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インビザラインで失敗した6つの例!原因と対処法も解説!
こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。
インビザラインとは、透明なマウスピースを装着して歯並びを治す治療方法です。矯正治療で人気のインビザラインですが、インビザラインで失敗した例について知りたい方は多いのではないでしょうか。
今回は「インビザラインで失敗した例と原因」についてご紹介します。インビザラインの特徴やインビザラインで失敗しないための対策についても解説します。インビザラインについて理解を深めたい方は、ぜひ参考にしてください。
インビザラインとは
インビザラインとは、ワイヤーや金具を使用せずに、透明なマウスピースを着用して歯並びを矯正する治療方法です。具体的なインビザラインの特徴は、以下のとおりです。
- 目立たない
- 違和感や痛みが少ない
- 計画的に歯を動かせる
- 取り外しができる
以下、それぞれ解説します。
目立たない
インビザラインは、透明なマウスピースを着用して歯列矯正を行うため、目立たないというメリットがあります。
ワイヤー矯正だと、お口を開けたら矯正装置が目立ってしまい、見た目に大きな悪影響を与え、途中で治療をやめてしまう方も少なくありません。また、幼少期にワイヤー矯正によって人前で笑うのがトラウマとなり、内向的な性格になってしまうリスクもあります。
インビザラインは、見た目を気にする方に向いている治療方法といえます。
違和感や痛みが少ない
インビザラインは、表面が滑らかなマウスピースを使用しているため、装着時の違和感や痛みが少ないメリットがあります。
一般的な矯正方法では、矯正装置が粘膜や唇にあたって、喋りにくいことや痛みが生じることがあります。
一方、インビザラインであれば、歯並びにそった滑らかな弾力性のあるマウスピースを使用しているため、日常生活に支障なく治療ができるでしょう。
計画的に歯を動かせる
インビザラインは、複数のマウスピースを使用して段階的に歯列を矯正するため、計画的に歯を動かせるメリットがあります。事前に3Dシミュレーションで治療計画を確認できるため、矯正完了までの期間が明確です。また、計画的に少しずつ歯を動かすことで、矯正による痛みを減らすことができます。
しかし、歯の動きやすさは個人差があり、治療計画どおりに進まない場合もあるため、あらかじめ注意が必要です。
取り外しができる
インビザラインは、取り外しが可能なため、歯磨きや食事などがふだんどおりにできるメリットがあります。
従来の矯正治療では、一度矯正装置を付けてしまうと取り外しができないため、食事制限や歯磨きがしにくいなどのデメリットがありました。また、磨き残しが多くなり、虫歯や歯周病になりやすいというリスクもあります。
しかし、インビザラインは、自由に取り外しが可能なため、お口の中や装置を清潔に保ちやすく、お口の中のトラブル予防にもつながります。
インビザラインで失敗した例と原因
インビザラインで失敗した例と原因を把握しておくと、インビザラインで失敗するリスクを減らすことにもつながります。インビザラインで失敗した5つの具体的な例と原因は、以下のとおりです。
- 歯茎が下がってしまった
- 噛み合わせが悪くなった
- 出っ歯になってしまった
- 虫歯・歯周病になってしまった
- 後戻りしてしまった
以下、それぞれ解説します。
歯茎が下がってしまった
インビザラインによって、歯茎が下がってしまい、老けた印象となってしまうケースがあります。歯の露出部分が増えると、虫歯や歯周病にかかってしまうリスクも増えるでしょう。
原因は、歯列の形に合っていないマウスピースを着用することで歯茎に負担がかかり、歯茎が下がりやすくなることです。また、歯茎や骨の状態によっては、歯肉退縮が起きるリスクがあるため注意が必要です。
噛み合わせが悪くなった
インビザラインによって噛み合わせが悪くなったケースもあります。
インビザラインは、基本的に歯並びと噛み合わせの改善を目的としていますが、予定どおりに歯が移動せずに噛み合わせが悪化する可能性があります。原因は、治療計画が誤っていることで、噛み合わせが悪化したり希望どおりの歯並びにならなかったりすることがあげられるでしょう。
