつけているときは装置の内側には唾液がほとんど流れないからです。装置を外している時に唾液の分泌を促してあげると、口臭予防、さらに虫歯や歯肉炎の予防に繋がります。

唾液の分泌を促すには、ガムを噛んだり、唾液腺をマッサージをするのがおすすめです。また、身体がリラックスした状態だと、唾液の分泌量が増えます。マウスピースを装着することでお子様がストレスを溜めないように、親御さんが気にかけてあげてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。インビザラインの治療中は、マウスピースとお口の中を清潔に保つことで、口臭トラブルを防ぐことが出来ます。

お子様の矯正治療を検討している方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

インビザライン矯正中のマウスピースの装着時間を守るための方法!

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

インビザライン矯正中「マウスピースの装着時間が確保できない」とお悩みの方がいるのではないでしょうか。インビザライン矯正中はマウスピースを毎日決められた時間装着することが重要です。

インビザライン矯正中、マウスピースの装着時間が守れないと治療に影響はあるのでしょうか。

本記事では、インビザライン矯正中にマウスピースの装着時間を守らないとどうなるのか解説します。マウスピースの装着時間を守る方法や装着時間を守れなかったときの対処法についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

インビザライン矯正中のマウスピースの装着時間

インビザラインの装着時間

インビザライン矯正中はマウスピースを1日20〜22時間装着するように指示される場合が多いでしょう。インビザラインでは、マウスピースと自分の歯とのズレを利用して歯を動かします。

断続的に歯に矯正力をかけるには、マウスピースを装着することが必要不可欠です。計画どおりに治療を進めるためには、装着時間を守ることがポイントといえるでしょう。

マウスピースの装着時間を守らないとどうなる?

マウスピースの装着時間を守れず焦っている人

マウスピースの装着時間が守れないとお悩みの方は多いでしょう。マウスピースの装着時間を守らないと治療にどのような影響が出るのでしょうか。

マウスピースの装着時間が守れなかった場合に考えられるリスクは、以下の4つです。

  • 治療期間が延びる
  • 後戻りが起こる
  • 追加料金がかかる
  • 歯茎が下がる可能性がある

それぞれ詳しく解説します。

治療期間が延びる

インビザラインでは、マウスピースを装着して歯に矯正力をかけて歯並びを整えていきます。装着時間が20時間に満たないと歯が治療計画どおりに動かないリスクが高くなります。

実際の歯の動きが当初の治療計画から外れると、マウスピースの作り直しが必要になる場合やマウスピースを追加して調整しなければならない場合があるでしょう。歯が計画どおりに動かないと治療期間も長くなる可能性があるため注意が必要です。

後戻りが起こる

インビザライン治療中は歯とあごの骨がしっかりと定着していないため歯が動きやすく、不安定な状態です。そのため、マウスピースの装着時間が短く、歯がしっかりと固定されていないと後戻りを起こす可能性があります。

後戻りは矯正治療中であっても起こることがあるため注意が必要です。後戻りが起こるとマウスピースが合わなくなる可能性があるでしょう。後戻りを起こしてマウスピースが合わなくなると、マウスピースの再作製が必要になる場合もあります。

追加料金がかかる

上述のとおり、装着時間が守れずマウスピースが合わなくなると、再作製が必要になる場合があります。歯科医院によってはマウスピースの作り直しに追加で費用が発生する場合があるため、事前に確認しておきましょう。

歯茎が下がる可能性がある

インビザラインでは少しずつ形の異なるマウスピースを一定期間ごとに交換して歯を動かしていきます。

マウスピースの装着時間が短く、歯が十分に移動できないまま次のマウスピースに交換すると歯に必要以上に力がかかって歯茎が下がったり、歯の根が吸収されたりする可能性があります。

マウスピースの装着時間を守るためには

マウスピース装着時間を守るために

上述したとおり、マウスピースの装着時間が守れないとさまざまなリスクが生じます。マウスピースの装着時間を守るためにはどうしたらいいのでしょうか。

以下に、マウスピースの装着時間を守るための対策をご紹介します。

  • ダラダラ食べをやめる
  • 歯磨きセットを持ち歩く
  • 予備のマウスピースを持ち歩く
  • 周囲の人に協力してもらう
  • スマートフォンの機能を利用する

それぞれ詳しく解説します。

ダラダラ食べをやめる

インビザライン矯正中、食事とブラッシングのときはマウスピースを外します。1日20〜22時間の装着を守るには、食事時間が長くならないように工夫する必要があるでしょう。決められた時間内に食事を終えるように心がけることが大切です。

