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歯並びに変化がみられるのはいつ頃から?歯が動く順番は?インビザラインで歯が動く仕組みを詳しく解説


こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

当院では、透明で薄いマウスピースを装着する「インビザライン・ファースト」という小児向けマウスピース型矯正システムを採用しています。マウスピースが目立ちにくいため、周囲に気づかれにくく、矯正がからかいの対象になることを防げます。今回は、インビザライン矯正で歯が動く仕組みを詳しくご紹介していきます。

インビザラインで歯が動く仕組みは?

インビザライン矯正はズレが歯に力を加える

インビザラインは、治療前にスキャナーを用いてお口の中のデータ(歯型や歯並びなど)を採取し、それを分析して患者様専用のマウスピースを作成します。マウスピースは患者様の歯並びと少しだけズレるように設計されています。マウスピースを装着すると、歯並びとのズレが歯へ圧力をかけて、歯が動きます。

マウスピースを交換しながら正しい歯並びに

インビザラインのマウスピースは、歯科医師の治療計画に基づいて、歯が少しずつ動くように設計されています。およそ1~2週間毎に1回、新しいマウスピースに交換しながら、少しずつ歯を正しい位置に移動させます。1枚で約0.25mm前後歯を動かすので、一気に強い力をかけて歯を移動させるワイヤー矯正と比べると、矯正中の違和感が少ないことが、大きなメリットです。

歯並びに変化がみられるのはいつ頃から?

歯並びの変化や感じ方には個人差があるので一概には言えませんが、多くの患者様が歯並びの変化を実感できるのは、マウスピースを14枚前後使った頃です。期間にすると、最短で14週間(約3ヵ月半程度)ほどです。マウスピースを14枚使用すると最大で3.5mmくらい歯が動くため、患者様が鏡で歯並びを見て変化を感じることができます。

正直なところ、毎日鏡を見ているご自身では、歯並びの変化はわかりづらいです。しっかり目で見て効果を実感したい場合は、歯科医院で検診を受ける際に治療前の歯並びの写真と現在の歯並びを見比べてみましょう。きっと効果を実感できるはずです。

変化を実感しにくい歯並びはある?

ガタガタしている歯並びの方は、1mm以上歯が動いてもあまり効果を実感できないことが多いです。歯のガタつきを治すためには、歯列全体を動かして整えていく必要があり、患者様には効果がわかりづらい奥歯から動かしていくためです。効果が実感できず不安な場合は、今はどこの歯を動かしているのか、いつ頃から変化が感じられそうなのかなど、歯科医師に相談してみましょう。

インビザラインで歯が動く順番は?

遠心移動ってどんなもの?

インビザラインは、奥歯の遠心移動が得意な矯正方法と言われています。遠心移動は、歯を後ろに移動させて、前歯を動かすスペースを作るために行われます。インビザラインのマウスピースは、歯全体を平行に移動するように動かします。歯の根まで位置を変えられるため、奥歯の位置を調整できるのです。

遠心移動で歯の動く順番は?

インビザラインで遠心移動させるときは、まず一番後ろの奥歯を動かします。次に奥から二番目の歯を動かし、前方の歯を動かすスペースを確保してから最後に前歯を整えます。

遠心移動することのメリットは?

遠心移動の一番のメリットは、抜歯をせずに矯正治療ができることです。歯並びが悪くなる原因として、顎が小さいことで歯を並べるスペースが不足していることが挙げられます。矯正治療で抜歯が必要な場合、上下左右4本の小臼歯を抜くケースが多いです。しかし、できれば健康な歯を抜きたくないと感じる方も少なくありません。子供のうちから始められるインビザライン・ファーストであれば、将来大人になってから始める矯正治療で必要となってしまうことのある抜歯も、行うことなく治療できる可能性が高まります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。インビザラインは歯を少しずつ移動させるため痛みが少なく、最短で14週間で効果を実感できます。奥歯から動かして、最後に前歯を動かすのが一般的です。
お子様の矯正を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。