直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科はらいふ歯科クリニック

  • 福岡県 直方市 らいふ歯科クリニック

    「0歳からのむし歯予防」
    を掲げて
    低年齢からの生涯にわたる
    健康を目指しています

  • 福岡県 直方市 らいふ歯科クリニック

    お子様の矯正はもちろん、
    大人の矯正も得意です。
    誰にも気づかれない
    目立たない矯正

    に力を入れています

  • 福岡県 直方市 らいふ歯科クリニック

    むし歯治療・歯周病治療だけでなく、
    歯並びやかみ合わせの治療を
    行なっていくことで、
    健康で笑顔あふれる
    人生 []

    得られるように頑張っております

赤ちゃんの歯みがき、歯ブラシはいつから?歯みがき粉は使う?

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

赤ちゃんの歯が生えはじめると、いよいよ歯みがきがスタートします。大切な赤ちゃんが虫歯にならないよう、親御さんがしっかりとケアしてあげることが必要です。お口の中を清潔に保つために歯みがき粉が有効ですが、いつ頃から使って良いのかご存知ない親御さんも多いのではないでしょうか。今回は、赤ちゃんの歯みがきはいつからどんなふうに行えばいいのか、具体的にご紹介していきます。

歯が生えるまでに、お口の中を触られることに慣れておきましょう

歯みがきをスムーズに行うための準備段階として、赤ちゃんがお口の中を触られるのに慣れることから始めましょう。赤ちゃんは、歯が生える前から、お口の中を清潔に保つためのケアが必要です。親御さんの指やガーゼを使って、お口の周りやお口の中の汚れを取り除きましょう。ガーゼを使った歯みがきは、歯が生え始める生後6か月頃から始めるのがおすすめです。赤ちゃんの時期は、食べられるものが限られているため、お口の中の環境はそんなに悪くなることはありません。「歯の汚れを完璧に落とさなくてはいけない」など神経質になり過ぎないで大丈夫です。

ガーゼを使った赤ちゃんの歯の磨き方

親御さんの人差し指に、水で湿らせたコットンのガーゼを巻き付けます。歯みがき用ガーゼとして市販されているものもあります。赤ちゃんを膝の上に仰向けに寝かせて、お口を開きます。赤ちゃんのお口の中にガーゼを巻いた指をゆっくりと入れて、歯の1本1本の汚れを拭ってあげましょう。歯の表側だけでなく、裏側も忘れずに拭いてください。また、唇の裏側の柔らかい部分を傷つけないように、慎重にやさしく指を動かしましょう。喉の方まで指を入れすぎないように注意してください。

赤ちゃんの歯みがきは一日何回?

赤ちゃんの歯みがきは、授乳や離乳食後に毎回と、寝る前に行うのが理想です。しかし、赤ちゃんが眠ってしまったり泣いてしまったり、現実的には難しいときもあるでしょう。夕食後の歯磨きは必ず行うとして、それ以外は水やお茶を飲ませてお口の中をすすげば大丈夫です。一度使用したガーゼは再利用せず、毎回新しい清潔なガーゼで歯みがきを行いましょう。

歯が生えてきたら、歯ブラシを使いましょう

上下の前歯が生え出した頃、目安としては上歯と下歯の前歯4本が揃ってきたら、ガーゼから歯ブラシへ切り替えるタイミングです。いきなり歯ブラシへ切り替えると赤ちゃんがびっくりして、歯みがきに苦手意識を持ってしまう可能性があります。ガーゼでお口の中を拭う方法を併用しながら、少しずつ歯ブラシに慣れていきましょう。また、万が一赤ちゃんが歯ブラシで遊んでしまっても大丈夫なように、喉の奥まで入らない形状になっている歯ブラシが販売されていますので、こういった歯ブラシを使用されると安心です。

歯ブラシを使った赤ちゃんの歯の磨き方

歯ブラシを使った歯みがきは、赤ちゃんを膝の上に仰向けに寝かせて、頭が動かないようにします。利き手で歯ブラシを鉛筆のように持ち、利き手と反対の手の指で赤ちゃんの唇や歯茎をガードしましょう。歯ブラシは小さく小刻みに動かすようにして、歯の1本1本を裏側までしっかり磨きます。お口の中を歯ブラシで傷つけないように注意しましょう。

うがいができるようになったら、歯みがき粉デビュー

離乳食後の赤ちゃんは、たくさんの種類の食べ物や飲み物を口にするので、虫歯のリスクも高まります。1歳前後、離乳食を卒業する時期に、歯みがき粉を使った歯みがきを習慣化できるのが理想です。しかし、あくまでも理想なので、赤ちゃんがうがいができるようになったら、歯みがき粉を使うようにしましょう。うがいが上手にできないうちから歯みがき粉を使うのは、歯みがき粉を飲み込んでしまう可能性があるのであまりおすすめしません。

赤ちゃんに優しい歯みがき粉の選び方

研磨剤が入っていないものを選ぶ

大人の歯みがき粉は、歯垢や着色汚れを綺麗に落とすために、研磨剤が使われているものが大半です。しかし、赤ちゃんの歯や歯茎は柔らかくいので、研磨剤が入っていると傷つけてしまう可能性があります。歯の表面に傷がつくと、歯のバリア機能が低下するリスクがあります。

発泡剤が入っていないものを選ぶ

大人の歯みがき粉は、スッキリしたみがき心地を与えるために発泡剤が入っています。赤ちゃんがお口の中が泡立つのを嫌がったり、泡で磨き残しがわかりにくくなってしまったりするため、泡立ちの少ない歯みがき粉を選びましょう。

添加物の入っていないものを選ぶ

赤ちゃんが、誤って歯みがき粉を飲み込んでしまう可能性があります。香料や着色料が入っていないも体にやさしい成分のものを選ぶことが重要です。赤ちゃん用として販売されている歯みがき粉は、防腐剤のパラベンフリーやアルコールフリーのものも多いので、迷った時は赤ちゃん用の歯みがき粉を選びましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。赤ちゃんの頃の歯みがきは、お子さんの一生の歯の健康を左右します。当院では歯みがき指導を行っています。赤ちゃんの歯みがきの方法がわからない時は、ぜひ当院までご相談ください。

らいふ歯科クリニックでは小児歯科はもちろん、小児矯正も専門で行なっております。専門の医師と子ども好きなスタッフが、お子様の歯の健康をサポートします。お子様の矯正を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

インビザラインで八重歯は治療できる?治療法や費用も解説!

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

八重歯の矯正治療を検討しており「インビザライン矯正で治療を行いたい」と考えている方もいるでしょう。インビザライン矯正で八重歯を治すことは、できるのでしょうか。

今回は、インビザラインで八重歯を治療するメリット・デメリットや、治療にかかる費用・期間などについて詳しく解説します。

八重歯とは?

