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小児矯正の適切な開始時期は?理想はⅠ期治療のみで矯正治療が終了できること!


こんにちは。院長の白川です。

らいふ歯科クリニックでは、乳歯があるうちに矯正を始めるのが1番良いと考えています! そして、Ⅰ期治療のみで矯正治療が終了するのが理想です。

ここで、Ⅰ期治療とは、乳歯または乳歯と永久歯が混在する時期に行う歯並び矯正治療です。 小児矯正の適切な開始時期についてお悩みの方はご参考にしてください。

◆小児矯正の適切な開始時期

当院では、小児矯正の適切な開始時期は6歳以降であると考えています。

乳歯があるうちにⅠ期治療を開始できると、治療費を抑えられるなど、様々なメリットを得られる可能性があります。 乳歯のみの時期からでも治療を始めることは可能です。しかし、矯正装置の使用法を考慮すると、6歳以降での治療開始が望ましいと考えられます。

また、歯の生え変わりにはかなり個人差があります。そのため、当院では、5歳になった段階で、受診していただくことをお勧めしています。その段階で、今後の歯並びについてご説明しています。

◆こどもの成長と適切な治療開始時期の関係

こどもの成長を考えると、やはり、Ⅰ期治療を行うことが望ましいです。

乳歯があるうちにⅠ期治療を開始できれば、永久歯の生えてくる場所を調節できます。 発育や歯の大きさ等は予想が難しいです。しかし、Ⅰ期治療で、適切な歯のスペースが確保できれば、それ以降の矯正は不要となります。

また、Ⅰ期治療を開始できれば、舌の筋機能を整えられます。舌の筋機能に異常があると、歯並びが悪くなる可能性があります。舌の筋機能を整える時期としては、こどものうちが適切です。

〇歯の大きさと歯の並ぶスペース

当院では、歯の大きさと歯の並ぶスペースのバランスがとれていれば矯正の必要はないと考えています。

Ⅰ期治療を適切に進められた場合、乳歯の生え方から、永久歯がきれいに生えそろうかを予測できます。 しかし、そうでない場合、実際に永久歯が生えてこないと大きさはわかりません。また、成長には個人差があり、癖や食生活、生活習慣などにもかなり左右されるため、予想がとても難しいです。

このように、こどもの歯並び矯正には、成長発育という問題が大きく関わります。Ⅰ期治療を適切に進め、それ以降の治療が不要となれば、様々なメリットが得られます。Ⅰ期治療で適切な歯のスペースを確保することが重要です。

〇舌の筋機能

歯並びが悪くなる原因は主に口腔周囲筋、特に舌の機能異常にあります。

舌が正しい位置、正しい動きをすれば自ずと歯並びは良くなります。逆に、舌の機能が十分でない場合は、歯並びが乱れてしまう危険性があります。例えば、舌で歯を押してしまう癖などがある場合は、注意が必要です。

舌の機能を整えるのは子供の頃でないとかなり難しいです。そのため、大人になってからの矯正を希望される方には、 歯並びは治せても筋機能を整えることは難しいと説明してい ます。そのため、らいふ歯科クリニックではこどもの歯並び矯正を勧めております。

◆Ⅰ期治療のみで矯正治療を終了できるメリット

らいふ歯科クリニックでは、Ⅰ期治療のみで矯正治療が終了するのが理想だと考えます。

Ⅰ期治療のみで矯正治療が終了できれば、治療費を安く抑えられ、バランスよく綺麗な顔立ちにできます。 また、思春期に入る前に矯正治療が終了できるので、お子様の精神的な負担も抑えられます。 このように、Ⅰ期治療のみで矯正治療を終えることには、様々なメリットがあります。

治療を開始する時期が遅くなるとⅠ期治療だけでは歯並びを整えられない場合があります。 その場合には、Ⅱ期治療 (ブラケット矯正) またはマウスピース矯正を行うことをお勧めしています。 ここで、Ⅱ期治療とは、永久歯が生えそろった後に行う歯並び矯正治療です。

◆当院の小児矯正

当院の小児矯正には、マウスピース型の矯正装置を用いた方法や、床矯正などがあります。

いずれの方法も、痛みが少なく、お子様の負担が少ない方法です。例えば、マイオブレース治療は、マウスピース型矯正装置を用いる矯正治療であり、歯並びが悪くなる根本的な原因を治療する予防矯正治療方法です。この治療は、口腔内の悪い習慣を改善することから始まり、最終的には、正しい顎の発達を促進し、歯並びを整えられます。

インビザラインファーストもマウスピース型矯正装置を用いる矯正治療です。治療後のシミュレーションが可能・違和感が少なく遊びやスポーツに適しているなどのメリットがあります。 お子様に適した治療を進めるためにも、まずは、お気軽にお越しください。

◆Ⅰ期治療だけで歯並びを整えられなかった場合

Ⅰ期治療だけでは歯並びを整えられない場合は、Ⅱ期治療を行いましょう。

最適なⅡ期治療開始時期は、12歳前後、つまり、親知らずを除いた一番奥歯が生え始める時期です。 顎の発育方向を把握することができるのは永久歯が生えそろう時期です。この時期は大人に比べて歯が動きやすく、歯や歯を支える骨や歯ぐきなどの生体への適応性が良いと言われています。

Ⅱ期治療で行われるブラケット矯正には、歯の表面に矯正装置をつける方法の他、歯の裏側に取り付けることで目立ちにくい方法もあります。特に、奥歯の嚙み合わせは、顎の成長や歯並び全体に影響を及ぼすことが多いため、奥歯の生え方を確認することが大切です。矯正治療の最終目標は「永久歯での歯並びを整え、顔の形に調和する形と機能を作り上げる」であり、それに向かって 治療を進めていきます。

◆まとめ

らいふ歯科クリニックでは、乳歯があるうちに矯正を始め、Ⅰ期治療のみで終了するのが理想であると考えています。

具体的には、6歳以降でⅠ期治療を開始することが適切です。しかし、歯の生え変わりに個人差があるため、5歳になった段階で、受診していただくことをお勧めしています。 乳歯があるうちにⅠ期治療を開始できれば、永久歯の生えてくる場所の調節や舌の筋機能を整えることができます。

治療を開始する時期が遅くなるとⅠ期治療だけでは歯並びを整えられない場合があります。 逆に、適切なタイミングで治療を開始しできれば、正しい歯並びを育てることができます。お子様の矯正に関して、開始時期など、ご不安な点があれば、お気軽にご相談ください。

らいふ歯科クリニック
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