また、食事の回数が増えるとマウスピースを外す時間も長くなります。間食が多い方はマウスピースを外す時間も長くなるため、間食の習慣も見直す必要があるでしょう。

歯磨きセットを持ち歩く

食後にブラッシングできるように外食の予定がある場合は、歯磨きセットを持ち歩くと良いでしょう。

外食後、歯磨きができないからとマウスピースを外したまま過ごすと、装着時間が20時間以下になる可能性があります。普段から外食が多い方は、外出先でも歯磨きができるように歯磨きセットを持ち歩き、ブラッシングしてからマウスピースを装着するように心がけてください。

ブラッシングが難しい場合は、洗口剤や歯磨きシートで軽く汚れを落としてから装着するのもよいでしょう。

ただし、洗口剤や歯磨きシートでは完全に口の中の汚れを落とすことは難しいため、帰宅したらしっかり歯磨きをしてください。

予備のマウスピースを持ち歩く

外出するときは、1つ前に使用していたマウスピースを予備で持ち歩くようにしましょう。

万が一、外出先でマウスピースを紛失・破損すると、長時間マウスピースを装着できないことになります。マウスピースを装着できない時間が長くなると、後戻りを起こす可能性もあるでしょう。

予備のマウスピースを持ち歩いていれば、マウスピースを紛失・破損してもすぐに対応できます。予想外のトラブルにも対応できるように1つ前のマウスピースは処分せずに保管しておきましょう。

周囲の人に協力してもらう

マウスピースの装着を忘れやすい方は、家族や友人などに協力してもらいサポートしてもらうのも有効な方法です。食後やブラッシング後など付け忘れが起こりそうなタイミングで、周囲の人に声掛けをしてもらえればマウスピースのつけ忘れを防げるでしょう。

また、矯正治療は症例によっては2年以上かかるケースも少なくありません。治療期間が長くなるとモチベーションが下がり、マウスピースの装着がおろそかになる可能性があります。周囲の人のサポートや声掛けがあればモチベーションの低下を防ぐことができるでしょう。

スマートフォンの機能を利用する

マウスピースの装着を定期的に確認するためにスマートフォンのアラーム機能やリマインダー機能を使用するのも有効な手段です。定期的に通知がくるので装着の確認ができます。装着を忘れそうなタイミングに通知が来るように設定しておくと良いでしょう。

また、新しいマウスピースに交換する日もリマインダーで設定しておけば、交換時期を誤るなどのミスを防ぐことができます。

マウスピースの装着時間を守れなかったときはどうする?

マウスピース

マウスピースの装着時間が守れなかったときはどうしたらいいのでしょうか。

以下に、マウスピースの装着時間が守れなかった場合の対処法をご紹介します。

  • マウスピースの交換時期を延ばす
  • ワイヤー矯正を検討する
  • 歯科医師に相談する

それぞれ詳しく解説します。

マウスピースの交換時期を延ばす

インビザラインのマウスピースは、1〜2週間ごとに交換します。

しかし、装着時間が守れない日が続くと、歯が十分に移動していない可能性が高いです。新しいマウスピースに交換する際、強い痛みやマウスピースが入らないなどのトラブルがある場合は、交換時期を延ばして様子をみるようにしましょう。

ただし、自己判断でマウスピースの交換時期を変えると治療に影響が出る可能性があります。交換時期は、歯科医師に確認して指示に従いましょう。

ワイヤー矯正を検討する

インビザライン矯正中、マウスピースの装着時間を確保できない日が続く場合には、ワイヤー矯正に切り替えることを検討するのもひとつの方法です。

ワイヤー矯正であれば、矯正装置を取り外す必要がないためスムーズに治療を進められるでしょう。

審美性が気になる方は、舌側矯正やハーフリンガル矯正を選択すれば審美性を保ちながら治療を進めることが可能です。マウスピースの自己管理が難しいと感じている方は、検討しても良いかもしれません。

歯科医師に相談する

インビザライン矯正中にマウスピースの装着時間が確保できない場合は、歯科医師に相談しましょう。装着時間が不足する事情は患者さんによって異なります。

歯科医師であれば、専門的な知識と経験から一人ひとりの事情に合った適切なアドバイスや対処法を提案してくれます。ご自身に合った対処法を実行することで治療期間を延ばすことなく矯正治療を進められる可能性が高くなります。