八重歯がある人

八重歯とは、凸凹した歯並びである叢生(そうせい)の一種です。犬歯が前に突き出すように生えたり、隣り合う歯と重なるように生えたりしている状態のことを指します。

日本では、可愛らしい、愛嬌があるというイメージを持たれることも多い八重歯ですが、海外ではあまりよい印象を与えないといわれています。バンパイアティースやデビルティースとも呼ばれています。

八重歯をそのままにしておくと、見た目だけでなく、歯の機能や衛生状態にも影響を与える可能性があります。そのため、矯正治療を希望する方も増えているのです。

八重歯の原因

八重歯の原因

八重歯の原因は、以下のとおりです。

顎が小さい

八重歯になる原因として、顎が小さいことが挙げられます。顎が小さい場合、歯がきれいに収まるための十分なスペースが確保できないため、歯が部分的に歯列から押し出されます。中でも犬歯は、他の歯に比べて永久歯に生え変わる時期が遅く、歯列からはみ出しやすいです。

もともとアジア人は欧米人に比べて顎の骨格が小さい傾向にありますが、硬い食べ物を食べる機会が少ない現代の食生活も、顎の発達に影響を与えているといわれています。

顎のサイズに対して歯が大きい

八重歯になる原因のひとつとして、顎のサイズに対して歯が大きいことも挙げられます。顎が正常に発達していても、歯が大きければ収まるスペースは確保できなくなるでしょう。凸凹とした歯並びになることがあります。

乳歯が早期に抜けた

虫歯などが原因で乳歯が早期に抜けた場合、八重歯の原因になることがあります。通常は乳歯が抜けたあとすぐに永久歯が生えてくるので、永久歯のスペースが奪われることはありません。

しかし、乳歯が早期に抜けた場合は、すぐに永久歯が生えてきません。そのため、歯と歯にすき間が生じる期間が長くなります。

歯はすき間がある方向に動くという性質があるため、永久歯が生えるころにはスペースがなくなるのです。結果、歯が収まりきらずに犬歯が飛び出したり、重なって生えたりすることが考えられます。

八重歯を放置するリスク

八重歯が原因で歯周病になった人

八重歯を放っておくと、どのような問題が生じるのでしょうか。ここからは、八重歯を放置するリスクについて解説します。

虫歯や歯周病になりやすくなる

隣り合う歯と重なり合うように生えるので、重なった部分には食べカスや歯垢が蓄積しやすいです。そのため、虫歯や歯周病になる可能性が高いでしょう。

また、八重歯が唇に引っかかって口が閉じにくくなることも、虫歯や歯周病の原因ひとつです。通常、口腔内は唾液の自浄作用によって汚れを洗い流し、菌が繁殖しにくい状態に保たれています。

しかし、口腔内が乾燥すると唾液の分泌量が減り、自浄作用が働きにくくなります。細菌が繁殖しやすい状態になるため、虫歯や歯周病のリスクが高まるのです。口内の乾燥は口臭の原因にもなるため、注意が必要です。

噛み合わせが悪くなる

八重歯を放置すると、噛み合わせに問題が生じることもあります。通常であれば、歯列全体で噛む力を吸収して衝撃を分散しています。

しかし、八重歯があると歯がうまく噛み合いません。全体で噛んだ時のバランスが悪くなり、徐々に噛み合わせが悪化するでしょう。

特に、奥歯には大きな負担がかかりやすく、顎関節症を発症するリスクも考えられるでしょう。

口の中が傷つきやすくなる

八重歯は唇に引っかかったり当たったりしやすいため、口の中の粘膜や唇を傷つける可能性があります。八重歯の尖った部分が何度も粘膜に当たることで、口内炎ができやすいとも考えられるでしょう。

また、転倒した際に八重歯が粘膜や唇を傷つけるリスクも高くなります。

インビザラインで八重歯は治療できる?

インビザラインと歯列模型

結論からお伝えすると、インビザラインで八重歯の治療は可能です。

しかし、顎の骨自体に大きな問題がある場合や、複数の歯を抜歯する必要がある重度の叢生の場合には、インビザラインのみでの治療が難しいケースもあります。インビザライン矯正のみで八重歯を治療できるかどうかは、患者さまの口腔内の状態や歯科医院によって異なります。

まずはカウンセリングや詳しい検査を受けることが大切です。

インビザラインで八重歯を治療するメリットは?

インビザラインで八重歯を治療するメリットイメージ

インビザラインで八重歯を治療する最大のメリットは、装置が目立ちにくいことでしょう。インビザラインで使用する矯正装置は透明のマウスピースなので、接客業の方や見た目が気になる方でも取り入れやすい方法といえます。

また、マウスピースはご自身で取り外しができるため、食事や歯磨きは普段通り行えます。食べものが矯正装置に挟まることがなく歯みがきもしやすいため、お口の中を清潔に保ちやすいでしょう。

インビザラインで八重歯を治療するデメリット

インビザラインで八重歯を治療するメリットイメージ

インビザライン矯正では、1日に20〜22時間以上マウスピースを装着しなければなりません。装着を怠れば、計画通りに治療を進めることが難しくなります。装着時間やマウスピースの自己管理を徹底しなければいけない点は、デメリットといえるかもしれません。

また、適応が難しい症例があるのもデメリットです。歯の移動距離が大きい場合や骨格的な問題があるケースは、インビザラインのみでは治療が難しいことがあります。重度の八重歯で、歯の重なりが大きい場合も同様です。

歯並びや骨格によっては、事前に抜歯などの処置を受けなくてはならないこともあるでしょう。

インビザラインで八重歯を治療する方法

インビザラインで八重歯を治療するために抜歯しているイメージ

インビザラインで八重歯を治療する際には、スペースを確保する必要があります。主に、以下の方法でスペースを確保します。

抜歯

八重歯を歯列に収めるためのスペースが不足している場合には、抜歯をすることがあります。抜歯する場合、前から4番目か5番目の歯を抜くのが一般的です。

IPR(ディスキング)

IPR(ディスキング)とは、歯の側面を削ってすき間をつくる方法です。歯を削ると聞くと不安に感じる方もいるかもしれませんが、IPRで削るのは最大でも片側0.25mmのエナメル質部分のみです。

そのため、IPRによって歯の健康が損なわれることはありません。

奥歯の後方移動

スペースを確保するために、奥歯を後方に移動させることもあります。奥歯を移動できる距離には限りがあるため、IPRと併せて行う場合もあります。

また、親知らずが生えている場合には、矯正治療の開始前に親知らずの抜歯が必要なため注意しましょう。

歯列を外側に広げる

拡大装置などを用いて歯列を外側に広げ、スペースを確保する方法もあります。成長期のこどもの場合は歯列の拡大はさほど難しくありませんが、大人の場合は拡大できる範囲に限りがあります。

そのため、八重歯を移動するのに十分なスペースの確保ができない場合は適応外です。また、歯列の拡大により、下の歯との噛み合わせに問題が生じると判断されれば、適応は難しいでしょう。

インビザラインで八重歯を治療する場合の費用

インビザラインで八重歯を治療する場合の費用イメージ

インビザラインで八重歯を治療する場合の費用は、矯正方法によって異なります。一般的には、部分矯正の場合は20~65万円程度、全体矯正では70~120万円程度です。

検査費用や治療後の保定装置の費用が含まれている場合とそうでない場合があるので、治療前に歯科医師に確認しましょう。

インビザラインで八重歯を治療する場合の期間

インビザラインで八重歯を治療する場合の期間イメージ

インビザライン矯正で八重歯を治療する場合、部分矯正であれば数か月~1年程度、全体矯正では1年半~3年程度の治療期間がかかります。また、インビザライン矯正に限らず、矯正治療では矯正期間が終了した後に後戻りを防ぐための保定期間が設けられます。

保定期間には、リテーナーと呼ばれる保定装置を装着する必要があります。保定期間は矯正期間と同程度を要することが多いでしょう。

まとめ

インビザラインのマウスピース

インビザラインで八重歯の治療を行うことは基本的には可能ですが、できないケースも存在します。また、方法や費用、期間などは患者さまによって大きく異なるので注意が必要です。

まずはカウンセリングを受け、どのような矯正方法があるのかを確認しましょう。

インビザラインを検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病の治療だけでなく、歯並びや噛み合わせの治療も行って健康で笑顔あふれる人生[らいふ]を送っていただけるよう努めています。0歳からの虫歯予防や小児の矯正治療なども対応しています。

当院のホームページはこちらWeb予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

子供のお口の匂いが気になったらどうすればいい?