出っ歯になってしまった
インビザラインによって出っ歯になってしまったケースもあります。
インビザラインは適応できる症例の幅が広いですが、歯を移動させるスペースが確保されていないと強制的に歯が前に押し出され、結果的に出っ歯になってしまいます。治療を受ける際、歯を移動させるスペースが少ないのにもかかわらず、歯を削る、抜歯するなどの施術を怠ってしまうことが原因です。
虫歯・歯周病になってしまった
インビザラインによって、虫歯や歯周病になってしまったケースもあります。
マウスピースを長時間装着する必要があるため、装着中にジュースや食べ物を食べると、虫歯や歯周病になってしまうリスクが高くなります。また、マウスピースが不衛生な状態で装着すると虫歯や歯周病の原因となるため、マウスピースが常に衛生な状態を保てるように注意が必要です。
後戻りしてしまった
インビザライン治療後は、整えられた歯並が後戻りして歯並びが悪化するケースもあります。
インビザライン治療後は、歯並びがもとの位置に戻ろうとする動きが働くため、歯が安定していない状態となります。後戻りが起きる原因は、治療後に歯を安定させる「保定期間」に、保定装置である「リテーナー」の装着時間が守られていないことがあげられるでしょう。
インビザラインで失敗しないための対策
インビザラインで失敗しないための対策は、以下のとおりです。
- 実績豊富な歯科医院を選ぶ
- 装着時間を守る
- 歯とマウスピースのケアをしっかり行う
- 違和感があったら歯科医師に相談する
以下、それぞれ解説します。
実績豊富な歯科医院を選ぶ
インビザラインは、専門的な知識や技術が必要となるため、実績が豊富な歯科医院を選びましょう。
実際にインビザラインの治療を担当する歯科医師によっても、技術力の差が大きく異なります。実績が豊富な歯科医院かどうか確認する方法として、ホームページに記載されている年間の症例数や実績、口コミ・評判を確認するのがよいでしょう。
万が一、実績が少ない歯科医院を選んでしまうと、費用がかさんでしまったり治療期間がのびてしまったりすることがあるため注意が必要です。
装着時間を守る
インビザライン治療中、必要とされるマウスピースの装着時間は、1日20~22時間以上です。装着時間が守れていないと、歯並びや噛み合わせが改善せずに治療が失敗に終わるリスクが高くなります。
また、マウスピースを歯列にしっかりフィットさせる必要があるため、チューイーとよばれるゴムを噛んでからマウスピースを装着するのがよいでしょう。
歯とマウスピースのケアをしっかり行う
歯とマウスピースのケアをしっかり行うと、虫歯や歯周病になるリスクを減らせます。
インビザライン治療中に虫歯や歯周病になってしまうと、虫歯や歯周病の治療が最優先となるため、インビザライン治療を中断しなければいけません。インビザラインのマウスピースは10日程度で新しいものに交換しますが、歯やマウスピースに食べかすや歯垢(プラーク)などが残らないように、入念にケアしましょう。
違和感があったら歯科医師に相談する
インビザラインの治療中に、トラブルや違和感があったらすぐに歯科医師へ相談しましょう。
例として、アタッチメントが外れた状態やマウスピースが破損した状態を放置すると、歯並びや噛み合わせが悪くなるリスクがあるため、あらかじめ注意が必要です。
また、治療中に少しでも違和感がある場合も、放置せずになるべく早く担当の歯科医師に相談しましょう。
まとめ
今回は、インビザラインの特徴やインビザラインで失敗した例と原因、インビザラインで失敗しないための対策を解説しました。
インビザラインで失敗した例については、歯茎が下がる、噛み合わせが悪くなる、出っ歯になる、虫歯や歯周病になる、後戻りするなどがあげられます。 インビザラインで失敗した例や原因を把握しておくと、インビザラインで失敗するリスクを減らすことができます。今回の内容を参考に、インビザラインについて理解を深めましょう。
インビザラインを検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。