まとめ

マウスピースをはめている人

インビザラインは、マウスピースを1日20〜22時間装着して歯並びを整える治療法です。

装着時間が守れないと歯が治療計画どおりに動かないため、治療期間が延びたりマウスピースの作り直しが必要になったりします。マウスピースの作り直しが必要になると、追加で費用が発生する場合もあるでしょう。

ご自身への負担が大きくなるため、インビザライン矯正中はマウスピースの装着時間をしっかりと守ることが重要です。装着時間が守れずにお悩みの方は、歯科医師に相談すると良いでしょう。

インビザラインを検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

インビザラインのアタッチメントについて Q &Aで詳しく解説

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

当院では、透明で目立ちにくいマウスピースを装着する「インビザライン・ファースト」という小児向けマウスピース型矯正システムを採用しています。7歳から10歳くらいが対象年齢です。

インビザラインは、歯並びの状況によって「アタッチメント」と呼ばれる小さい出っ張りを歯の表面に取り付けます。アタッチメントには、①マウスピースと歯を密着させる②歯を動かすための力を歯の根元まで伝える、という大切な役割があります。マウスピースとは異なり、自分で着脱はできません。
今回は、インビザラインのアタッチメントについて、Q&A形式で詳しく解説していきます。

Qアタッチメントは目立つの?

Aアタッチメントは天然の歯と似た色の素材を使っているので、とても目立ちにくいです。インビザラインのアタッチメントには何種類かの色があり、患者様の歯の色に近い色を選ぶことができます。

Qアタッチメントを着けたままで飲食はできる?

Aアタッチメントは自分で着脱できないため、着けたままで飲食ができます。マウスピースと異なり、ワインやコーヒーなど色の濃い飲み物を飲んでもほぼ着色しません。お餅やキャラメルなど歯にくっつく食べ物、おせんべいなど硬い食べ物は、出来るだけ避けてください。アタッチメントに用途外の力がかかって、外れてしまうリスクがあります。

Qアタッチメントは外れないの?

Aアタッチメントは、専用の接着剤で歯の表面にくっつけているので簡単には外れないようになっています。稀に、マウスピースの着脱時にアタッチメントが引っかかって外れてしまうことがあります。正しい手順と異なる着脱をした場合に外れやすいので、気をつけましょう。アタッチメントが外れてしまった場合は、歯科医院へなるべく早く連絡しましょう。歯の移動に影響がある箇所の場合は付け直す必要があります。すでに役割を終えたアタッチメントであれば、取れたままでも問題ないです。

Qアタッチメントを飲み込んでしまったけど大丈夫?

Aアタッチメントが外れて、万が一飲み込んでしまっても、体外に排出されるので心配しなくて大丈夫です。外れてしまったことについては、歯科医院へなるべく早く連絡しましょう。

Qアタッチメントをつけたら痛みがある場合はどうしたらいい?

Aアタッチメントをつけると、つけていない時よりマウスピースが密着するので、違和感や痛みを感じる場合があります。大抵の方は、翌日か翌々日には慣れて平気になります。それ以上痛みや違和感が続く場合は、歯科医院へ相談しましょう。

Qアタッチメントがついているとマウスピースの着脱の操作はむずかしい?

Aアタッチメントがない時と比較すると、歯に突起物がついている分、マウスピースの取り外しが難しくなります。無理矢理外すとマウスピースが割れてしまう可能性があるので、片方の奥歯の側から優しく広げて取り外してください。付ける時は、前歯の側から両手を使ってゆっくりとはめましょう。

Qアタッチメントがついている時の歯の磨き方は?

Aアタッチメントの周りは、食べカスや歯垢が溜まりやすく、さらに歯ブラシの毛先をしっかり当てることが難しいです。慣れるまでは鏡で歯ブラシがしっかり当たっているか確認しながら、丁寧に磨きましょう。

ブラッシング方法

歯の表面とアタッチメントの境目に歯ブラシの毛先を斜め45度に当てて、小刻みに優しくブラッシングしてください。ゴシゴシ強く擦ると、アタッチメントが外れるリスクがあります。また、アタッチメントのところだけ集中的に磨くのではなく、お口の中全体をバランスよく丁寧に磨きましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。アタッチメントは、インビザラインがしっかりと効果を発揮するために必要なものです。小さなお子様がインビザラインでアタッチメントを取り付けた際は、親御様が仕上げ磨きの時に磨き残しがないか気をつけてあげてください。

お子様の矯正を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。お子様大好きなスタッフが、笑顔でお迎えします。歯医者さんが苦手な子も、当院へは楽しんで通ってくれています。

インビザラインで受け口を治療するメリットとは?期間や費用も解説!