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。お子さんのお口の匂いが気になることはありませんか?学校でお友達に指摘される前に、解消してあげたいですよね。今回は、子供のお口の匂いの原因や対処法について具体的に紹介していきます。

子供のお口が匂う原因は?

歯磨きが不十分で、お口の中に汚れが残っている

口臭の原因でもっとも多いのが、お口の中に食べかすや歯垢が残っている場合です。みがき残しがあると、歯垢がガスを発生させて、お口の匂いの元になってしまいます。お子さん自身はしっかり歯みがきをしているつもりでも、同じところばかり磨いていたり奥の方が磨けていなかったりすることがあります。永久歯が生えそろう12歳くらいまでは、正しくブラッシングができているかどうか、親御さんが仕上げ磨きや磨き残しのチェックをしてあげましょう。

口呼吸などが原因でお口の中が乾燥している

なかなか気づけないのが、お口の乾燥による口臭です。唾液には、むし歯菌や歯周病菌が繁殖するのを抑える働きと食べかすを洗い流してお口の中をきれいにする働きがあります。口呼吸をしていると、口の中が乾燥してしまって唾液による効果を得にくくなります。

次の三つに当てはまる場合は、お子さんが口呼吸をしている可能性があります。

  • 日常的に口が閉じない
  • 口を開けたまま寝る習慣がある
  • 常に口がポカンと開いている

なぜ口呼吸になってしまうの?

口呼吸の主な原因は以下の通りです。

  • 歯並びが乱れている
  • 口まわりの筋肉や骨格が発達不全
  • 口を閉じる力が弱い
  • 慢性的なアレルギーを持っている

口呼吸と歯並びは切っても切れない関係です。出っ歯やガタガタの歯並びの場合、歯が口の外方向へ生えているため口を閉じにくくなってしまいます。また、柔らかいものばかり食べて硬いものを避ける食生活をしていると、口まわりの筋肉を鍛えることができず、口を閉じる筋力がつかなくなってしまいます。そういった理由の場合は、「マイオブレース」というマウスピース矯正で治療することができます。一度小児歯科を受診してみましょう。

むし歯や歯肉炎・歯周病がある

お子さんのお口の匂いが気になったら、むし歯や歯肉炎・歯周病の可能性も疑ってみましょう。歯周病は大人がなる病気、というイメージが強いですが、子供の歯周病は決して少なくありません。

お鼻や喉の病気がある

鼻や喉の病気もお口の匂いの原因となります。喉の奥にある扁桃には小さな穴がたくさん開いており、扁桃炎になると、この穴に細菌の死骸や食べかすなどが溜まってお口が匂います。また、副鼻腔炎は、副鼻腔に溜まった膿が悪臭を発生させて、お口が匂うことがあります。

その他、胃腸の問題や生理的理由の場合も

胃腸の調子が悪いこともお口が匂う原因になります。よく噛まずに飲み込むと、胃腸に負担がかかってお口が匂ってしまいます。早食いのお子さんや頻繁にお腹が痛くなるお子さんのお口が匂うのは、胃腸の調子が悪いせいかもしれません。

子供のお口の匂いを予防するための正しい対策方法は?

口呼吸から鼻呼吸に移行できるように口腔筋を鍛える

口呼吸をしていると、お口の中が乾燥して雑菌が繁殖してしまいます。お口の乾燥を防いで殺菌作用がある唾液の分泌を促すために、鼻呼吸へ移行させてあげましょう。親御さんご自身で指導するのは難しい場合も多いかと思います。一度、小児歯科を受診しましょう。「マイオブレース」というマウスピース矯正が必要かどうかやおうちでできるトレーニング方法の指導など、お子さんが嫌がらずに鼻呼吸へ移行できる方法を知ることができます。

お口を乾燥させないように唾液の量を増やす

お口の乾燥は唾液不足が原因です。乾燥が原因でお口が匂う場合は、唾液の量を増やすことで改善されます。

  • 規則正しい生活を行う
  • たくさん噛んで食べる
  • 耳下腺をマッサージする
  • 適度に水分を補給する

睡眠中に口を開けているお子さんには、口閉じテープも効果的です。使い方は簡単で、寝る前に上下の唇を閉じるようにテープを縦に貼るだけです。価格も安いので、まずは気軽に鼻呼吸への移行を試したい場合に便利です。

歯みがきを徹底して汚れを残さない・溜めない

お口の中の清潔を保つには、正しい歯みがきが大切です。とくに睡眠中は唾液の分泌量が少なくなるので、寝る前の歯みがきはとても大切です。親御さんが仕上げ磨きをして、磨きにくい歯の裏や奥歯などを磨いてあげましょう。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスを活用するのもおすすめです。

歯科クリニックで定期的なチェックを受ける

しっかり歯みがきをしていても、歯垢を完璧に落とすことは難しいです。口臭を予防するために、半年~1年に1回ぐらいのペースで、定期的に歯科医院でクリーニングをしてもらいましょう。歯科医院では歯みがきの指導もおこなっているので、親御さんの仕上げ磨きのポイントや、お子さんが上手に歯みがきをするためのコツなども教えてもらえます。このとき、むし歯や歯肉炎になっていないかも併せて確認してもらうと安心です。

まとめ

 いかがでしたでしょうか。お子さんが口臭を他の人に指摘される前に、ぜひ一番身近な存在であるご家族がチェックしてあげましょう。親御さんが口臭の原因を切り分けるのは難しい場合も多いので、一度小児歯科を受診することをおすすめします。

らいふ歯科クリニックでは小児歯科はもちろん、小児矯正も専門で行なっております。専門の医師と子ども好きなスタッフが、お子様の歯の健康をサポートします。お子様の矯正を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

インビザライン矯正を中断するケースと影響を解説!

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

インビザライン矯正は、透明のマウスピースを装着することで歯を徐々に動かし、歯並びを整える治療です。治療期間は治療内容によって幅があり、歯並びの一部分のみを矯正する場合は半年から1年程度、歯並び全体の治療なら2年~3年程度になります。

歯科の中では治療期間の長い治療であるため、治療を中断したいと考える方や、中断せざるを得ない状況になる方も稀にいます。中断した場合、どのような影響があるのか気になる方は多いでしょう。

今回は、インビザライン矯正の中断について解説します。

インビザライン矯正を中断するケース

インビザライン矯正を途中で中断するケースイメージ

インビザライン矯正を中断することになるケースは、以下のとおりです。

妊娠・出産

インビザライン矯正は、マウスピースを装着して歯並びを整える治療です。薬などは使わないので、基本的には妊娠・出産で治療を中断する必要はありません。

しかし、つわりがある時期や体調が悪い場合は、マウスピースを口に入れることが難しい方もいます。

また、妊娠によるホルモンバランスの変化によって、妊娠性歯周病になることもあります。つわりのため歯磨きが十分にできないケースもあるでしょう。歯周病によって歯茎が腫れて出血すると、マウスピースを装着するのが困難になります。

体調不良により通院が難しくなったりマウスピースの装着ができなかったりする場合は、インビザライン矯正を続けられないでしょう。ワイヤー矯正に変更する選択肢もありますが、体調や歯並びの状態によってはそれも難しいことがあります。

マウスピースの装着や通院の指示を守れない

インビザライン矯正では、毎日20~22時間のマウスピースの装着を前提に治療計画が立てられています。また、定期的に調整のために通院しなければなりません。

しかし、マウスピースの装着や通院が習慣化せず、いつの間にか中断する方もいます。仕事や学校で忙しい方、保護者の方のすすめで矯正治療をはじめたもののモチベーションを保てなくなった方などが挙げられるでしょう。

それぞれ事情はありますが、中断しないように工夫しましょう。

引越しなどの環境の変化

インビザライン矯正は、日本全国、世界中に治療を行っている歯科医院が多数あります。

しかし、急な引越しにより治療をはじめた歯科医院に通えなくなった時、自分に合った歯科医院を見つけられないケースもあるかもしれません。インビザライン矯正中に引越しする際は、新しい通院先を紹介してもらって治療のデータを引き継ぎましょう。

病気・入院

入院するような大きな病気をした場合、インビザライン矯正治療を続けられないケースもあります。病気の状態や症状にもよりますので、歯科医師と主治医に相談しましょう。

虫歯・歯周病

虫歯や歯周病になった場合、矯正治療よりもそちらの治療を優先させるため、矯正治療を中断することもあります。歯を抜いたり大きく削ったりした場合は、マウスピースが合わなくなるケースもあるでしょう。

マウスピースを作り直すため、費用が増加したり治療期間が延びたりすることもあります。

装着時に痛みや違和感がある

マウスピースを装着した際の痛みや違和感が強かったため、治療の継続が難しい方もいます。マウスピースは患者さまの歯並びに合わせて製作されていますが、装着の仕方が正しくなかったり、交換のタイミングが違っていたりすると、適合が悪くなるのです。

歯科医師からの細かい指示をしっかりと確認し、ただしく装着するようにしましょう。また、新しいマウスピースを装着してから1週間たっても痛みが続く場合は、早めに歯科医師に相談しましょう。

インビザライン矯正を中断すると影響はある?

インビザライン矯正を中断して悩む女性

インビザライン矯正に限らず、治療の途中で中断することは避けるべきです。今までかけた治療期間や費用が無駄になる可能性が高く、歯並びの問題も解決しないからです。

インビザライン矯正を中断するとどのようなリスクがあるのか解説します。

歯並びが改善されない

どのような矯正治療でも、治療完了後の理想の歯列を目指して歯を移動させていきます。当然ですが、途中で治療をやめると理想の歯列にはなりません。

詳しくは後述しますが、治療開始前よりも歯並び・噛み合わせが悪化する可能性もあるでしょう。

後戻りが起こる

矯正治療を中断すると、少しずつ動かした歯が元に戻る後戻りが起こります。歯が治療計画通りに動き、歯並びが整った場合でも、その後に適切に保定しなければ後戻りします。矯正治療後の歯周組織は不安定で、動きやすいためです。

保定期間中は歯を動かすことはありませんが、後戻りしないように歯を固定する必要があります。矯正治療を歯科医院に相談せずに中断した場合、保定する術がありません。治療中断時の歯並びで安定するのではなく、ほぼ確実に後戻りすると考えて良いでしょう。

歯科医院に相談した場合でも、保定装置の装着を怠れば後戻りします。

噛み合わせが悪くなる

インビザライン矯正では、歯並びだけではなく噛み合わせも考慮して治療計画が立案されます。

しかし、治療中は歯を移動させます。一時的ではありますが歯並びや噛み合わせが悪くなる時もあり、治療を中断した場合は歯並びが悪い状態になることも考えられます。

歯並びが整わないだけではなく、噛み合わせが悪くなるとしっかり噛めなくなったり、一部の歯に大きな負担がかかったりと、さまざまな弊害が生じます。肩こりや頭痛、体調不良の原因になることもあるでしょう。

歯だけではなく身体の健康を守るためにも、矯正治療は中断せず最後まで受けられるよう、スケジュールを確認しましょう。

治療期間が延長される

一旦インビザライン矯正治療を中断してしばらくたって再開する場合でも、当初の計画よりも治療期間が長くなるケースが多いです。一からやり直しになることは少ないですが、中断している間は歯が動かず、マウスピースを装着していなければ後戻りする可能性があるからです。

また、新しいマウスピースの作製が必要になった場合は、新しいマウスピースが届くまでの1~2ヶ月治療期間が延長されます。マウスピースの代金や通院費用なども追加で必要になるかもしれません。

さまざまな事情からインビザライン矯正治療を中断する方もいるでしょう。

しかし、病気などのやむを得ない事情を除いて、中断することはおすすめできません。なんとか続けられるように、歯科医師とも相談してください。

インビザライン矯正を中断した場合は返金される?

インビザライン矯正を途中で中断した場合は返金されるかイメージ

インビザライン矯正の費用は、治療で使用するマウスピースの枚数によって決まります。費用相場は、部分矯正では30万~50万円、全体矯正では70万円~100万円です。治療を中断した場合、この費用は返金されるのでしょうか。

矯正治療は自由診療であるため、歯科医院によって対応が異なります。例えば、日本矯正歯科学会に属する歯科医院の場合は、学会より矯正治療を中断する際は治療の進行度に合わせて返金・精算するように定められているので、返金されるでしょう。

しかし、矯正治療を行っているすべての歯科医院がこの学会に所属しているわけではありません。歯科医院によっては独自で規約を設けており、場合によっては治療費の全額や一部を返金しています。

返金された場合でも、既に製作済のマウスピースの代金や実施した検査の費用、診療代金などは返金されないことが多いでしょう。全額返金に応じないと定めているケースもあります。

治療を始める時は中断することを多くの方は考えていませんが、不測の事態を想定して中断した場合にどのように対応してもらえるか確認しておきましょう。

まとめ

マウスピースを持っている医師

数年間治療を続ける必要があるインビザライン矯正では、治療を中断する方も稀にいます。どの程度中断したかにもよりますが、一旦中断した場合は、後戻りしたり治療が延長になったり、はじめから治療がやり直しになったりといったリスクがあります。

これまで治療にかけた時間や費用が無駄になるので、中断することはないようにしましょう。

治療を中断せずに終わらせるには、患者さま自身が治療を続けやすいタイミングを図ることと、通いやすく相談しやすい歯科医院を選ぶことが大切です。後悔がないように、複数の歯科医院のカウンセリングを受けて自分に合った歯科医院を選んでください。

インビザライン矯正を検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

子供の治療に付き添う時はどうすればいい?

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

小児歯科では、主に15歳までのお子さんを治療しています。そして、その中には、どうしても歯科医院が苦手な子もいます。「何歳まで診療室の中で見守ればいい?」「泣いている子供にどんなふうに声をかけてあげたらいい?」色々と迷っている親御さんも多いのではないでしょうか。今回は、歯医者さんが苦手な子供を歯医者さんに連れていくときにどうしたらいいのかを、具体的にご紹介していきます。

「こわい」という気持ちに共感してあげる

何歳になっても歯科医院での治療は怖いものです。時には、小学校の高学年の子が泣いてしまうこともあります。そんな時に、「もうお兄ちゃん(お姉ちゃん)なのにおかしい」「あなたよりも小さい子が泣かないで頑張っているのに」と、つい言いたくなってしまうかもしれません。大人でも歯科医院での治療を怖がっている人はたくさんいます。「こわい」という気持ちや涙を親御さんが否定しないで受け入れてあげるだけでも、お子さんの気持ちはとても楽になります。

歯科医院の何が怖いかは、お子さんそれぞれ

歯を削ったり麻酔の注射をしたりする時にお子さんが怖がると思われがちですが、実はそうでもありません。機械がたくさんあるのが怖い子、お口の中をバキュームで吸われるのが怖い子、慣れない治療用の椅子が怖い子もいます。お子さんが怖くて泣いてしまった時に、「そんなもの怖くないでしょ」と怒らないであげてください。例えば「虫」「爬虫類」など大人になってもどうしても苦手なものが、誰でも一つはあるかと思います。怒りそうになった時は、自分が嫌なものにどうしても触らなくてはいけないことを想像してみてください。そして、とても嫌なことを、泣きながらでも一生懸命でも頑張っているお子さんの気持ちを理解するようにしてみましょう。