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

歯並びの乱れにはさまざまな種類があり、その一つに上下の噛み合わせが反対になる「受け口」と呼ばれる症状があります。

「そもそもインビザラインで受け口は治療できるの?」と疑問をおもちの方もいるでしょう。

今回は、インビザラインで受け口は治療できるのか解説します。インビザラインで受け口を治療するメリット・デメリットや期間、費用などについても解説しますので、インビザラインで受け口を治療したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

受け口とは?

受け口

まずは受け口とはどのような状態を指すのか具体的な症状を確認していきましょう。

通常、人の歯は奥歯を噛み合わせた時に、上の歯が下の歯よりも少し前に出て、覆い被さっている状態になっています。

一方、奥歯を噛み合わせたときに、下の歯が上の歯より前に出ていることを「受け口」といいます。反対咬合(はんたいこうごう)や下顎前突(かがくぜんとつ)とも呼びます。

受け口の症状は軽度なものから重度なものまであり、軽度であれば一見受け口だとわからないこともあります。

また、受け口は、歯の生え方に問題があるものと骨格に問題があるものにわけられます。歯の生え方に問題がある受け口とは、下の歯が前に傾いて生えている、または上の歯が内側に生えているといった状態です。

一方、骨格に問題がある受け口とは、下の顎が上の顎よりも前に出ている状態です。上顎が下顎に比べて十分に発育しない、生まれつき下顎が前に出ているなどの原因が考えられます。

受け口を放置すると

受け口放置のリスク

受け口を放置すると、以下のようなリスクがあります。

  • 容姿に影響を与える
  • 咀嚼が不十分になりやすい
  • 発音しにくいことがある
  • 顎関節症になる恐れがある

それぞれ詳しく解説します。

容姿に影響を与える

受け口になると下唇が前に突き出ます。口を閉じた時に口角が下がりやすく、怒っているような表情に見えます。また、上顎から鼻にかけての中顔面が平坦になり、横顔が三日月状に見えるでしょう。

咀嚼が不十分になりやすい

受け口だと上の歯と下の歯がうまく噛み合わないため、食べ物をしっかりと咀嚼できない可能性があります。食べ物をしっかりと咀嚼しないまま飲み込むと、消化器官に負担がかかったり、消化不良を起こしたりする恐れがあります。

発音しにくいことがある

発音には、舌と唇、歯の位置が大きく関係しています。受け口になると上下の歯の位置関係が反対になるため特に「サ行」や「タ行」が発音しづらくなることがあるでしょう。

周りの人に言葉を聞き取ってもらいにくくなるなど、日常生活に影響を与える可能性もあるのです。

顎関節症になる恐れがある

受け口を放置すると顎関節症を発症する可能性もあります。

顎関節症とは顎関節や周りの筋肉に不具合が生じる病気で、発症すると以下のような症状があらわれます。

  • 口を開きづらい
  • 顎関節や顎関節周りの筋肉が痛い
  • 顎関節から音が鳴る

顎関節症を発症する原因はさまざまですが、原因の一つとして噛み合わせの悪さが挙げられます。受け口のように噛み合わせに問題がある状態が続くと、顎関節症を発症するリスクが高まるのです。

インビザラインで受け口は治療できる?

インビザラインのマウスピース

インビザラインで受け口を治療できる可能性はあります。

ただし、インビザラインで治療できるのは、症状が軽く、歯の生え方や位置が問題で受け口になっている場合です。下の歯が前に傾いて生えている、または上の歯が内側に傾いて生えていることで受け口になっているケースであればインビザラインで治療できるでしょう。

一方で、上顎よりも下顎が前に出ているなど、骨格に問題がある受け口はインビザラインだけでは治療できないと判断されることが多いです。

インビザラインで受け口を治療するメリット

メリット

インビザラインで受け口を治療するメリットは、以下のとおりです。

  • 装置が目立ちにくい
  • 食事や歯磨きの邪魔にならない
  • 型取りの負担が少ない

1つずつ解説します。

装置が目立ちにくい

インビザライン矯正では透明なマウスピースを使って歯を動かします。マウスピースの厚さはわずか0.5mm程度と非常に薄いです。

従来のワイヤー矯正のように歯の表面にワイヤーやブラケットなどの目立ちやすい装置がつくわけではないので、周りの方に気づかれることなく矯正治療を進められます。人前で話す機会が多い方でも挑戦しやすいでしょう。