親御さんがリラックスして接する

診療室の中まで付き添う場合も、待合室で待つ場合も、親御さんが緊張していたり不安そうな表情をしていると、お子さんにもそれが伝わって不安な気持ちがどんどん大きくなっていってしまいます。親御さんは、なるべく冷静にリラックスした状態で、お子さんに接してあげてください。待合室では、置いてある絵本を一緒に読んだり、おもちゃで遊んだりして、ぜひ楽しい気持ちにしてあげてください。そうすれば、お子さんも「歯医者さんの治療ってそんなに嫌なところじゃないのかも」と、肩の力が抜けることも多いです。

お子さんとスタッフのコミュニケーションは遮らない

診療室の中まで付き添う場合は、お子さんと歯科医師やスタッフとのコミュニケーションを遮らないようにしましょう。
付き添いの方が、お子さんがリラックスするために声をかけたいのは理解できます。しかし、お子さんが付き添いの方の声にのみ反応してしまうと、治療のタイミングを逃してしまい、治療がスムーズに進まなくなってしまいます。
小児歯科は医師もスタッフもお子さんと日々接しているプロフェッショナルです。歯科医師がお子さんに質問したら、親御さんが代わりに答えずにお子さんに任せましょう。また、お子さんが泣いたり暴れたりした場合も、歯科医師とスタッフに任せる方が安全で速やかに治療が行えます。

「何歳まで診療室に付き添えばいいですか」という質問を親御さんから受けることがあります。お子さんの性格にもよるので、心配であれば直接スタッフに確認してみてください。「お子さんだけで大丈夫です」と言われたら、思い切って歯科医師とスタッフに任せてみてください。親御さんが一緒だと泣いてしまったり口をきいてくれないお子さんが、一人だと泣かずにお話ししてくれることはよくあります。親御さんがいない方が、意外としっかりと歯科医師やスタッフとコミュニケーションが取れて、治療が早く終わることも少なくありません。

治療のあとはたくさん褒める

治療後に「痛かった?」と聞く親御さんが多いですが、聞かれることによって我慢したり痛かったりした記憶がよみがえってしまいます。「がんばったね!」「えらかったね!」「きれいな歯になってよかったね!」などポジティブな声がけをしてあげましょう。自分が子供を虫歯にさせてしまったという罪悪感から「ごめんね」「いやだったね」と言ってしまう親御さんがいらっしゃいますが、これもかえって逆効果です。お子さんが歯科治療のことを「悪いこと」「嫌なこと」だと思ってしまいます。

歯科医院での治療は、悪いことや嫌なことではなく、虫歯を治して健康な歯になるために大切なことだと理解してもらうことが、お子さんが歯科医院を嫌がらなくなるための第一歩です。治療が終わった後は、ぜひたくさん褒めてあげてください。ただし、毎回治療後におもちゃなど高価なご褒美を買ってあげるのは、ご褒美がないと頑張れない子になってしまうので要注意です。

まとめ

歯科医院での親御さんの様子や声かけは、お子さんが前向きに治療を頑張れるかどうかを決めるとても大きな要因です。お子さんが泣いてしまうこともありますが、治療の後はたくさん褒めてあげて、誇らしい気持ちにさせてあげてください。

親御さんの不安については、歯科医師やスタッフにぜひ相談してください。お子さんのお口の中のお困りごとがある方は、ぜひ小児歯科がある当院までご相談ください。お子さまが大好きなスタッフがお待ちしています。

インビザラインの治療期間が延長になる原因とは?対策も解説!

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

インビザラインは、透明なマウスピースを使用して歯並びを整える矯正方法です。目立ちにくいことから人気の矯正方法ですが、治療期間が予定よりも延びることがあります。

この記事では、インビザラインの治療期間が延長する主な原因と、対策について詳しく解説します。

インビザラインの治療期間はどれくらい?

インビザラインの治療期間イメージ

インビザラインの治療期間は、一般的に2~3年程度です。最短でも1年半ほどの期間が必要と考えられています。

治療にかかる期間は矯正の範囲によっても異なり、部分矯正の場合は半年から1年程度で完了することもあるでしょう。

また、矯正が完了した後は、歯並びを固定するための保定期間も必要です。保定期間は矯正期間と同程度の期間が必要となることが多いため、全体の治療期間は2~4年程度になることもあります。

インビザラインの治療期間が延長になる原因

インビザラインの治療期間が延長になる原因イメージ

インビザライン矯正では、治療期間が予定よりも延びることがあります。以下、インビザラインの治療期間が延長する主な原因について説明します。

マウスピースの装着時間が足りない

インビザラインでは、マウスピースを1日に20~22時間装着する必要があります。装着時間を守らないと計画どおりに歯が動かず、治療期間が延びる原因になるでしょう。インビザラインの治療効果を最大限に引き出すためには、決められた装着時間を厳守することが重要です。

食事や歯磨きの後はすぐにマウスピースを再装着する習慣をつけ、装着時間の不足を防ぎましょう。装着時間を守ることは、治療期間の短縮だけでなく、計画通りの治療結果を得るためにも欠かせません。

虫歯や歯周病

矯正治療中に虫歯や歯周病が発生すると、矯正治療を一時中断して虫歯や歯周病の治療を優先することがあります。

虫歯治療の際に歯を大きく削ったりして歯の形が変わった場合、マウスピースの再作製が必要になることもあるでしょう。マウスピースの再作製には時間がかかるため、結果的に治療期間が延びることになります。

さらに、虫歯や歯周病の治療中はマウスピースを装着できない時間が増え、治療計画が大幅に遅れる恐れもあるため注意が必要です。

誤った装着方法

マウスピースを正しく装着できていないと歯に適切な矯正力がかからず、計画通りに歯が動きません。そのため、矯正期間が長引く可能性があるでしょう。

また、自己判断で同じマウスピースを使い続けたり、次のマウスピースに交換したりすることも治療計画が崩れる原因になります。指定されたマウスピースの交換時期は必ず守ってください。

口腔悪習癖

舌で前歯を押す・頬杖をつく・舌を噛むなどの口腔悪習癖があると、治療が長引くリスクがあります。口腔悪習癖は歯並びを乱す原因となり、矯正治療の妨げになるからです。

例えば、舌で前歯を押す癖があると前歯が外側に押し出され、歯並びを悪化させる可能性があります。頬杖をつく癖も顎に不均等な力がかかり、歯の位置をずらす原因になるでしょう。

リファインメント

リファインメントとは、治療計画と実際の歯の動きが異なる場合などに、マウスピースを追加して修正を行うことです。リファインメントを行うとマウスピースの枚数が増えて治療期間が延びることがありますが、理想の歯並びに近づけるためには必要な工程です。

リファインメントは、患者さま一人ひとりの歯の動きに合わせて柔軟に対応するためのもので、治療の進行状況に応じて調整します。

計画どおりにインビザラインでの治療の終わらせる方法

計画どおりにインビザラインでの治療の終わらせる方法イメージ

インビザラインを予定通りに終わらせるためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。以下で、インビザラインの治療を予定通り終わらせる方法を解説します。

マウスピースの装着時間を守る

インビザライン治療を成功させるためには、マウスピースを1日20〜22時間以上装着することが不可欠です。マウスピースを装着していない時間が長いほど計画通りに歯が動かないため、治療期間が延びる原因になります。

食事と歯磨きの時間以外は、必ずマウスピースを装着する習慣をつけましょう。スマートフォンのリマインダー機能を活用するなど、工夫をすることでつけ忘れを防止できるでしょう。

また、外出の際には歯ブラシを持ち歩き、食後すぐに歯磨きを行って再装着することも大切です。正しい装着時間を守ることは、治療効果を最大限に引き出し、計画通りに治療を終わらせるための最も基本的かつ重要なポイントです。

マウスピースの管理を徹底する

マウスピースを紛失したり破損したりすると、再作製する必要があります。新しいマウスピースが届くまでには1ヶ月ほどかかるため、治療期間が延びる原因になるでしょう。マウスピースは専用のケースに保管し、紛失や破損を防ぐ習慣をつけましょう。

また、マウスピースを清潔に保つことも大切です。汚れたマウスピースを使用すると、汚染による破損のリスクが高まるだけでなく、口腔内の健康にも悪影響を及ぼします。毎日マウスピースを丁寧に洗浄し、清潔に保つよう心がけてください。

マウスピースの状態を定期的にチェックし、異常があれば早めに歯科医師に相談することも重要です。

マウスピースを正しく装着する

マウスピースを正しく装着することは、治療効果を最大限に引き出すために不可欠です。マウスピースは両手で持ち、前歯から奥歯の順に装着しましょう。

歯で食いしばりながら装着すると過度な力がかかり、マウスピースの破損につながることがあるので注意が必要です。

装着後はチューイーと呼ばれる器具を使用して、マウスピースと歯を密着させましょう。特に、新しいマウスピースに交換した直後は、歯とマウスピースの間に隙間ができやすいです。チューイーを使用してしっかりと密着させることが重要です。

虫歯や歯周病に注意する

治療中に虫歯や歯周病が発生すると、矯正治療が一時中断され治療期間が延びる原因になります。虫歯や歯周病にならないために、毎日の歯磨きを丁寧に行う必要があります。

特に、マウスピースを装着する前には必ず歯を磨く習慣をつけましょう。食べカスが残った状態でマウスピースを装着すると細菌が繁殖し、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

また、マウスピース自体も清潔に保ちましょう。汚れたマウスピースは口腔内の健康を害するだけでなく、治療の妨げにもなるからです。

口腔悪習癖を改善する

舌で前歯を押す、頬杖をつくなどの口腔悪習癖があると、治療が長引く可能性があります。インビザラインを始める前に、歯科医師と相談して悪習癖を改善することが重要です。

例えば、舌の位置を意識するトレーニングや、頬杖をつかないようにする習慣をつけることなどが効果的でしょう。また、治療後の歯並びの安定性も向上し、長期的な美しい歯並びを保つことにもつながります。

定期的に歯科医院を受診する

インビザライン治療を計画通り進めるためには、定期的な歯科医院の受診が欠かせません。1〜2ヶ月に一度、歯科医院で検診を受けましょう。

定期検診では、歯科医師が歯の動きをチェックし、必要に応じて治療計画を調整します。計画通りに治療が進んでいない場合でも、早期に対応することで大きな問題を防ぎ、治療期間の延長を回避できるでしょう。

さらに、定期受診では口腔内の健康状態も確認してもらえるため、虫歯や歯周病の予防にもつながります。スケジュール通りに通院し、歯科医師の指示に従って治療を進めることが、計画通りに治療を終わらせるためには必要でしょう。

まとめ

歯並びが綺麗な女性

インビザラインが予定通りに進まない主な原因として、マウスピースの装着時間が不足することや、虫歯や歯周病になることなどが挙げられます。また、口腔悪習癖が原因で治療期間が延びることもあるでしょう。

インビザラインの治療期間を長引かせないためには、正しい装着方法の実践や口腔ケアの徹底、定期的な歯科受診が不可欠です。リマインダー機能を利用するなどして、装着時間の確保することも大切です。

悪習癖がある場合は、改善することで計画通りの治療を実現できる可能性が高くなるでしょう。

インビザラインを検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

妊娠中から取り組む、お子様のための予防歯科

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

「子供には虫歯のない健康な歯に育ってほしい」と、親御さんはみなさんそう思っているでしょう。最近は、「歯が痛くなってからではなく、痛まないように歯科医院へ行く」予防歯科という考え方も広まりつつあります。また、「親の虫歯菌が子供に感染する」という知識も一般的になってきました。

生まれてくるお子さんの虫歯を予防したいのであれば、妊娠がわかった時から対策をする必要があります。当院は、一般歯科と小児歯科を両方兼ねているので、妊娠中から、出産後、そしてお子さんの成長に寄り添って、お子さんの歯の健康を見守ることができます。今回は、妊娠期の歯科治療や、親子で取り組む予防歯科の大切さについて、詳しく解説していきます。

虫歯治療は妊娠中も行える?

妊娠中も虫歯の治療は可能です。お子さんを出産してからは毎日忙しくて定期的に歯科医院にかかることは難しいので、妊娠中に歯の治療をしっかりと行うことをお勧めします。可能であれば、妊娠14週〜27週までの安定期に治療を開始して終了するようにしましょう。また、抜歯など身体に負担のかかる治療は、緊急性がない症状については出産後に行う方が良いでしょう。

また妊婦さんは、ホルモンバランスが変化することによって、妊娠性歯肉炎という歯茎の病気(歯周病)にかかりやすくなります。歯周病は早産や低体重児との関連性が指摘されています。歯茎から出血するようになったら、歯科医院を受診することをお勧めします。

妊婦さんの場合はつわりなどで歯ブラシを口に入れるのがつらい時もあると思います。そんな時は無理せず、体調がよい時に歯磨きをしましょう。「今なら大丈夫」という時に歯磨きをして、体調が落ち着いたら「食後に磨く」習慣に戻してください。歯磨きがどうしてもできない時は、うがいだけでもよいので、こまめに行うようにしましょう。

妊婦さんの歯科治療を受ける時に知っておいてほしいこと

受診するときは、妊娠中であることを必ず歯科医に伝えるようにしましょう。妊婦さんが使っても大丈夫な薬剤を使用したり、短時間で済む処置を行なったりすることができます。

また、もし妊娠糖尿病・妊娠高血圧症・貧血・おなかの張り・薬のアレルギーなどで産科の主治医の先生から注意をされていることがあれば、必ず歯科医に教えてください。歯科と産科が連携を取って、治療を進めることができます。もし親知らずの抜歯など大がかりな歯科治療を行うことになった場合は、産科の先生にも伝えましょう。

自治体によっては、妊娠中に無料で歯科健診が受けられるクーポンを配布している場合があります。住んでいる自治体のホームページをぜひ確認してみてください。また、母子手帳には妊娠中の歯の状態を記録できるページがあります。お子さんのためにも、歯科医に記入してもらいましょう。

親の虫歯は子どもの歯に影響する?

親御さんが虫歯だと、お子さんも虫歯になりやすいです。親と同じお箸やスプーンや口移しで食事を与えると虫歯菌がうつってしまうので、お子さん専用の食器を用意しましょう。

お子さんは、3歳くらいで乳歯が生え揃いますが、その時に口の中に虫歯菌が多く常在していると、その後一生涯、虫歯になりやすいお口の環境になってしまいます。お子さんとお箸やスプーンを共有しなくても、会話をすれば唾液の飛沫が飛ぶので、虫歯菌はうつってしまいます。お子さんの歯が生えてからではなく生える前までに、親御さんの虫歯や歯周病はしっかりと治療しておきましょう。

子供の歯を虫歯から守るにはどうすればいい?