食事や歯磨きの邪魔にならない

インビザライン矯正中は、マウスピースを取り外して食事と歯磨きができます。装置に食べ物が挟まって食事がしづらかったり、咀嚼時に違和感を覚えたりしにくいでしょう。

また、装置を取り外して歯磨きができるので、磨き残しが多いことで虫歯になる心配や、歯ブラシが装置に引っかかるなどのわずらわしさがありません。

矯正中でもこれまでと変わらず食事を楽しめたり、歯磨きができたりという点は、大きなメリットといえるでしょう。

型取りの負担が少ない

インビザラインでは従来のような印象材と呼ばれる粘土のようなものを口に入れて型取りをすることはありません。代わりに3Dスキャナーを使用して、精密に型取りを行います。

型取りのたびに苦しい思いをしなくて済むため、患者様の負担を減らすことができます。

インビザラインで受け口を治療するデメリット

デメリット

一方で、インビザラインで受け口を治療する場合、以下のようなデメリットも考えられます。

  • 装着時間を守らなければいけない
  • 症状によっては治療が難しいことがある

1つずつ解説します。

装着時間を守らなければいけない

インビザライン矯正には患者様自身でマウスピースの取り外しができるというメリットがありますが、マウスピースの装着時間を守らないと計画どおりに治療が進みません。マウスピースの装着時間などを管理しなければならないという点はデメリットといえるでしょう。

インビザライン矯正をして思ったような効果が得られなかったと感じる原因の一つに、マウスピースの装着時間が足りないことが挙げられます。

インビザライン矯正中はマウスピースを1日20〜22時間装着する必要があります。

しかし、間食が多かったり、外食をしてそのままマウスピースをつけるのを忘れていたりすると、装着時間が20時間に満たないということがあるのです。

装着時間を守れない日が続くと、事前に計画した通りに歯が動かず、次のマウスピースがうまく入らなくなったり、治療がやり直しになったりするリスクがあります。結果として治療期間が大幅に延びてしまうこともあるでしょう。

症状によっては治療が難しいことがある

インビザラインで受け口の治療を希望していても、適応とならない場合があります。軽度の受け口であればインビザラインで治療できますが、骨格に問題がある受け口は治療できない場合があるのです。

インビザラインで受け口を治療する場合の期間

インビザラインの治療期間

インビザラインで受け口を治療する場合にかかる期間は、お口の状態や動かす歯の本数などによって異なりますが、大体1〜2年程度といわれています。

治療期間中は2ヶ月に1回の頻度で歯科医院を受診して、問題なく治療が進んでいるかチェックを行います。

インビザラインで受け口を治療する場合の費用

インビザラインの治療費用

インビザラインで受け口を治療する場合にかかる費用は、目立ちやすい前歯の部分だけを治す部分矯正か、奥歯を含むすべての歯を動かす全体矯正かで異なります。部分矯正の場合は30万〜40万円程度、全体矯正の場合は70万〜100万円程度が相場です。

まとめ

インビザラインのマウスピース

受け口を放っておくと見た目に影響を与えるだけでなく、咀嚼や発音などにも影響がでることがあります。インビザライン矯正では歯の生え方が原因である軽度な受け口であれば治療の対象となります。

インビザラインでは透明なマウスピースを使用するため目立ちにくいです。また、取り外しができるため、食事や歯磨きがしやすいというメリットもあります。

一方で、マウスピースの装着時間を守らなければいけないことや、適応症例が限られるなどのデメリットもあります。良い面と悪い面の両方を確認した上で、ご自身の納得いく治療法を見つけてください。

インビザラインを検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

子供と大人の歯列矯正は何が違うの?

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

以前は、歯列矯正は子供の時に行うものというのが一般的でしたが、近年は成人してから矯正治療をはじめる方も増えています。大人と子供の歯列矯正では、どんな違いがあるのか、それぞれのメリットや費用、治療期間などを解説します。

歯列矯正では「子供」は永久歯がすべて生えそろう前の状態、6歳前後から12歳頃までを指します。この時期の歯列矯正を「1期治療」と呼んでいます。

子供と大人で歯列矯正の目的・費用・治療期間が変わる?

子供と大人で歯列矯正の目的に違いはある?