親御さんの虫歯を治しておくこと以外に、お子さんの歯が生え始めたら、しっかり歯磨きをするように習慣づけてください。そして、親御さんが仕上げ磨きをしてあげましょう。歯科医院では、歯磨き指導を行っており、正しい仕上げ磨きの仕方もお伝えできるので、ぜひ活用してください。また、お子様に慣れた歯科医師やスタッフが対応する小児歯科で定期的に歯科検診をしておくと、「歯科医院=楽しいところ」という認識になって、虫歯治療の時もスムーズに診察することができます。歯科健診時にフッ素塗布やシーラントを行なっておけば、乳歯や生えたての永久歯の虫歯を予防することができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。一般歯科と小児歯科を両方兼ねているからこそできる、お子様の虫歯予防をご紹介しました。お子様の歯を虫歯から守るためにも、親御さんやご家族の虫歯や歯周病は出産前に治療しておきましょう。そして、お子様が生まれたらお箸やスプーンは共有せず、歯磨きを習慣付けてください。また、定期的に歯科医院で検診を受けましょう。

お子さんのお口の中のお困りごとがある方は、ぜひ小児歯科がある当院までご相談ください。お子さまが大好きなスタッフがお待ちしています。

インビザラインのマウスピースはどうやって外すの?正しい外し方を解説

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

インビザライン矯正は、マウスピースを装着して力を加えることで、徐々に歯を動かす治療法です。マウスピースはポリウレタン製で厚さ0.5mm程度と柔らかく薄いため、付け心地がよいというメリットがあります。

インビザライン矯正のマウスピースは、どなたでも簡単に扱えるようになっていますが、マウスピースをつけるときや外すときには、それぞれ手順があります。雑に取り外すとさまざまなリスクがあるため気をつけなければなりません。

今回は、インビザライン矯正で使用するマウスピースの正しい外し方と付け方について解説します。マウスピースを清潔に保ち、虫歯や歯周病のリスクを軽減するためのお手入れ方法もご紹介しますので、インビザライン矯正を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

インビザラインのマウスピースを正しい方法で外さないと

インビザラインのマウスピースを正しい方法で外さないとどうなるかイメージ

インビザライン矯正のマウスピースを正しい方法で外さないと、どのようなトラブルが起こるのでしょうか。考えられるトラブルを一つひとつ詳しく解説します。

マウスピースが変形する

マウスピースを正しい方法で外さないと、変形する可能性があります。マウスピースが変形すると歯にフィットしなくなる可能性もあるでしょう。

マウスピースが装着できなくなると、作り直しが必要になるケースもあります。マウスピースの作り直しには時間がかかるため、その分治療期間が延びるでしょう。

また、マウスピースが変形すると歯にうまく密着せずに浮くこともあります。マウスピースが浮くと、歯に適切な力を加えることができません。歯が動かなかったり、意図しない方向に力がかかったりして、計画通りに治療が進まないこともあります。

マウスピースが割れる・ヒビが入る

マウスピースを強い力で取り外すと、割れたりヒビが入ったりする可能性があります。ヒビが入ったマウスピースを装着すると口腔内に傷がつく可能性があるので危険です。

そのため、マウスピースの作り直しを余儀なくされることもあるでしょう。スムーズに外れないときでも、大きな力を加えないことが大切なのです。

アタッチメントが外れる

インビザライン矯正では、スムーズに治療を進めるために症例に合わせて歯の表面にアタッチメントという突起物をつけることがあります。強い力でマウスピースを引っ張って外すと、アタッチメントが外れる可能性があります。

アタッチメントが外れると計画通りに治療が進まなくなる可能性があるため、速やかに歯科医院で相談する必要があります。

インビザラインのマウスピースの正しい外し方

マウスピースを外している人

インビザライン矯正をはじめてすぐは、マウスピースをうまく外せない方も少なくありません。はじめは手順を確認しながら、ゆっくりと外しましょう。

まずは奥歯の裏側に指か爪をひっかけます。左右どちらでもかまいません。上顎の場合は下に、下顎の場合は上に力をかけ、ゆっくりとマウスピースを歯から浮かせましょう。

左右のどちらかのマウスピースを浮かせたら、同様の方法で反対側の奥歯のマウスピースも浮かせましょう。両側を浮かせたら、左右を両手で持ち、前歯に向かってゆっくりと外してください。

慣れるまではマウスピースの位置がつかみにくいので、鏡を見ながら外すとよいでしょう。時間がないと、手順を踏まずに一気に外そうと考えるかもしれませんが、必ず手順を飛ばさないようにしてください。前歯から外すのは厳禁で、必ず奥歯から外しましょう。

爪が長い方やネイルをしている方は、アライナーリムーバーを使うとよいでしょう。

インビザラインのマウスピースの正しい付け方

マウスピースの付け方を教わる人

インビザライン矯正のマウスピースをつける際も注意を払う必要があります。まずは、マウスピースの上下を確認します。マウスピースは、両手で持つようにしてください。両手でマウスピースを持ったら、装着する位置を確かめましょう。

マウスピースを付けるときは前歯から装着します。マウスピースを前歯に合わせたら奥歯に向かって装着します。しっかり歯に密着しているかを指で確認し、浮いている場合ははめ込みます。

マウスピースがうまく密着しないからといって歯で強く噛んではいけません。マウスピースを歯で強く噛むと変形・破損する可能性があります。マウスピースが歯列にうまくフィットしない場合には、アライナーチューイーを噛みましょう。

アライナーチューイーとは、マウスピース装着時に使用するシリコン製のチューブです。アライナーチューイーを噛むことで、マウスピースを歯列にしっかりとフィットさせることができます。

インビザラインのマウスピースを外したらお手入れをしよう

マウスピースを清掃している人

インビザラインのマウスピースの1日の装着時間は20~22時間です。つまり、食事と歯磨きのとき以外はマウスピースを装着しているということになります。マウスピースをしっかりお手入れすることは、虫歯や歯周病の予防につながります。

ここでは、マウスピースの基本的なお手入れ方法をご紹介します。

ぬるま湯か水で洗浄する

食事などでマウスピースを取り外したら、再び装着する前に、ぬるま湯か水で軽く洗浄してください。熱湯を使用すると変形する可能性があるため、避けましょう。

指または柔らかい歯ブラシでやさしく磨く

マウスピースを洗うときは指、または柔らかい歯ブラシを使用しましょう。マウスピースに付着した汚れを指で落とし、そのあとに毛先の柔らかい歯ブラシを使用して指では落とせない汚れを取り除きます。

毛が硬い歯ブラシは避けましょう。マウスピースの表面に傷がつく可能性があります。マウスピースに傷がつくと、汚れが付着しやすくなり、虫歯などのトラブルの原因になります。

少なくとも、1日1回は洗浄する

食事を終えたら、マウスピースを再び装着する前に洗いたいものです。

しかし、外食の際などは、それが難しいケースもあるでしょう。マウスピースを取り外すたびに洗浄が難しい場合でも、1日1回は必ず洗浄してください。

マウスピースの洗浄を怠ると、唾液の成分がこびりつき、白くくすむこともあります。また、マウスピース内に細菌が繁殖して、口臭の原因になることもあるでしょう。これらを防ぐためにも、1日1回はマウスピースをしっかり洗浄してください。

マウスピース専用の洗浄剤を使用する

専用の洗浄剤を使用するのもよいでしょう。洗浄剤を使用することで、目には見えない汚れやにおいを除去できます。

マウスピース専用の洗浄剤にはつけ置きタイプや泡・スプレータイプがあります。使用する洗浄剤によってつけ置き時間や使用方法は異なるのでよく確認してください。

なお、洗浄剤はマウスピース専用のものを使用しましょう。入れ歯専用の洗浄剤もありますが、マウスピースの素材を傷める可能性があるため避けてください。

研磨剤入りの歯磨き粉は使用しない

マウスピースを洗う際、研磨剤入りの歯磨き粉は使用しないでください。歯磨き粉を使用すると汚れがよく落ちるのではないかと考える方もいるかもしれません。

しかし、研磨剤入りの歯磨き粉を使用するとマウスピースの表面に傷がつく可能性があります。マウスピースの表面に傷がつくと汚れや細菌が付着しやすくなります。マウスピースの表面を傷つけないように、研磨剤入りの歯磨き粉や重曹で磨くのは避けましょう。

汚れが気になる場合には、マウスピース専用の洗浄剤を使用してください。

まとめ

マウスピースを持っている人

今回は、インビザラインのマウスピースの正しい付け方・外し方について解説しました。

インビザラインのマウスピースをつけることも、取り外すことも、慣れないうちはスムーズにいかないこともあるでしょう。インビザラインのマウスピースを誤った方法で外すと、変形・破損する可能性があります。

マウスピースが変形・破損すると、治療に影響を及ぼす可能性があるため、正しい方法で着脱する必要があるのです。慣れるまでは少し大変ですが、手順通りに着脱しましょう。はじめのうちは、鏡を見て確認しながら行ってください。

マウスピースのお手入れも、計画通りに治療を進めるためには欠かせません。マウスピースを取り外したら流水下で指、または柔らかい歯ブラシで洗ってください。汚れやにおいが気になるときは、マウスピース専用の洗浄剤を使用して、清潔な状態を保ちましょう。

インビザラインを検討されている方は、福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

親から子供へ虫歯はうつる?子供の虫歯予防に本当に大切なこと

こんにちは。福岡県直方市の歯医者・小児歯科・矯正歯科「らいふ歯科クリニック」です。

「子供を虫歯にしたくない」「子供に治療で痛い思いをさせたくない」親御さんは皆さんそう思っていらっしゃいます。では具体的に、お子さんを虫歯にさせないためにはどうしたらいいのでしょうか?どんなことを注意したらいいのでしょうか?
今回は、親から子供へ虫歯はうつるのか?虫歯にならないためにはどうすれば良いのかを解説します。

親から子供へ虫歯はうつる?

結論から先に言うと、親から子供へ虫歯はうつります。産まれてすぐの赤ちゃんの口の中には虫歯菌は存在しません。しかし、両親や祖父母など主には家族によって、赤ちゃんに虫歯菌がうつります。

いつ頃から虫歯菌は感染する?

以前は、生後6ヵ月頃、乳歯が生え始めると虫歯菌の感染が始まるという説が一般的でしたが、最近の研究では生後間もない時期から感染が始まっているという報告もあります。

最も虫歯菌に感染しやすい1歳6ヵ月~2歳6ヵ月までの期間を、歯科では「感染の窓」と呼んでいます。この「感染の窓」が開いている時期に、虫歯菌ができる限り赤ちゃんの口に入らないように防ぐことで、虫歯になりにくい口腔環境を整えることができます。

お口の中の細菌は3歳までに定着します。お子さんの歯の寿命を決めるのは3歳までのお口のケアといえるでしょう。

虫歯をうつさないために気を付けることは?

家族から赤ちゃんへ虫歯をうつさないために、以下のことを気を付けましょう。ただし、歯科医院でできる虫歯予防もあるので、毎日の生活で神経質になりすぎないことも大切です。また、かつては当たり前のことだったり、愛情表現だったりすることが、実は虫歯をうつす原因になっていることが多いです。おじいちゃんおばあちゃんが良かれと思ってやってしまうこともあるので、家族内でしっかりと情報を共有することが大切です。

親と子供で食器を使い回さない

お子さんのお箸やスプーンを用意せずに、親御さんが自分のお箸やスプーンでご飯をあげるのは避けましょう。毎日の食事でその都度お箸やスプーンを持ちかえるのは大変だと思います。しかし、食器を介して虫歯菌がお子さんにうつってしまいます。お子さんには専用の食器を使って、食べさせてあげるようにしましょう。

噛み与え・口移しをしない

固めの食べ物などをお子さんが食べやすいように親御さんが歯で少し噛み砕いてあげるのはやめましょう。食べ物を介して虫歯菌がお子さんにうつってしまいます。口移しも同様の理由で、行うのはやめましょう。

息で熱を冷まさない

熱い食べ物をお子さんに食べさせる前に、つい、フーフーと息を吹きかけて冷ましてあげたくなりますが、これも虫歯がうつってしまう原因です。唾が食べ物に入ってしまい、虫歯の感染に繋がります。息を吹きかける代わりに、手で持てる携帯用の扇風機を使って冷ましてあげることをおすすめします。

キスをしない

つい愛情表現として、したくなってしまいますが、キスも虫歯をうつしてしまう原因です。親御さんだけでなく、家族みんなが控えるように情報を共有しておきましょう。

親が毎日の仕上げ磨きをする

お子さんは、自分だけで十分に歯磨きをすることはできません。力の加減が調整できずゴシゴシ磨いてしまったり、同じところばかり磨いてしまったり、奥歯は届きにくかったりします。親御さんが、仕上げ磨きでお口全体の食べカスをしっかりと取り除いてあげてください。特に、夜ご飯の後の仕上げ磨きが、虫歯を予防するのに効果的です。膝に寝かせての仕上げ磨きは卒業しても、小学生のうちは磨き残しがないかこまめにチェックしてあげることをおすすめします。

砂糖が含まれる飲食物をダラダラ食べない

虫歯菌は食事に含まれる糖分を分解して酸を出すことにより、歯を溶かして虫歯を発生させます。砂糖入りの飲食物を摂取したら、すぐに歯磨きをすることで虫歯が予防できます。何時間もダラダラとなんとなくおやつを摘んだりすることは、虫歯の原因となります。食事やおやつの時間はしっかりと区切りましょう。外出時はすぐに歯磨きはできませんが、口をゆすぐだけでも虫歯を予防する効果があります。

小児歯科でできる虫歯予防は?

ご家庭だけで虫歯予防を行うことは難しいです。歯が痛くなってからではなく虫歯予防のために、小児歯科を活用しましょう。

フッ素塗布をする

歯科医院のフッ素塗布は、市販のフッ素入り歯磨き粉よりずっと高濃度のフッ素で歯をコーティングすることができます。フッ素は歯質を強化して歯の再石灰化を促進するため、虫歯を予防することができます。乳歯や生えたての永久歯は虫歯になりやすいので、フッ素塗布は特におすすめです。フッ素塗布の効果は、約3か月持続すると言われていますので、その期間ごとに歯科検診を受けましょう。

シーラント

奥歯の溝は歯ブラシが届きにくく、食べかすや菌が溜まりやすい場所なので虫歯になりやすくなってしまいます。その溝を埋めて虫歯菌の発生を防ぐ予防歯科メニューがシーラントです。シーラントはだんだん剥がれてきてしまうので、歯科検診の時に歯科医師がチェックして必要があれば再度治療します。

まとめ

子供が虫歯にさせないために、虫歯菌の感染を非常に気にする親御さんが多いです。しかし、感染を完璧に防ぐことは難しいので、神経質になりすぎるのもよくありません。できる範囲で頑張りましょう。

お子さんのお口の中のお困りごとがある方は、ぜひ小児歯科がある当院までご相談ください。お子さまが大好きなスタッフがお待ちしています。

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