大人も子供も歯列矯正の目的は「永久歯を美しい歯並びにすること」です。しかし、子供と大人では、そこに向かう工程が異なります。大人は、既に生えている永久歯を成長し終わった顎の大きさに合わせて動かしていきます。子供は、永久歯に生えかわる時に、永久歯が理想的な位置に生えるように導きます。

子供の歯列矯正(1期治療)は、永久歯が生えそろう前に行います。顎の位置や大きさ、形を整えながら、永久歯をできるだけ理想に近い歯並びへ近づけます。12歳臼歯が生えそろうまでは、顎の成長を導きながら治療します。

12歳臼歯が生えそろった以降(2期治療)については、成長の変化はあまりないので、その時の顎の大きさに合わせて歯を動かしていきます。これは、大人の歯列矯正に近い工程になります。

子供と大人で歯列矯正にかかる期間は違う?

子供の歯列矯正(1期治療)期間は、永久歯が全て生え揃うまでなので、一番長くて小学低学年から12歳頃までの約4年です。さらに、そこから永久歯の歯列矯正(2期治療)を行なった場合は合計6、7年の期間になります。

4〜7年と聞くと長期間に感じる方もいらっしゃると思います。しかし、子供のうちに歯列矯正を始めた方が、永久歯の歯列矯正の期間が短期間になる可能性が高くなります。これは、子供の頃から歯列矯正を始めるメリットといえます。

子供と大人で歯列矯正にかかる費用は違う?

一概に子供と大人でどちらが高額になるかは決めることが出来ません。例えば、子供の歯列矯正(1期治療)で歯並びに満足して終了したら、大人になって歯列矯正を始めるより費用は安くなります。しかし、1期治療の後に、永久歯の歯列矯正(2期治療)も行う場合は長期間になるので、大人が永久歯の歯列矯正のみ行うよりも費用が高くなる可能性があります。

子供と大人で歯列矯正の治療の方法や装置は違うの?

子供の1期治療は、取り外し式の装置をメインに行います。これは顎の成長をうながす装置なので、就寝時だけの装着でも一定の効果を得ることが出来ます。1期治療で使用する代表的な装置は、拡大床やマイオブレースなどのマウスピース型装置です。顎の幅を広げたり、歯並びに影響するお口周りの筋肉や舌の動きを正常にして、歯並びを整えたりする効果があります。

これに対し、すべての歯が永久歯に生えかわった2期治療と大人の矯正治療では、治療法や使用する装置はほぼ一緒です。代表的な矯正装置は、ワイヤー矯正やインビザラインなどのマウスピース矯正です。

子供の歯列矯正は何歳ごろから始めるのがよい?大人の歯列矯正に年齢に上限はある?

子供の歯列矯正は何歳ごろから始めるのがよい?

まずは、下の前歯の永久歯が生えてきた頃、矯正歯科で歯並びを相談してみるのがおすすめです。顎の位置や歯と顎の大きさのバランスから予想して、成長したらどんな歯並びになるかを説明してもらいましょう。その上で、歯科矯正が必要と感じたら、歯科医師に具体的な開始時期や方法を提案してもらうことをおすすめします。

舌が正しい位置、正しい動きをすれば自ずと歯並びは良くなります。そして、この筋機能を整えるのは子供の頃でないとかなり難しいです。そのため、らいふ歯科クリニックでは子供の歯並び矯正を勧めております。

大人になってからの矯正を希望される方には、歯並びは治せても筋機能までは難しいかもしれないことをご説明させていただいております。適切な時期に治療を行えば、正しい歯列を育てることができます。もし、お子様の歯に心配なことがあれば、当院に一度ご相談ください。

大人の歯列矯正に年齢に上限はある?

歯列矯正には、具体的な年齢の上限はありません。しかし、歯周病によって歯ぐきの位置が下がっていると、歯の移動でさらに下がったり、あるいは歯ぐきの退縮により知覚過敏になったりする可能性もあります。また、骨粗しょう症のお薬を服用している場合は、歯が動かない可能性があります。環境として可能であれば、できる限り早いうちに歯科矯正を行うことをおすすめします。

まとめ

子供の歯列矯正のために歯科医院を選ぶ際は、お子さんが前向きに治療に取り組めるように、コミュニケーションを大事にしている医院かどうかも確認しましょう。当院は小児歯科があり、子供好きのスタッフと医師が治療を担当します。

お子様の矯正治療を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

電話
矯正専用フリーダイヤル
予約